年下にメロメロになっても、いいですか|彼氏なし歴4年の26歳・ルーシーの婚活日記vol.19

リアルライフでも胸の高鳴りが来た

結婚したいクセに結婚できないヤツのお手本のようなライフスタイルを謳歌する私に、年下L君との出会いは唐突にやってきました。それは恵比寿に住む先輩カップルの家で、飲んでいたときの話。L君は大学ゴルフ部の先輩に呼ばれて、仕事終わりに遅れて登場しました。

ルーシーの1歳下で、某代理店の営業マン顔立ちは切れ長の奥二重で微韓国風、体型はすらっとした細身タイプです。そんなL君にキュンとしたエピソードを順を追って説明します。

仕事の話しかしない

初対面の席で小難しい仕事の話ばっかりしてくる男性ってなんか……大好物です。国民の三大義務は教育、勤労、納税。仕事の話をして何が悪いんでしょうか。

L君は、口を開けば仕事の話がとめどなく。浮いた話はひとつも出てきませんでした。もしもL君と合コンで出会ってたら「キャリ男」ってあだ名つけて、解散後すぐ個人LINEで食事の誘いをしますよ。

高貴な家柄の次男なのに

学生のときから”ゴルフ”をさせてもらえるなんてタダモノではないと感じてはいたものの、L君は関東のハイクラスな家柄の出でした。お父様は関東近郊に不動産を多数所有する資産家。それなのにL君は「いや、でも兄がいるんで。僕関係ないっすよ~。自力で這い上がらないと」とハングリー精神がむき出し。素敵やん、次男。

「ホテル、とりました」

夜も更ける頃、そろそろ帰ろうかとルーシーとL君は先輩カップルの家を出たのですが、終電はとっくに過ぎていました。先輩の家から電車で1時間半ほどのところに住むL君は「タク代のが高くつくんで、ビジネスホテル取りました」とこなれた様子で。20代くらいだと“家行っていい?”だとか“朝までカラオケできるとこあるから”だとか、生々しい提案をする野生味溢れる人も多いのに…。

「タク代、僕が出すんで」

恵比寿に土地勘のなさそうなL君を、ルーシーはホテル前までお送りすることに。無事到着すると「家までコレで帰ってください」とL君は財布から1万円をひらり。ホテルにGoToWith、ましてや添い寝すらしてくれない女のために、タクシー代1万円渡せますか?フツーの25歳が。さすがに申し訳ないから「いいから、いいから。自分で出すよ」と断ったら、タクシーをみずから停めに行って「〇〇(ルーシーの最寄り)まで、コレで」と運転手さんに渡していました。いや、なんなんL君、カッコいいかよ。