意外な男女差、発見。コロナ禍で変化したマッチングアプリ事情

コロナ禍のマッチングアプリ事情を調査


コロナ禍によるおうち生活やリモートワークの影響で、恋愛したいと思っても出会いの機会が少なくなっていますよね。そんな状況から脱出するためにマッチングアプリを利用し始めた人も多いのではないでしょうか? しかし、マッチングアプリで重視すべきことや出会った後の進め方など、悩みは尽きないはず。

そこで今回は、株式会社Parasolが『ゼクシィ縁結び』を利用する未婚男女658人を対象に行ったアンケートを元に「コロナ禍におけるマッチングアプリの利用実態や恋愛・婚活事情」をご紹介します。さっそく見ていきましょう!

利用きっかけNo.1は「出会いが少なくなったから」


まずはじめに「マッチングアプリを始めたきっかけは? 」と聞いてみました。結果はこちら!

マッチングアプリを始めたきっかけは?

男女ともに「コロナで出会いが少なくなったから」が上位にランクイン。女性は「31%」できっかけ1位男性は「19%」で2位という結果になりました。女性は約3人に1人が出会いを求めて利用を始めたことが分かりました。やはり、コロナ禍になり、気軽に多くの人と接する機会が減ったことが関係しているようです。

一方、男性のきっかけを見ていくと「環境が落ち着いたから」「在宅で寂しさを感じたから」など、寂しいを理由とした回答が女性の約2倍となっています。男女で異なる傾向があるのは意外ですね。女性は男性よりもアパレルや美容などの接客業が多いため、オフィスワーカーの比率が高い男性の方がリモートワークになりやすく、在宅勤務の寂しさを感じやすいと言えそうです。

 

「出会いの機会が減った」ことがきっかけという人が最も多かったものの、男性は「寂しさの解消」を目的とする人も多いことが見えてきました。次は、利用期間を見てみましょう。

 

約4人に1人が「1年半以上利用している」


きっかけが分かったところで、次は、現在もマッチングアプリを利用している人に「アプリを始めた時期は? 」と聞いてみました。結果はこちら。

マッチングアプリを始めた時期は?約26%「1年半以上」と回答し最も多い結果に。コロナ前の2019年末から利用している人が多いようです。コロナ禍によって人と直接会うのが難しくなり、婚活が長期しているのではないかとも考えられますね。

一方、「数ヶ月以内」「30日以内」と回答した人も少なからずおり、コロナ禍であってもマッチングアプリの勢いは衰えていないことが分かります。

 

約4人に1人が、1年半以上利用しており、婚活の長期化傾向があるようです。次は、マッチングアプリで重視することを探ってみました。

 

相手探しのポイントは「年齢」と「外見」


長く利用している人も多いことが分かったところで、続いて「マッチングアプリで重視する点は? 」と聞いてみました。結果はこちら!

マッチングアプリで重視する点は?男女ともに1位「年齢」2位「外見」という結果になりました。やはり、結婚を意識していることもあってか、年齢は外せないポイントのようです。そして、まずは外見からという傾向も。直接会うところからではなく、メッセージのやり取りから始まるマッチングアプリならではの特徴とも言えそうです。

一方、男女別に調査すると「年収」「趣味」「結婚の本気度」で大きな差が。女性において「年収」4割以上が重視すると回答したのに対し、男性はたった4%と重視していない結果になりました。また、「趣味」男性が35%女性が21%となり、男性の方が重視する結果に。きっかけで差が出た「寂しさの解消」が関係していそうです。さらに、男性3位「結婚の本気度」という結果も興味深いですね。

 

男女差もあったものの、年齢と外見がマッチングアプリの重視ポイントであるようです。次は、出会ってからの発展について見てみましょう。

 

女性は「コミュニケーション」を重視する傾向が


マッチングアプリでの出会いで重視するポイントが分かったところで、続いて「マッチングアプリで出会った相手と、恋愛に発展させるための決め手は? 」と聞いてみました。結果はこちら!

恋愛に発展させるための決め手は?

男女ともに1位は「結婚の本気度」で、約半数の男女が重視する結果に。結婚への熱を重視する人がこんなにも多いとは…! 生半可な気持ちではなく、マッチングアプリを利用する=結婚を本気で考えているとも言えそうです。

2位以降はこれも男女で差が出ました。女性の2位は「メッセージの言葉遣い」、また、4人に1人が「メッセージの頻度」と回答しています。女性はコロナ禍で直接会えない分、相手とのメッセージ内容(言葉遣いなども含む)・頻度で相性を見極めているようです。

一方、男性の2位は「外見」3位は「年齢」がランクイン。相手探しから継続して、出会った後も年齢と外見を重視する結果となり「相手の内面性」を重要とする女性との差が浮き彫りになりました。男女で「外見・年齢 VS 内面」という構造が生まれているようです。恋愛成就の難しさを感じますね…。

男女差がありつつも、マッチングアプリにおける恋愛・婚活で最も重視する項目は、男女ともに相手探しは見た目と年齢、出会った後は結婚の本気度のようです。次は、デート事情を見てみましょう。

 

初デートは「出会ってから1ヶ月後」が最多


マッチングアプリで恋愛を進展させる決め手は結婚への本気度であることが見えてきました。ということで、進展に重要な初デートのタイミングも気になりますよね。コロナ禍になってからは気軽にデートもしづらくなりましたが、どのように距離を縮めているのでしょうか。そこで、ここでは「マッチングして何日ぐらいで会う? 」と聞いてみました。結果はこちら。

マッチングして何日ぐらいで会う?「1か月以内」約42%で最も多い結果に。これはコロナ禍特有の事情が関係している結果と考えられます。コロナ前は「相手とまずは会ってみよう」と、初デートまでの期間が短い傾向にありました。しかし、コロナ禍で状況は一変。初対面の人と直接会うことのハードルが上がったため「相手に会ってみたいかを真剣に考える」「まずは、オンラインのメッセージで相手のことを知ってから決めてもいいのでは」というような人が増加しました。そのため、1ヶ月という期間でメッセージや電話などを通して相手との仲を深め、お互いを知ってから初デートする人が多くなっていると言えそうです。

 

「本当に会いたい人とだけ会う」というコロナ禍ならではの人間関係が恋愛・婚活にも反映されていることが分かりました。最後は、オンラインデート事情について見てみましょう。

 

首都圏と地方の差が2倍以上…! オンラインデートの実態


コロナ禍では初デートまでの時間が比較的長くなっていることが分かり、直接会うことの壁は高いようです。そこで気になるのは、注目されつつあるオンラインデート。ということで、最後は「オンラインデートの経験はありますか? 」と聞いてみました。結果はこちら!

オンラインデート経験ありの割合都道府県別に調査したところ、東京・埼玉・千葉・神奈川の「首都圏在住者」は、約27%がオンラインデートの経験者であることが判明。一方、「地方在住者」で経験がある人は約10%と、2倍以上の差がありました。

居住地によってこんなにも差があるとは驚き…! これもコロナが大きく影響していると言えそうです。地方に比べ首都圏はコロナが猛威を振るい、仕事もリモートワークやオンライン会議を実施する機会が当たり前のようになってきました。恋愛におけるオンラインデートに対しても、PCやインターネットなどの環境面の充実、また、オンラインツールの使いこなしに慣れていることなどもあり、比較的抵抗なく受け入れることができているのではないかと考えられます。

 

以上「コロナ禍におけるマッチングアプリの利用実態や恋愛・婚活事情」を紹介しました。やはりコロナ禍になり、出会いが少なくなったことを理由に利用し始めた人が多いようです。相手を選ぶ上で重視するポイントは「年齢」「外見」「結婚への本気度」の3つと分かりましたが、男女で意外な差もあり興味深かったですね。年々、マッチングアプリに対しての抵抗がなくなってきています。オンライン○○が普及した今、アプリも恋が始まるきっかけの1つとして浸透しそうです♡(澤夏花)

 

情報提供元/株式会社Parasol