「すぐ彼氏ができる人」と「なぜか恋愛できない人」の、決定的な違い

世には不思議と彼が途切れない人もいれば、同性から見ればとても魅力的な人なのになぜか数年彼がいない人もいる。そんな「なぜか恋愛ができない人」には、ある共通点があります。

彼氏なし歴=年齢の女性などが「さらりと幸せになれる」「さらりと結婚できる」と好評を得ており、著書『愛され力』も話題になっている結婚コンサルタントの中谷さやさんにうかがいました。

Q.普通に過ごしていてもいっこうに男性が来ません。彼が途切れない人とは、何が違うのでしょうか?

A.男性が来ないのは、来させていないからです!

男性のほうがナイーブな方が多いので、意外と「女性に何かしてもいいんだろうか、チャラいと思われるんじゃないか」などといろいろ考えています。男性が女性に何かをすることは、女性が思っているよりも勇気が必要なことです。

ここで非常に重要なのが「リクエスト・プチ」と呼んでいる、女性からのちょっとしたトス。何もしてこないと思うなら、こっちから余白を作ってあげましょう。

「ペットボトルのフタを開けて」でも「高いところにあるものを取って」でも「今日頑張ったから褒めて」でも、なんでもいいんです。とにかく些細なことを「これをしてほしい♡」と男性に伝えてみてください。

「何かをお願いするのは恥ずかしい、苦手」と言っていては何も進みません。慣れればできるようになります。まずはお父さんや職場の男性など「恋愛の利害関係がまったくない男性」で練習してみましょう。「お父さん車出して」とか、そういうことでOKです。

いつも刀を構えて「私自分でできます!」と臨戦態勢な人は、一度刀を鞘に収めるイメージで「自分でもできるけど、お願いする、そして感謝する」ことを増やしてみるだけで変わると思います。自分では地図を開かないで男性にお任せするでもいいし、「メニュー取って」でもいいですし、とにかくお願いする回数を増やしましょう。

男性に喜ばれるのは「相手の得意分野をお願いする」です。相手のことがわかってきたなら美味しいお店に詳しいならお店を教えてもらうとか、映画が詳しいならおすすめの映画を教えてもらうとか、とにかく「リクエスト」をしてみてください。なんでも5000回やると習慣になるそうです。人にお願いするのが苦手な方は、一度修行だと思って1日10回誰かに何かをお願いしたら、1年半も経たないうちに習慣になりますよ。

ただ、今はリモートの時代なので、会話が中心となるオンラインデートだとなかなか難しいところもあります。リモートで行えることとすれば、まずはURLは相手に用意してもらうこと。そして彼に何かを質問して教えてくれたら「初めて話したのに、教えてくれて嬉しい、ありがとう」と喜ぶことをおすすめします。

Q.リクエストをしたら断られるのが怖いです。

A.断られたらイヤだなという発想をなくしましょう!

おそらく「男性に何かを頼むのが苦手」という方は「断られたらイヤだな、恥ずかしいな、こんなこと言っていいのかな」と思っているのではないでしょうか。

それなら一度「断られてもいいや」に発想を変えましょう。何かをお願いするときは「やってもらえる」前提ではなく「断られる」前提でいけば、気持ちも楽になります。

もし「それはちょっと…」と断られたら「やっぱり?」とか「了解!」とか「失礼しましたー!(笑)」くらいのテンションで、さらっと終わらせる言葉を持っておけばいいんです。

そもそも、一発でお願いを聞いてもらえたら超ラッキーです。1回断られたくらいでめげてはいけません。その日断られても、次の日はいけた、ということも、いくらでもありますよ。

 

つい、男性に頼るのに慣れていないと「そんなことをお願いして面倒くさがられないの?」と思いがちですが、こんな「何かをお願いして、男性がやってくれて、そして男性に感謝する」ことこそが恋愛のきっかけとなるそう。苦手意識がある人こそ、意識的にトライしてみて。

 


『愛させ力』
中谷さや 著/1400円+税(大和出版)

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▼中谷さや
結婚コンサルタント。1982年秋田県生まれ。
15歳の頃から“悩むことのない幸せな恋愛”を重ね、25歳で結婚。十数年が経つ今も、夫と毎月デートを欠かさない恋人夫婦を維持している。
現在は愛されようと努力するのではなく、自分にフォーカスしながら愛を循環させる「愛させ力」を指南する講座を開講。大切にされない恋愛を繰り返してきた女性や、彼氏なし歴=年齢の女性などが「さらりと幸せになれる」「さらりと結婚できる」と好評を得ている。
公式サイト https://sayanakatani.com/
構成/後藤香織