「もはや店?」ってくらいSABONの最高に大好きな匂いのアイテムを集めたら、いいことあった話

毎年薄々気づいていたんですが、冬になると体調不良になりやすくなるんです。
なんとなく「まぁ冬だから…」でだましだましやってきましたが、あまりにやるべきことが終わらなかったり、部屋が片付けられなかったり、そしてそんな散らかった部屋にますます気力を奪われたりという悪循環が何度も何度も発生していました。

「いいかげん、この年になって自己管理ができないのは相当ヤバい」と思い、自分がどんなときに調子が良くなって、どんなときに調子が悪くなるのか改めて自己分析をするために、3年日記をスタートしました。

3年日記にした理由は、毎年同じようなことがどのくらい発生するかを確認するためと、「自由なノートに自由に書いていいだと絶対書かなくなるので、ある程度枠が決まっていたほうが書く」という自分の性質を知っていたからです。今のところ、1ヶ月以上続いています。

 


見返すと、ときにはこんな「やる気が出ない」しか書いていない日もありますが(あまりにやる気がなさすぎる)、それでも「やる気が出ないこと」をとりあえず記録して、その前後に何があったのか、何食べていたのか、などなどを1週間経ったら見直してまとめていました。日記に書くために、自分の調子の上がり下がりとその理由をものすごく観察するようになった…というのが、変化のきざしです。

(ここまでSABONまったく関係なしですが、もう少ししたら出てきます)


【気づき1】私の体調不良、お風呂浸かるとだいたい治る説

自分の観察を続けていると、途中で、「そんな簡単なことで問題解決するの?」という、あまりに単純すぎる自分の法則を発見しました。
「私の不調、お風呂浸かるとだいたい和らぐのでは?」説です。
もちろん私の家のお風呂は、温泉でもなんでもない、特に広いわけでもない本当に普通のお風呂。強いて言えば北側に面したくもりガラスの窓があるので、昼間に入ると自然光が入ってきて気分がいいくらい。でも、お風呂に浸かるとだいたいの不調が治る。そしてついでに気づいたのは、気分が落ちているときは、だいたい体が冷えている。
というわけで、家で仕事をしているとき、「なんか今日調子悪いな〜、気分落ちてるな〜、効率悪いな〜」などと思ったら、すかさずお風呂のスイッチを押して沸かしておき、お昼休憩くらいのタイミングで20分くらい浸かると、あら不思議。なぜかだいたい元気になるし、さっきいくらやっても終わらなかったことがサクサクと終わる。

で、ここからSABONの話です。

お風呂が思ったより自分のご機嫌スポットだとわかったので、それならさらにご機嫌度を上げるべく、好きな匂いの入浴剤を探す旅に出かけました。バニラとかミルクとか、それ系の甘い匂いが大好きな私。ふと、以前スクラブを使っていたときに「あの匂いは本当に好きだったなぁ」と思ったSABONの存在を思い出し、「SABONって入浴剤あるのかなぁ?」と調べたら、ありました。バス用ミネラルパウダー、2530円。いつも使っている入浴剤よりお高いけど、自分の調子を上げてくれる確率がかなり高いのが分析によりわかっているので、アリです。

というわけで即買いました。「THE SABONの香りです!」のパチュリ・ラベンダー・バニラが好きすぎるので絶対これ。

その日の夜にお風呂に入れてみると、大好きな香りがふわぁっとお風呂じゅうに広がって、本当に幸せな気分に。お風呂からあがってからもほんのり香りが続いている気がして、めちゃくちゃ気分が良い。「お風呂がご機嫌スポット」である上に「SABONのこの香りは絶対ご機嫌になる」という、ご機嫌の2乗。最高!

(とはいえ毎日100%SABONだとちょっとお高いので、無印良品のミルクの匂いの入浴剤も併用しています。無印もお手頃な値段なのにいい匂いで大好き。5回くらいリピ買いしています)

 

【気づき2】シャワーオイルを併用するとさらに気分が爆上がりする

さて。SABONを買うとだいたいサンプルを入れてくれるのですが、同じ大好きな香りのシャワーオイル(要するにボディソープ)も入れてくれていました。初日はこれをお風呂に持ち込むのを忘れたので2日めから使い始めたのですが、まず体を洗っているときにめちゃくちゃいい匂いがする上に、体のしっとりすべすべ感が増した気がする上に、お風呂あがりに香りの残り具合がかなり強まる。

「え、最高じゃないか?」と、シャワーオイル買い足し決定。

サンプルでまんまとハマって買うという戦略に完全に乗りました。3,740円。私が買ったボディソープの中で一番高いです。でも、3か月くらいもつらしいので、90日で割って1回40円くらいだとするとかなりコスパはいい気がします。1回40円でこれより機嫌が良くなるもの、あんまりない。

使っているうちに「ハンドソープもこの匂いだったら、外出して帰ってくるたびにさらにご機嫌になれるのでは…?」とふと気づく。

\沼だ!/

というわけで、1週間後くらいにSABONに買いに行ったら、気づけばこんなことに。

店? そして、入浴剤の減り具合よ。

もともと持っていた入浴剤とシャワーオイルに加えて、

・ハンドソープ(予定通り購入)
・ボディローションチューブ(要するにボディクリーム。店で試したら欲しくなって購入)
・ヘアミスト(パチュリ・ラベンダー・バニラの香りは普段はなくて限定品ですと言われまんまと購入)
・ハンドクリーム(以上を全部買ったら誕生月クーポンでもらった。ラッキー)

一応他の匂いも試してみるものの、パチュリ・ラベンダー・バニラの香りが好きすぎるので結局ここに落ち着く。全部この匂い。

最高!

【気づき3】毎日の中にご機嫌スポットが大量にあると、ずっと気分がいい!

6つも同じ匂いのアイテムを持って、ちょこちょこ毎日いろんなところで使っていると、自分からずっと大好きな匂いがするようになります。もはや手から常にSABONの匂いがします。私という存在がSABONと言っても過言ではない(過言です)。
私の場合匂いがもたらす効果が人より高い可能性もありますが、これが精神衛生にもたらす効果が絶大でした。

気分が良いといろいろなことにやる気が出て、いつもより短時間でやるべきことが終わる、ちょっと気持ちに余裕ができる、後回しにしがちな掃除などのやる気が出る。で、それらがさらに相乗作用を生んで、さらに気分が良くなる…の繰り返しです。

そして「面倒だったこと」が一気に「楽しみ」にひっくり返っていったのも猛烈なパワーがありました。最高に好きな匂いのボディクリームを持っていると、今まで「やったほうがいいとわかってはいるけど、ちょっと面倒だなと後回しにしていた」セルフマッサージの時間が、むしろ「積極的に毎晩やりたくなる毎日の楽しみ」に変わる。お掃除の後に最高に好きな匂いのハンドソープで手を洗うと決めたら、ついでにお掃除の時間が楽しくなる。朝に「いまいち仕事のやる気が出ないな〜」と思った日は、ハンドクリームを使って入念に手〜腕のマッサージをしてみているうちに、突然やる気スイッチが入る。などなど。時間がない日はヘアミストをシュッ!とすればそれだけで気分が良くなる。

SABON、すごい。この匂いを開発してくれた方、ありがとうございます。

日記などに書いて分析して、自分のご機嫌ポイントを知って、それをひたすら満たしてご自愛してあげることは、忙しいとついつい後回しにしてしまいがちなことでした。でも、気分や体調が良いか悪いかで、本当にあらゆることの効率が変わる。こまごまと日常に組み込める「自分をご機嫌にすること」があればあるほど、気分がいい時間が増えて、パワーの総量やできることの量、毎日の充実度合いが本当に変わる…というのを実感しました。

ちなみにいちばん不調のときは1日2〜3回お風呂に浸かって自分を復活させていましたが、最近は機嫌が良くて血流がいいのかなんなのか、お風呂に浸かるのは1日1回夜だけでOKなくらい、そもそも「不調になること」が減ってきています。

私の場合「ハマると一気に買う」という性質があるのでこんな「店?」のような品揃えになってしまいましたが、きっとひとつでもいい。ハンドクリームひとつでもいいから「妥協ゼロ、最高に好き!」と思えるご機嫌装置のようなものがあると、そこを起点に毎日はいい方向に向かっていく…なんて、部屋の至るところにあるSABONアイテムを見ながら思うのでした。

今日もいい気分をありがとう!

 

構成/後藤香織