松坂桃李「僕の大好きな彼女は今、中年のおじさんの中にいます」衝撃の入れ替わりラブコメに挑戦

松坂桃李さんが、4月スタートの金曜ナイトドラマ『あのときキスしておけば』(テレビ朝日系・毎週金曜23時15分 ※一部地域をのぞく)で主演を務めることが明らかになりました。衝撃の“入れ替わり”ラブコメディで、松坂さんがこの春、キャリア史上“最ポンコツ”なキャラクターに。また、ヒロインは麻生久美子さんと井浦新(?)が務めます! 

(C)テレビ朝日

映画『孤狼の血』での暴力犯捜査係の若き刑事から、『娼年』での会員制ボーイズクラブの娼夫、そして日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得した『新聞記者』での内閣情報調査室の官僚まで、骨太な男からセクシーで謎めいた男まで、その確かな演技力で幅広い役柄を演じ分けてきた松坂さんが演じる桃地のぞむは、とにかくポンコツで何かと不運な32歳独身男性。勤務先のスーパーでも失敗ばかりで、出世願望も恋愛願望も特になし。唯一の趣味は、家にこもって大好きな漫画を読むことでした。

ある日、そんな桃地がスーパーのレジでクレーマーに絡まれていたところを助けてくれたのが、大好きな漫画『SEIKAの空』の作者・蟹釜ジョーこと唯月巴。男性だと思っていた作者が実は女性で、しかもなんだか気に入られてしまったようで、いつの間にか家政夫のような使用人のような立場の高額なアルバイトまで依頼され、なんやかんやとしているうちに友だち以上恋人未満ないい感じの関係に…。

押し倒されてキスされそうになったのをやんわり拒否したらキレられ、でも沖縄旅行には誘ってくれたので同行することに――と幸せの階段を一気に駆け上がり始めたかのように見えた桃地を待ち受けていたのは、突然の唯月の死…! 

悲しみに暮れる桃地の前に、ひとりの見知らぬおっさんが現れ、言うのでした―――「モモチ、私が巴なの」。

最愛の人を失った上に、見知らぬおっさんにわけのわからないことを言われてしまった桃地を次々と襲う奇想天外な出来事。桃地×大好きな彼女or見知らぬ中年のおじさん――衝撃の“入れ替わり”ラブコメディになります。

松坂さんにとっても念願のラブコメだという今作。大好きな彼女のためならば掃除、洗濯、料理となんでもやっちゃうけど、自分の意見も言えない、困っている人を助けることもできないし、全然頼りにならない…。そんな愛すべきダメ男・桃地を、松坂さんがどのように演じるのか、松坂さん自身にとっても久々となるゴリゴリ恋愛モノに期待が高まります!

松坂さんが恋するヒロインは麻生さん…と思いきや、ヒロインは井浦さん!?

主人公とヒロインが入れ替わってしまうという“入れ替わり”モノは数あれど、主人公が恋するヒロインの中身が見知らぬおじさんのところに行ってしまうという作品は前代未聞!? そんな入れ替わってしまう2人を演じるのが、麻生さんと井浦新さん。数々の作品で独創的なキャラクターを演じてきた2人が、松坂さんとの一風変わった“ラブ線”を描き出します。

麻生さんが演じるのは人気漫画『SEIKAの空』の作者・唯月巴。“蟹釜ジョー”という名前で執筆活動をしている大ヒット作家で、超お金持ち。そんなセレブな唯月が桃地と出会い、接していくうちに少しずつその価値観を変えていきます。しかし桃地への思いに気づいた矢先、事故で帰らぬ人になってしまうことに…。しかも見知らぬおっさんの中に魂だけ入ってしまったことがわかり…?

誰もが憧れる超セレブ生活を送りながらも、人には言えないような秘めた一面を持つ唯月を、自然体の色気と確かな演技力に定評のある麻生さんが魅力たっぷりに演じます。

一方、そんな唯月の魂が乗り移ってしまう“中年のおじさん”を演じるのが井浦さん。名前は田中マサオといい、桃地が働くスーパーにも出入りする清掃業者の清掃員です。しかし不慮の事故で唯月の魂が体に乗り移ってしまい、姿カタチはおじさん(=マサオ)でも中身は女性(=唯月)として生きていくことに。物語が進むにつれ、マサオの正体もわかっていくことになります。

今作では“田中マサオ”としてだけでなく、“唯月巴”としての芝居も注目を集めることになる井浦さん。ドラマ『アンナチュラル』や『殺意の道程』、そして『にじいろカルテ』での好演も記憶に新しい井浦さんが『あのときキスしておけば』で、また新たな境地を開きます。

脚本は恋愛ドラマの名手・大石静さん

今作の脚本を手掛けるのは、恋愛ドラマの名手として知られる脚本家の大石静さん。『大恋愛~僕を忘れる君と』『セカンドバージン』『恋する母たち』『セカンド・ラブ』といった、数々の恋愛ドラマを世に送り出してきた大石さんが、またまた完全オリジナル作を誕生させます。

前代未聞の“入れ替わり”ラブコメディを前に、「頭をひねってストーリーを膨らませた」と大石さん。「連続ドラマの醍醐味である“先の展開への期待”“来週どうなる”感は、持てる能力と情熱の限りを尽くして考えました!」と話すように、大石さん渾身のストーリー展開からは毎週目が離せなくなること間違いなしです!

松坂さんから届いたコメントを紹介します!

●松坂桃李さん(桃地のぞむ役)

台本を読んだ時、これは新しいジャンルの作品だ。予測のつかない面白さが生まれる気がしました。正直、一体どういうことなんだろう?と何度も読み返しては読み進める、そんな本でした。

麻生さんとは大河ドラマ以来の共演ですが、コミカルなお芝居もシリアスなお芝居も魅力的に演じ分ける方なので、この作品においても信頼できるヒロインになって下さると思っています。井浦さんとは初共演なので未知数です。これまで様々な作品で目にしてきた井浦さんとも違う新たな井浦さんのアプローチが見られそうで、今からどう立ち向かおうかと試行錯誤しています。

誰しも人生で一度は「あの時、こうしておけばよかった」と思う瞬間を経験しているのではないでしょうか。そんな瞬間を柔らかくポップに皆様にお届けできるように作り上げていきたいです。そして、井浦さん演じる田中マサオと麻生さん演じる唯月巴を桃地として全力で愛していけたらと思っています。

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