よく知っているモノの名前でも、漢字で書かれると読めないことってありますよね。
体の一部である「黒子」。
毎日触っている「釦」。
誰もがしたことのある「嚔」、など。
そんな「知っているのに読めない」漢字クイズ。本日のお題は、こちら!
「嘴」。
この漢字、いったいなんと読むのでしょうか? もちろんこれも、皆さんよくご存知のモノの名前ですよ♪
■ここでヒント!
これだけでは全く想像がつかないかもしれないので、いくつかヒントを見てみましょう。
・ヒント1 鳥に関係ある言葉
この日本語は、鳥の体の一部を指している言葉です。
・ヒント2 カモノハシやウミガメにもあります
基本的には鳥だけが持っている特徴的な部位ですが、カモノハシやウミガメにも見られます。
・ヒント3 顔の一部です
体と言ってもいろいろな部分がありますが、「嘴」は鳥の顔の一部を指す言葉です。
いかがでしょうか、なんとなく想像ができましたか? 鳥の顔で特徴的な部分といえば……? さっそく正解を見てみましょう。
■正解は、こちら!
「嘴」の読み方、正解は「くちばし」でした。
もともとは「口端(くちばし)」という言葉から生まれたこの日本語。「嘴」だけでなく、「喙」と書くこともあります。
嘴は、上下のあごの骨の表面が角質化したもの。えさをとるほか、水を飲んだり、羽の手入れをしたりするのにも欠かせない部位ですが、食べるものによって形はさまざまに分かれる……とのことです。(小学館デジタル大辞泉より)
ちなみに、日本語には嘴という言葉を使った言い回しがたくさんあります。
たとえば、自分とは直接関係のないことに横から口出しをすることを「嘴をさしはさむ」と言ったり、若くて経験が少ない人を(ヒヨコに例えて)「嘴が黄色い」と言ったり。言葉どおりの光景を想像しながら意味を読むと、「なるほど」と納得しちゃいますね。
CanCam.jpの日本語クイズは、毎朝6時に更新しています。他の問題にもどんどんチャレンジしてくださいね!
(豊島オリカ)