幸せになりたい、いつかは結婚できる大好きな彼がほしい。
願いはただそれだけなのに、なかなかうまくいかない。
マッチングアプリで何人と会ってもしっくりこない。3回デートすべきと言われるけれど、気になるモヤモヤがあって本当に2回めのデートをするべきかわからない。
そんなあなたのために、本日は、著書『愛され力』が話題になっている結婚コンサルタントの中谷さやさんに「3回会わなくてもいい男の基準」をうかがいました。
Q.「致命的な不快ポイントがなければ3回は会ったほうがいい」とよく言われますが、どこから「致命的な不快」とみなしていいですか?
A.「生理的になんかイヤ」の感覚は信じてOK。でも、それ以外は男性の気持ちを理解することを心がけてみて。
▼「生理的に無理」問題の対処法
生理的に感じる「顔のしつこさがどうしてもちょっと無理」「においが苦手」「くちゃくちゃ食べるのが無理」などの違和感は解消しないこともあるので、基本的に「致命的な不快ポイント」とみなして問題ありません。
ただ、もし「居心地のよさはバツグンだけど、どうしても気になる箇所がひとつふたつある」ならもう1回会って判断してみてもいいと思います。特ににおいは意外とその日の体調に左右されるものですし、マナーなどは「本人がそれがマナー違反だと気づいていない」だけで、やんわり伝えてみると直ることもあります。
他がピンときていない状態で生理的に許せないポイントがある場合は、私だったら2回めはないです。あくまで2回めを検討するなら「一緒にいて心地よい場合」のみでOKです。
「傷つける言葉」「暴力」などももちろんNGで構いません。
▼「良かれと思ってやっている可能性」を考える
女性がデート中に「なんとなくイヤだな」と感じていることは、男性からすると「本当に良かれと思ってかっこつけている」パターンがあります。
たとえば「店員さんにタメ語を使っていばる人」は「こういう店に慣れている俺感を出してかっこつけたい」かもしれませんし、「上から目線でマウンティングしてくる人」なら「頭のいい俺をアピールしてかっこいいと言われたかった、いばりんぼしたかった」かもしれません。会社ではまだまだ若手だけど後輩も入ってきてプレッシャーもあるような男性が、せめてデートをしている女性にはすごいって思われたい…という心情です。
そういう方に出会ったらとりあえず一度「すごいすごい!」と褒めていばり散らかしていただいて、心ゆくまで「僕のほうが上だ、僕のほうがすごいもん」と思ってもらうと、急にいばりんぼが影をひそめていい人になることがあります(笑)。
▼「かっこつけたい」男性の気持ちを理解する
基本的に男性は強くありたい、かっこつけていたい生き物です。「僕のほうが強いんだぞ!」と言いたい生き物なので「そっか、強いんだねぇ〜、強い強い!」と、バカにするわけではなく、母のような気持ちでいるとかわいく思えてくるかもしれません(笑)。
また「悪いやつがかっこいい」という少年のような発想があるので、そこが「店員さんなどに悪ぶりたい」「過去のやんちゃな武勇伝を言いたい」など、あるあるなことにもつながってきます。
「男性ばっかり子どもで、いつまでも少年の心を主張して…」と思ってしまうかもしれませんが、一度考えてみてください。女性たちも大人になっても、たとえばピンクやリボンなどのかわいいものが好きだったり、セーラームーンにときめいたり、ぬいぐるみを愛したり、少女の部分が程度の差こそあれなんとなく残っていることが多いですよね。それと同じように、男性にも少年の部分があります。そこを理解していると、男性とのコミュニケーションは楽しくなってくるんじゃないかな、と思います。
こちらが反射的に「イヤだな」と思ってしまうことも、実は男性からすると本気で良かれと思ってやっていることがかなりあると語ります。そんな「男性の真意」を見るようにしていくと、「あの人もこの人も次回はもう会いたくない!」とはならないかも。ぜひ、心がけてみてくださいね。
『愛させ力』
中谷さや 著/1400円+税(大和出版)
結婚コンサルタント。1982年秋田県生まれ。
15歳の頃から“悩むことのない幸せな恋愛”を重ね、25歳で結婚。十数年が経つ今も、夫と毎月デートを欠かさない恋人夫婦を維持している。
現在は愛されようと努力するのではなく、自分にフォーカスしながら愛を循環させる「愛させ力」を指南する講座を開講。大切にされない恋愛を繰り返してきた女性や、彼氏なし歴=年齢の女性などが「さらりと幸せになれる」「さらりと結婚できる」と好評を得ている。
公式サイト https://sayanakatani.com/