服と環境について考える。私にもできる「サステナブル」ってどんなこと?

「サステナブル」って聞くけど…何をすればいいんだろう?

「サステナブル」という言葉をよく耳にするようになってきましたが、何か身の回りで環境を意識していることはありますか??今回はクロス・マーケティングによる、全国20歳~69歳の男女を対象に衣類のサステナブルについて意識していることや、実行していることを調査したアンケート結果を元に調べていきます。いつでも簡単に手に入る衣類に関してどのような取り組みをしているのでしょうか??

約4割の人が衣類を買うときに長期間使える品質か意識!

衣類のサステナブルに関して意識や行動を調査したところ、「長期間使える品質か考えながら買う」という声が最も多く38%に。次いで「リサイクルショップへ売る」「家族や知り合いに譲る」といったリユースに関する意識が高いことがわかりました。一方素材に関連する項目は10%未満となり、「素材」を意識した行動は少しハードルが高いことがわかります。

最近はフリマアプリの普及や、リサイクルショップも多数展開され、「着なくなった服を捨てずに売る」という動きが見られる気がします。さらに、買う時から長期間使えるか考えることで、服の衝動買いや「そんなに着なかったけどもういらない」という無駄を防ぎ、お金の無駄使いも防げるかもしれませんね。

男性より女性の方が「サステナブル」に関心アリ!

衣類のサステナブルに関して“もっとこうなってほしいこと”では「サステナブルで実用性のある製品が出てほしい」(19.3%)がトップ、「サステナブル製品かどうかがわかりやすくなってほしい」(18.4%)という意見が続きました。<図3>

男女別にみても男性よりも女性の方が衣類のサステナブルに対する関心が高いことがわかりますね。

「どのような服がサステナブルなの?」「取り入れ方が分からない」という声も。

衣類のサステナブルを取り入れる際の阻害要因(自由記述式)の調査では、「サステナブルをよく理解できていない」「サステナブルな衣類の区別がつかない」「取り入れ方が分からない」「身近にない、身近に感じない」「値段が高い」などがあげられました。<図4>

頭では分かっていても「実際どのように取り入れれば良いか分からない」という人も多いのではないでしょうか。まずは、購入時に本当に必要かどうかを考え、「無駄な購入を防ぐこと」、そして「着なくなった服は売る・譲る」といった行動が取り入れやすい「サステナブル」かもしれません。

最近は店内に服のリサイクルBOXを配置しているお店や、環境に配慮した素材で作った衣類を販売しているケースも見られます。そのようなお店の取り組みに注目してみると、身近な「サステナブル」を見つけられるかもしれませんね。(広川さき)

情報提供元/クロス・マーケティング