愛されたい症候群とは?不安になる理由
幸せなはずなのに、もっと愛されたいと思ってしまう状態は「愛されたい症候群」と呼ばれたりします。今回は、愛されたい症候群になってしまう人の特徴や、愛されたいと思ってしまう理由をご紹介します。男女問わず愛される女性の共通点もまとめたので、不安になりやすい人は参考にしてみてくださいね。
Contents
愛されたがりな人の特徴
1.恋人のことが好きすぎる
単純に恋人のことが好きすぎて、愛情があふれて重たい言動をしてしまう人も。「この人は自分だけのもの」という心理が強く、本能的に恋人を守りたい、離したくないといった行動につながるのでしょう。
2.過去に浮気されたトラウマがある
今の恋人との関係は良好でも、過去に浮気をされて異性を信用できなくなったことから、もっと愛されたいと要求してしまう人も。信じていた人に裏切られるのは精神的に大きなダメージとなるので、ちょっとのことでは忘れられません。ふとした瞬間に浮気された記憶がよみがえるのです。
3.見捨てられるかも、という不安がある
恋愛の傷に限らず、幼少期にさみしい思いをした人、安心感がなく過ごした人は、見捨てられるかもという不安に陥りやすいといわれています。小さなころに体験したさみしさが、大人になって恋愛に出てしまうパターンです。たとえば忙しくて会えない日が続くと、たくさんLINEを送信したり別れるといって愛情を試してみたりと、重たく面倒くさい行動が増えてくることも。
4.常に見返りを求める性格である
依存しやすい人は、恋愛以外でもギブアンドテイクの精神が強く、見返りがあるのは当たり前と思っている人も。。「~をしてあげた」というのが口癖で、何かと恩着せがましいことが特徴です。「自分がこれだけ愛しているんだから…」と、相手にも同じくらいの好きでいることを強要してくることもあるでしょう。
5.自信がない
「彼(彼女)が自分なんかのことを好きになってくれた」という自信のなさから、重たい言動をしてしまう人もいるでしょう。モテる相手と付き合っているのなら、だまされているかも、いつか別れるかもというネガティブな妄想をしてしまうのです。恋愛経験のなさ、自己肯定感の低さは、結果的に自信のなさにつながります。
愛されたいなら意識♡大切にされる人の特徴
1.元気で明るい
元気で明るいことは愛される人の特徴のひとつ。話しているだけで元気をもらえる、明るく肯定してくれる存在は貴重ですよね!
2.包容力がある
一緒にいるだけで癒される人っていますよね。一緒にいることで穏やかな気持ちになれる人は、異性にもモテそう♡ その秘密は包容力にありそうです。
3.ポジティブ思考
ポジティブ思考で常に明るいオーラがある人に引き寄せられるという人も多いのでは? まずは笑顔を忘れないことを意識したいですね。
4.思いやりがある
他人のことを考えられて思いやりがある人は、やっぱり人間的に素敵ですよね♡ 気持ちに余裕がある人が多いです。
5.自分のことも大切にしている
自分の機嫌は自分で取っていて、メンタルをコントロールできている人も人気。気持ちのアップダウンが少ないため、毎日楽しく過ごしているイメージがあります。
6.きちんとしているけど親しみやすさもある
愛される人はきちんとした一面を持つ反面、親しみやすい抜け感があります。凛とした色っぽさと放っておけない天然キャラクターなど、両面を兼ね備えていると親近感がわきますよね♡
7.話し上手
相手の話を聞くときにしっかり目を見ていたり、相手が話しやすい雰囲気を作れる人は信頼できますよね。またどんな話題を振っても会話がなりたつ知識豊富な人も魅力的です。
8.褒め上手
さり気なく人を褒めることのできる褒め上手な人も愛されます。自分のことを褒められて嫌な気分になる人はいませんからね。
9.雰囲気が良い
おおらかで、ほんわかとした雰囲気を持っている人も、周りから愛されやすいです。一緒にいて安心できる存在は、恋人としても人気が高そう。
10.知識が豊富
知識が豊富な人はコミュニケーション能力が高いことも多いです。会話の幅が広く、知らないことを教えてくれる人と一緒にいるのが好きという人も多いのでは?
愛されたいのに…彼の気持ちがわからないときの対処法
続いて、彼氏の気持ちを確かめるポイントを心理学的観点から5つご紹介。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.無駄話、減ってきてない?
好意を抱いている相手には、あまり意味はなくても今日あったことや楽しかったことを共有したいという心理が働きます。以前に比べて無駄話が減ってきたな…という自覚があるなら、対策をしたほうがいいでしょう。
2.「今度その友達と会ってみたいな」と言う
彼氏がしょっちゅう連絡を取り合ったり、遊びに出かけたり、よく話題にものぼるような特定の女友達がいるなら、その人と「会ってみたいな」と伝えてみましょう。もし変に動揺するなら、LINEで後ろめたいやりとりをしているのかも。逆にすすんで会わせせようとしてくるなら、一定の信頼はできるのかもしれません。
3.悩みや相談をLINEで打ち明けてみる
彼の中であなたの存在がどれくらいの比重を占めているかを知るための心理テクニックとして「悩みを打ち明ける」という手段があります。人は誰しも余計なことに時間を掛けたくないもの。あなたを大切に思っているならあなたの悩みを聞くのは必要なことですが、そうでなくなってきているとしたら、そっけない対応をされるかも。
4.「他の人から告白された」とLINEで伝えてみる
彼氏がいわゆる「釣った魚に餌を与えないタイプ」だとしたら、付き合いが長くなるほどに熱意やモチベーションは低くなってしまっているかもしれません。このまま冷めていく不安を感じたら、「他の男から告白された」とLINEしてみるのもひとつの手です。そうすることでまた改めて所有欲が刺激されるかも。
5.LINEの「送信取り消し機能」でくすぐる
これはLINEならではの効果的なテクニックです。LINEでメッセージを送信した後に、彼が未読の間にすぐ削除しましょう。すると、相手のLINEには「メッセージを取り消しました」の文字が表示されます。その時の彼の反応に注目してください。何の反応もないとしたら、それはとにかくあなたに関わることを省エネ化したいと思っているということ。逆に「どうしたの?笑」といってリアクションを示してくるなら、むしろ話しかけるきっかけができてラッキーくらいに思ってくれているかもしれません。
愛されたい症候群を卒業!自立&ポジティブ思考への転換法は?
生活していると、さまざまなシーンでネガティブになってしまうこともありますよね。ネガティブになると、より愛されたい症候群になってしまうことも…。どうすればポジティブマインドに切り替えられるのでしょうか。そこで続いては、「ネガティブな気持ちをポジティブへシフトさせる心理テクニック」をご紹介します。引き続き、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.優先順位をつけることで安心感を得る
ネガティブになってしまうと、人はなるべく損をしないように意思決定をしようとします。そのため、落ちこんでしまうと損を避けようとするあまり、次の選択ができなくなってしまうのです。そこで、比較対象となる選択肢を“ランク付け”するようにしましょう。優先順位を付けることによって、自分の選んだアクションが他のものよりも優れていたら、安心して決断ができるのです。これを心理学においては、“社会的比較理論”と呼びます。比較することで自己評価を正確にすると、心をポジティブにシフトできるはずです。
2.楽しいことや幸せな思い出をイメージする
心理学者バウアーは、「情動と情報は一緒に記憶の中に貯蔵される」と提唱しました。つまり、感情と出来事は一緒に覚えられていると言うことです。そしてバウアーは、幸せなときには幸せな記憶を思い出しやすく、悲しい気分のときには悲しい記憶を思い出しやすいと結論づけました。ネガティブな状態の心理を見てみると、何かで失敗したときのイメージが強すぎて、選択を回避したり先延ばしにする傾向があると言えます。そのため、何かを決めるときは、自分が成功した経験を思い出すようにしましょう。きっとポジティブなイメージに切り替えられるはず。
3.カラ元気をいつでも出せるように練習を
笑顔で明るい人と一緒にいると、自分もつられて笑みをこぼしてしまうといった経験はありませんか。これは“ミラーリング”という心理現象で、相手の表情が自分の表情に伝染することを指します。そのため、カラ元気でもいいので、笑顔でいることはポジティブである上で非常に効果的なのです。逆にネガティブな気持ちのまま、笑顔になることはできません。カラ元気でもいいので、自分のスイッチを切り替える練習をしておきましょう。「今、落ちてる…」と感じたら、思いきりの笑顔をつくって対処してみて。
4.チャレンジ精神でネガティブを打ち消す
人はネガティブだと、無意識のうちに成功を回避してしまう心理があります。心理学者ホーナーは、そのことを“成功恐怖理論”の中で説明しました。この理論からすると、後ろ向きな人は「もしかしたらダメになるんじゃないかな…」と悪いことばかりを考えてしまう成功回避傾向が強くなると言えます。その結果、失敗ばかりを恐れて何も行動できなくなってしまうのです。そのため、チャレンジする精神でネガティブマインドを打ち消すことが大切になってくるのです。落ち込んだ時は、何かに向かって燃えてみましょう。自然と心に元気を取り戻しているはず。
【まとめ】
愛されたいという欲求は誰もが持っているものなので、おかしいことではありません。ですが、その気持ちが強すぎて辛くなるようなら、愛されたい症候群の可能性があります。愛されたいと思ったら、まずは自分から愛することを考えてみてください。「愛は与えるもの」という言葉がある通り、自分から愛する人には、愛情が返ってくるはずですよ。