正直いつですか?「仕事って楽しい!」と思う瞬間ランキング1位は…

みんなの仕事満足度を大調査!気になるその結果は…?


仕事をするのは、お金のため? それとも楽しいから?

1日の大半を費やす「仕事」だから、やっぱり楽しいのが理想ではありますが…実際のところはどう思っている方が多いのでしょうか。

そこで今回は、株式会社ビズヒッツによる働く男女500人を対象に行われた「仕事が楽しいと思う瞬間に関する意識調査」についての調査結果をご紹介します!

■仕事は楽しいですか?


とても楽しい……9.8%

どちらかといえば楽しい……51.4%

どちらかといえば楽しくない……28.0%

まったく楽しくない……10.8%

最も多かったのが、51.4%で「どちらかといえば楽しい」であり、「とても楽しい」と合わせておよそ6割の方が楽しいと感じているようです。この結果は、「仕事がやりたかったことであるかどうか」とどの程度関係性があるのでしょうか。次の調査結果を見てみましょう。

■あなたはやりたかった仕事に就いていますか?


YES……53.0%

NO……47.0%

働きたい仕事に就いている人の方がわずかに多いという結果になりました。この回答の詳細を表したのが下の図です。

図のように、やりたかった仕事をしている人は、そうではない人と比べて「仕事が楽しい」と思う割合が2倍にのぼることがわかりました。望んでいた仕事に就くことと、仕事の楽しさには深い関係があるようです。もともとやりたいと思っていた仕事であると楽しさを感じやすいのかもしれませんね。

■仕事が楽しいと思う瞬間はどんな時ですか?


1位は「感謝されたとき(88人)」、2位の「仕事がうまくいったとき(85人)」とは3票の僅差。次ぐ3位は「顧客や会社に貢献できたとき(40人)」でした。中でも、多くの方がお客さまや会社に対して役に立つことができたと実感した際に楽しさを感じる人が多いようです。では、それぞれの回答を詳しく見ていきましょう。

◆1位 感謝されたとき

・生徒や生徒の保護者から夢が叶ったと感謝されたとき(20代 男性 塾講師)
・お客様に楽になったと喜んでもらえたり、その後の変化を教えてもらったとき(30代 女性 セラピスト)
・お客様から「解決できて良かった」「丁寧に教えて頂いてありがとう」などの温かい感謝の言葉を頂いたとき(40代 男性 PCのユーザーサポート)

お客さまからの喜びの声や感謝の言葉をいただくとやっぱりうれしいもの。感謝された経験に限らず、上司からの労いの言葉がやりがいや楽しさにつながるという声も挙げられました。

◆2位 仕事がうまくいったとき

・お客様の要望を実現し、次の仕事につなげたとき(40代 男性 システムエンジニア)
・自分の考えがそのまま通り、スムーズに図面が仕上がったとき(50代 男性 設計事務所)
・正確でムダがなく、誰が見ても理解ができる図面を作成し、建築申請が降りたとき(50代 女性 CADオペレーター)

自分の思いどおりに仕事が進んだときや、納得のいく仕事ができたときに、達成感とだけではなく「仕事が楽しい」という気持ちになる人が多くいました。成功体験はかなり深く心に残るもの。自分に自信がつくことで、また頑張ろうと思えたり、次の仕事にチャレンジする意欲が生まれたりするようですね。

◆3位 顧客や会社に貢献できたとき

・自分の開発したシステムが実際に運用されて利用者の役に立ったとき(40代 男性 システムエンジニア)
・自分の専門性を活かして会社に貢献できたとき(50代 男性 研究開発職)
・会社と会員様との契約に結びついたり、自分のしたことが会社の利益につながったとき(30代 女性 事務職)

人は誰かの役に立っていると実感できると、自分に価値があると感じられるというわけですね。特に日本人にはこのように感じる人が多いのではないでしょうか。顧客や会社に貢献できることで仕事が楽しくなり、相手からは感謝され、もっとも仕事が楽しくなるという好循環が生まれているようです。

◆4位 人と関わっているとき

・外国の方や世代問わずたくさんの方と関われること(20代 女性 フロントスタッフ)
・私のことを覚えてくれて話しかけてくれるお客さんが増えてきたのが嬉しくて、楽しいと感じる(50代 女性 販売)
・利用者と共に作業をしながら悩みや楽しみなど様々な話をしたとき(40代 女性 福祉作業所の支援員)

接客や販売、受付といったお仕事の方からは、「いろいろな人と関わったり、会話できることが楽しい」という口コミが多く集まりました。接客業の仕事を選ぶ方には、もともとコミュニケーションを取ること自体をすきな人が多いことも理由の一つと考えられます。

◆5位 職場環境・人間関係がよいとき

・職場に行けば気の合う同僚に会い、たわいも無い会話ができるので、それだけで毎日とても楽しい(30代 男性 製造業)
・スタッフとの連携が取れて、チームワークで円滑に業務を回せたとき(30代 女性 薬局)
・上司がとてもいい人で常に気にかけてくれる。また残業をしたことが一回もない(20代 女性 システムエンジニア)

人間関係のよさ・雰囲気の良さは、仕事の楽しさに直結します。気の合う同僚、尊敬できる上司に恵まれれば、それだけで会社は居心地の良い場所になり、仕事は楽しくなりますよね。また、「残業が少ない」「きちんと休みが取れる」といった職場環境の良さも、健全に楽しく働ける条件となっているようです。

◆6位 仕事をやりきったとき

・積み上げられた書類を片付けられたとき(50代 女性 事務職)
・顧客に提案したシステム提案が受け入れられ、開発・設計・開発を行い、システムの本番稼働を迎えた時が最高に楽しい(50代 男性 システムエンジニア)
・プロジェクトが完了して、メンバーと飲みに行ってる際に楽しさを感じる(40代 男性 システムエンジニア)

仕事をやりきったときに、達成感とともに楽しさを感じるという声も多く聞かれました。とくに多かったのは、エンジニアや建築設計、事務や作業系などをしている方からの声。ゴールがはっきりしているため、達成感をより強く感じられるのかもしれません。

◆7位 仕事自体が楽しい

・子どもの頃からやりたかったことを仕事にできたので、大概のことは楽しい(20代 女性 農業)
・とにかく子どもがすきなので、子どもに癒されるときが本当に幸せで楽しい(20代 女性 保育士)
・学生の頃から英語を使う仕事に就きたくて英語を勉強してきた。今の職場は、生きた英語で外国人上司を持っての仕事なので楽しい(40代 女性 米軍基地従業員)

保育士やエンジニア、旅行業務、マーケティングなど、夢だった仕事や自分のやりたい仕事ができている人からは、「仕事自体が楽しい」という羨ましい声も多く挙がりました。好きな仕事であれば、「大変なことも乗り切れる」という人も多いのではないでしょうか。やはり、やりたい仕事ができることは、仕事を楽しめる大きな理由となっているようです。

◆8位 評価されたとき/上司に褒められたとき

・仕事ぶりを上司に褒められたとき(30代 男性 事務職)
・職場の上司たちからの私への評価が良かったときに「この仕事楽しいじゃん」と思える(20代 女性 清掃員)
・パートが5人いる中で、上司が私の目を見て指示を出すことが多々ある。自分の存在が認められているんだと思いやる気が出て楽しくなる(50代 女性 食品製造業)

誰しも認められたり褒められたりすれば嬉しいもの。ちゃんと自分を見てくれている、努力をわかってくれていると実感できるからです。きちんと評価されると「もっと頑張って会社に貢献したい」「もっと上司に褒められたい」という気持ちになり、仕事へのやる気に直結します。前向きな気持ちでできる仕事は楽しめますよね。

◆9位 ノルマや目標を達成したとき

・売上げ目標を達成できたときが楽しい(20代 女性 販売職)
・仲間と力を合わせて目標を達成できたとき(30代 女性 外交員)

キツすぎるノルマは強いストレスを与えますが、きちんと考えて設定された達成可能なノルマや目標は、人によっては仕事へのモチベーションにつながります。簡単ではないからこそ、それをクリアしたときの達成感や喜びも高まるのかもしれませんね。

◆10位 人の成長を感じたとき

・自分の声掛けによって子どもが「分かった!」となったときに喜びと楽しさを感じる(30代 女性 学習指導員)
・利用者に”できなかったことができるようになる”などの成長が見られたとき(30代 男性 グループホーム)
・子どもの成長を感じたときや、子どもの笑顔を見たとき(20代 女性 保育士)

塾講師や保育士、看護や介護といった人と向きあう仕事をしている方からは、子どもや利用者さんの成長を感じたときに嬉しく楽しい気持ちになるとの声が多く挙がりました。

・生徒の成績が上がった
・できなかったことができるようになった

のように成長を近くで見届けられること、自分が成長の一助になれることに幸せややりがいを感じているようです。

 

仕事に対する前向きな気持ちは、仕事を楽しいと思える大きな要因となっています。また、仕事を楽しいと思う感じ方は人それぞれなので、自分がどれに当てはまるのか、考えてみても面白いかもしれませんね!(大嶋美穂)

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