赤羽は埼玉だと思ってる！？真の埼玉県民ならわかるあるあるネタ

住み慣れた街では当たり前のことだけど、他県の人にとっては当たり前じゃないことってありますよね。大阪や京都、名古屋や福岡など、わかりやすい名物がたくさんある都道府県なら、話題にのぼることも多いかと思いますが、問題なのはこれといった売りがないことでいじられるような県。例えば私が生まれ育った埼玉県がそうです。

今回は、埼玉県民にとっては常識だけど、県外の人にとっては「何それ！？」となるトピックをいくつかご紹介します。

いくつ知ってる？埼玉あるある

[1] 大宮と浦和は本当に仲が悪い？

県外の人には馴染みのない話かもしれませんが、埼玉のさいたま市内の「大宮」と「浦和」は何かと比べられがちだというのは、埼玉県民にとっては共通認識。双方にサッカーチームがあって、地元民から熱く愛されていることも、ライバル関係を煽っています。

諸説ありますが、対立の発端としてよく上げられるのが、かつて存在した大宮市・浦和市がさいたま市に合併される際に、浦和が終始主導権を握っていたことに対する不満からだとか……。しかし、その合併も20年程前のことなので、住んでいて「大宮と浦和って仲悪いなー」と感じることは正直ありません (笑) 。

[2] 赤羽は埼玉だと思っている

蕨駅から荒川を超えるとすぐに着いてしまう赤羽駅。まごうことなく東京都北区赤羽ですが、埼玉県民で赤羽は埼玉だと思っている人は意外にも多いです。正直私も中学生くらいまで赤羽は埼玉だと思っていました……。

赤羽の方には怒られてしまいそうですが、埼玉県民は「もう赤羽は埼玉でいいんじゃないか」とさえ思っています。

[3] 学校で席の列を「川」「〇号車」と呼ぶ

普通は席の列を「1列、2列……」と数えますが、埼玉県内の多くの小学校では「1の川、2の川……」または「1号車、2号車……」と数えます。違和感を感じたことはなかったのですが、今思えば確かに不思議な数え方ですよね。ちなみに、毎朝の健康観察では、「○○さん」と呼ばれたら「ハイ、元気です」「ハイ、風邪気味です」などと言います。これも今思えば不思議なのかも。この風習は埼玉以外でも見られるみたいなので、「川」「〇号車」も他の都道府県で使う地域があるかも。

[4] 「鴻巣」と聞くと何の用事かだいたいわかる

「鴻巣に行く」と聞くと埼玉県民はだいたい話の流れがわかります。なんだかわかりますか？

というか、そもそも県外の人には鴻巣の読み方がわかりませんよね。「こうのす」と読みます。その鴻巣には、埼玉県唯一の免許センターがあるのです。もっと言うと、鴻巣は免許センター以外何もないと言っていい場所。なので埼玉県民は、「鴻巣に行く」＝「免許センターに行く」と変換できるのです。東京でいうと「鮫洲」みたいな感じでしょうか。

[5] 県民の日には東京ディズニーリゾートに行きがち

「都民の日」と同様、埼玉にも「埼玉県民の日」というのが11月14日にあるんです。この日は学校はお休み。平日にできた貴重なお休み、埼玉の学生たちはどう使うのかというと、ポピュラーなのが東京ディズニーリゾートに行くというパターン。近隣の東京や千葉や神奈川の人はお休みでないので、この日は埼玉県民だけが待ち時間の短い平日のディズニーランド・シーを謳歌できるのです！

なので、この日はディズニーのパーク内が埼玉県民でうめ尽くされると言っても過言ではありません。県民の日の次の日にディズニーで買ったお土産を配る子がクラスに1人はいたのもあるあるです。埼玉県民の日を千葉県で過ごす人が多いというのがなんとも埼玉らしいですが……。