なかなか人に会えないときでも、存在感を持続する心理テクニック

なかなか人に会えないときでも、存在感を持続するテクニック

人と人の直接の接触が少なくなりつつある昨今、公私ともにデジタルな関りが増えつつありますよね。実際に会うと迫力のある人も、SNSやzoomなどでは何だかインパクトがなく感じることも。でも、久しぶりに対面するとやはり存在感があると感じるのはなぜなのでしょうか? 今回は、「なかなか人に会えないときでも、存在感を持続するテクニック」をご紹介いたします。

■頼らせる・甘えさせるのが上手い

存在感を持続できる人は、世話好きであることがまず挙げられます。普段から人にとって頼れる存在でいたいと思い、努力をしていることが多いと言えます。人から頼れる存在にある人は、何でも一度は受け入れて自分にできることを日々きちんと実行する人が多いはず。そしてそんな印象を持たれれば、何かあったときにあの人に相談すれば大丈夫という安心感を抱いてくれます。この心理的安心感が、存在感につながるのです。周囲のイメージが定着すれば、キャラクター付けがなされて、会っていないときでも存在感を持続することができるでしょう。

■余裕があって自己主張が適切

定期的に会っていなくても、自己主張をすることは可能ですよね。この自己主張が上手にできる人は、存在感が際立ち周囲もその立ち位置に納得しやすいでしょう。主張に賛同してくれる人が多ければ多いほど、心理的なバイアスがかかり存在感が増していきます。自己中心的なコミュニケーションでなく、相手がどう思うのかに配慮できれば自然と存在感は高まります。受け入れてもらえたと多くの人に感じさせることができれば、SNSの世界でもリアルでも一目置かれる存在になるでしょう。

■言動と行動がしっかり一致している

説得力のある人の多くは、発言と行動が一致しており態度がブレません。認知的不協和を自ら解消しているのです。これは存在感のある人がもつ大きな特徴のひとつです。言っていることとやっていることが違っていれば、周りの人たちからの信頼を得ることはできません。周囲から軽んじて見られてしまいます。そのため、いつ会っても存在感がある人は、常に言行一致を意識しています。あいまいな態度や言動をせず、潔い姿勢を示すことで説得力とカリスマ性を感じさせるはずです。

■自分に自信がある

存在感がある人の条件に最も挙げられるもの、それは自信です。いつ会っても存在感がある人は、自分に自信があり誰に対しても堂々とした態度で接しています。いい意味での自尊感情を持っているため、どんな場面でもおどおどすることなく対応できます。そのため周囲に魅力的に映るのです。そんな人は当然のことながら説得力のある話し方ができます。誰もが認めざるをえない状況になっていくと言えるのです。たとえ空元気でも堂々としていれば、会えなくてもその気迫は伝わるものなのです。

 

存在感があるとは、つまりオーラがあると形容することも可能です。そんなオーラのある人がその場にいると、何もしなくても人目を惹いてしまいます。そして、そうした人の話には自然と耳を傾けてしまうもの。ちょっぴり羨ましいですよね。でも、もしもあなたに存在感がないと感じていても、存在感を出す方法があります。それは存在感がある人の行動をマネすること。そうすれば存在感が際立ち華のある存在になれます。そしてそれを習慣化すれば、あなたも自然と存在感をかもし出すことが可能になるのです。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。