すれ違ったときにふんわりいい匂いが香る人って素敵ですよね。香水は付け方ひとつで香りの広がり方が違うもの。つけすぎは厳禁ですが、ちょうどいい量や、香水をつけるベストな場所を知らないという方も多いはず。そこで今回は、香水の付け方で覚えておきたいポイントをご紹介します。
Contents
覚えておきたい!香水の正しい付け方
香水をたくさん付けすぎると、周囲に迷惑をかけていることがあります。他人を不快にさせない香水の付け方を今一度確認してみましょう!
まず、香水を洋服につけるのはおすすめしません。それは、香水の成分によっては洋服にシミができてしまう可能性があるからです。
香水を付けるのにベストな場所は、耳の後ろやうなじといった太い血管がある場所です。付けた香水が太い血管を通じてほどよく温められれば香りやすくなります。また、手首に付けたあとこする人が多くいますがこの動作はあまりよくありません。こすってしまうと摩擦が生じせっかくの良い香りが飛んでしまいます。手首に香水を付けるなら、少量を乗せる程度で十分です。
香水を付けすぎた場合はシャワーなどで洗い流すのがベスト。しかし、お出かけ前などではシャワーで流すことは難しいですよね。その場合は、無水アルコールやエタノールで拭き取るのがおすすめです。外出先などでは、ウェットティッシュで軽く抑えるだけでも応急処置として活用できますよ!
ミスディオール生みの親が教える付け方のコツ
ディオールパフューマークリエイターのフランソワ・ドゥマシー氏に、さりげなく香りを楽しむコツを教えていただきました。
おすすめのつけ方は、直接肌に振りかけるのではなく、ミストのように空中に漂わせ髪にのせること。実は、香りの素になっている分子や香料は、油分に定着しやすいので、皮膚よりも油分を含んでいる髪にまとわせるのが効果的なんです。ウール素材などの衣類の内側でもいいけど、髪なら揺れるたびにふわっと香る。ハグしたときも優しく香り立ち、好印象ではないかな?
香りのタイプ別マップで恋の後押しを
他人の匂いに安心したり逆に不快に感じたりするように、人は本能的に匂いで人を判断しています。もしかしたら選ぶ香水で、意中の人との恋を後押ししてくれるかも!? そこで、香りのタイプ別のマッピングを紹介します。
【女性向け】甘く、魅惑的な香りで女性らしさがアピールできる。
「イランイラン」:性衝動を引き起こすホルモン「テストステロン」に似た物質が含まれる。粘りのある甘い情熱的な香りは興奮や陶酔を誘う。
「ジャスミン」:エキゾチックでゴージャスな香りで陶酔感や幸福感を得られるとされる。
「シナモン」:スパイシーな香りで、スパイスとして混ぜると、性的なアピールができる。はまる人にはたまらない香り。
「バニラ」:砂糖のように甘い、グルマン系と呼ばれる香りの代表。甘い香りが安心感を与える。
「ミュゲ(すずらん)」:すずらんから取れる。清楚で気品にみちた、ホワイトフローラルの代表格。華やかですっきりとした香り。
【男性向け】さわやかで理性が感じられる匂い。頼もしさがアピールできる。
「ネロリ」:ミカン類からとれる高価な香料。誘惑的な、濃くて強い情熱的で厚みのある香りを放つ。
「ブラックペッパー」:香辛料としての側面が有名だが、スパイシーで強い刺激が男女をその気にさせると言われる。
「パチュチ」:シソ科の植物からとれる、クセのある 静かなイメージの香りで、人によっては好き嫌いがある。
「カシス」:フルーティな甘さと、バラのような魅惑的な香りが特徴。清涼感のある人から好かれやすい香り。
「ビターオレンジ」:深みのある甘さの中にオレンジ独特の苦みがある大人の香り。抑うつ効果があるとされる。
【セクシー】匂いが強めで、刺激がある。
「サンダルウッド」:日本では白檀(ビャクダン)と呼ばれる香木からとれる。悩ましい芳香に催淫効果があるとされ、セクシーな香りが心を開放し性的欲求が刺激される。
「ゼラニウム」:新鮮なグリーンと甘いフローラルが混ざったような香り。ゲラニオールが含まれており、幸福感と媚薬の効果がある。ヨーロッパでは玄関に厄除けで飾られることも。
「ムスク」:ジャコウジカの香嚢という器官からとれる香り。フェロモン香水とも呼ばれ、官能的な甘い香りがセクシーだと感じる人が多い。※現在は合成香料を使用
【リラックス】匂いがそこまで強くなく、落ち着ける。
「ローズ」:バラの香り。幸福感と媚薬の効果がある、ゲラニオールという成分が含まれている。女性ホルモンを調整しアンチエイジングの効果もあるとされる。
「レモン」:フレッシュではじけるような、爽快感のある香りが気分をリフレッシュさせてくれる。
「ラベンダー」:シソ科の植物でハーブの一種。フローラルで清潔感を感じる香りにはリラックス効果があるとされる。
香水は憧れている人が使っている物を自分も身につけることで、理想の自分に近づくことができるアイテムですが、今後は好きな人のためにまとう香りを選んでみるのもいいかも!
男子受けを狙うなら「ふわっと香る」を意識
強い香水の匂いを苦手とする男性も多いので、男ウケを狙うなら「ふわっと香る」くらいがベスト。風にのって香るシャンプーの匂いや、柔軟剤などの控えめな香りも人気です。香りのテイストでは、甘さのあるフローラル系や爽やかな柑橘系が男ウケを狙える定番。
ちなみに、男性の人気が高い香りがこちら
1位:石鹸・シャンプーの香り(46.4%)
2位:無臭(11.8%)
3位:フローラルの香り(11.5%)
4位:柑橘系の香り(9.8%)
5位:爽やかなグリーン系の香り(5.8%)
1位は断トツで石鹸・シャンプーの香りでした。石鹸の香りって清潔感があるし、嫌な人はほぼいないですよね。次いで2位がまさかの無臭! 女性らしいフローラルの香りよりもわずかに人気がありました。
香りは好印象にも悪印象にもなりやすいとなると、「自分の香り、大丈夫かな?」って気になりますよね。そんなときは、香水をつける場所を変えてみるのもおすすめです。つける場所としては、首や耳の後ろ、手首などが一般的ですが、控えめに香らせたいときは、足首や太ももの内側など下半身につけます。香りは上へ上っていくので、ふわっとやわらかな香りを楽しめますよ。
プレゼントにも♡女性におすすめな新作香水
ジルスチュアート ブリリアントジュエル シアー オードトワレ
ジルスチュアートのベストセラー、纏った人の輝きを最大限に引き出す香り「ブリリアントジュエル」シリーズの2022年夏の新作。早朝の空を彩るピンクのグラデーション「ヴィーナスベルト」と呼ばれる瞬間をイメージした香り。みずみずしい果実と優美な草花を感じさせるフレッシュフルーティフローラルブーケ調です。
イヴ・サンローラン モン パリ リュミエールオーデトワレ
YSL人気No.1フレグランスシリーズ「モン パリ」の2022年夏の新作。くらくらとめまいがするほど魅惑的なシグネチャーノートに、朝陽がきらめく水面に浮かぶホワイトロータスと、エレガントなローズアブソリュートを溶け込ませました。みずみずしく、澄んだ透明感が際立つアクアティック フローラル シプレー調です。
クリスチャン ルブタン ルビマール オードゥパルファン
海の底をイメージした「ルビマール オードゥ パルファン」の2022年夏の新作。ボトルは「ウニ」をイメージしたスパイクの装飾を施したキャップに、ルブタンのアイコンであるスティレットヒールをモチーフにしたのアンカー(錨)をあしらいました。赤のイメージが強いルブタンですが、やさしいピンク色が印象的。キラキラと舞い上がる水しぶきを思わせる、ソルティーなノートにフローラルシトラスが漂う香り。
ゲラン アクア アレゴリア
“自然の美しさ”にインスピレーションを受けた、「ゲラン」のアクア アレゴリアコレクションが2022年春にリニューアル! サスティナブルなボトルパッケージ、そして成分を新たにリニューアル。ナチュラルな成分だからこそ実現したフレッシュな香りは、ボディだけでなくバスルームやリビングなど、空間に纏うのもオススメです。「ネロリアベチパー」の香りが加わり、全12種類のラインナップに。
イッセイミヤケ ロードゥ イッセイ オー&マグノリア オードトワレ インテンス
いつまでも見ていたい白昼夢のような魅惑の香り♡ トップはベルガモット、ネロリのジューシーな香りから、マグノリアとローズの華やかなブーケへ。ベースのサンダルウッドとムスクの優しい香りが包み込むようにやさしく肌の上に残ります。繊細ながらもパワフルさを感じさせる情熱的な香り。
ナルシソ ロドリゲス フォーハー ムスクノアール ローズ オードパルファム
上質なムスクの香りで一躍人気者となった、ナルシソ ロドリゲスを象徴するフレグランス「フォーハー」コレクションの2022年春の新作。ブランドのシグネチャーであるムスクの香りに、濃密なチュベローズにバニラ、プラムの良い香りが溶け合った、繊細で官能的な香りへと昇華しました。
ジバンシイ イレジスティブル オーデトワレ フレッシュ
すべての人を振り向かせてしまう香りとして2020年に登場したジバンシイの「イレジスティブル オーデパルファム」の2022年春の新作。ローズとブロンドウッドの甘美な香りに、スパイシーなアクセントを添えています。
メンズライクで彼とのシェアもOKな香水
FIVEISM × THREE タッチング フロム ア ディスタンス インビジブルエミネンス
性差・年齢を超えてLimitlessなスタイルを提案する新しい時代のコスメブランド「FIVEISM × THREE」の2022年新作フレグランス。香りによって自分の内側を見つめ、目には見えない、本当の自分らしさを見つけ出せるきっかけになって欲しいという想いが込められています。メランコリックなムスクがしなやかに寄り添う、温かみのあるディバイン・スモーキーな香り。
Maison Margiela マルジェラ レプリカ オードトワレ ジャズクラブ
マルジェラのフレグランスシリーズは、男女問わないユニセックスな香りが大人気♡ “ニューヨークのジャズクラブの店内をイメージした香り”というコンセプトも素敵で、ネーミングの通り歴史のあるジャズクラブを彷彿とさせるウッディな香りと、ラム酒やほろ苦いシガーの香り。ほんのりバニラのような甘さもあって、まさにクセになる香りです。
ブルー ドゥ シャネル パルファム
自由に生きる男性のためのフレグランスとして誕生した「ブルー ドゥ シャネル」の携帯用フレグランス。爽やかさと気品が溶け合う、魅惑的な香り。メンズフレグランスではありますが、もちろん女性がまとっても◎。ドキッとさせてくれるような魅力を引き出してくれます。
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