「あ、今日もうダメだ…」まったく気力がわかない日、どうすればいい?

「あ、今日もうダメだ…」まったく気力がわかない日、どうすればいい?


「あ、今日もうダメだ…」まったく気力がわかない日、どうすればいい?

毎日元気でやる気一杯なら問題ないのですが、そこは人間、気持ちの浮き沈みは当然ありますよね。きっとがんばりたくもないけど、何もしないのもなんだか嫌だと感じるのでは。そんなとき、あなたはどうしますか? そこで今回は、「気分が乗らずまったく気力がわかない日はどうすればいいか」をご紹介いたします。

■ゆる~く有酸素運動をしてみる

やる気が出ないときは、メンタルをムリして上げようとしても逆効果であることが少なくありません。そこで、身体から心に働きかけてみましょう。ポイントはゆる~い有酸素運動。散歩やウォーキングなど負荷の軽い有酸素運動を続けていると、脳内からアドレナリンが分泌され、ネガティブな気持ちがだんだんとポジティブに変わっていきます。しっかり息を吸って吐いてするのを意識しながら体を動かしましょう。大切なのは、“ながら”でもいいから5分やってみるということ。音楽を聴きながら散歩したり、テレビを見ながら足踏みするのもアリ。次第に意欲が湧き、他のことにもやる気を向けられるように。

 

■外部環境を整える ~掃除の意外な効果~

何だかやる気が出ないとしたら、もしかすると環境に問題がある場合も考えられます。環境など外部からの情報に自分の欲求が左右されることを、心理学では外発反応性と呼びます。これは誰にでもあるものですが、この外発反応性が高い人は自分が求めていなくても外部の情報につられやすいとされます。もしも部屋やデスクの上が散らかっていたりすると、何かをやろうとしても気持ちまで乱雑になり取り組む気力が湧かないことも少なくありません。そんなときはやるべきことを一度忘れて、まず掃除から取り組んでみましょう。ちょっとした達成感が得られるうえに、環境も整いやる気が整うはずです。

 

■一日の終わりに自分へのご褒美を用意する

人は惰性に流されてしまいやすい生き物。日々の生活の中にも、何らかの潤いや刺激がないと次第にやる気はなくなってしまいます。そんなときこそ、自分の欲求をうまく活用してみましょう。そのために重要になるのは報酬、すなわちご褒美です。心理学者スキナーは、報酬を用意することで意欲を高めるエンハンシング効果を提唱しました。自分を動かす=やる気を起こさせるために、今日一日の終わりにどんなご褒美をどれだけ用意しておくかを意識してみましょう。きっと自然とやる気を出すことができるはずです。

 

■自分の行動が誰かのためになっているとイメージする

やる気が出ないときの多くは、自分のやっていることに意味を見出だせないことが多いもの。まるで社会の歯車の一部になったような気持ちでいると、自分ががんばらなくてもいいやと感じてしまいますよね。これを責任の分散による傍観者効果と言います。そこで、自分の行動が誰かのために役立っているとイメージしてみましょう。そう思うと元気が湧いてきていつも以上にがんばれるはずです。これは、他者の支えになることが自己肯定感を満たし、モチベーションを向上させるためと考えられます。実際に役に立っているかは関係ありません。自分の中で役立っていると思えることが大事なのです。そうしているうちに、次第にやる気が湧いてくるでしょう。

やる気が出ないけど元気にはなりたいと思うなら、身体に訴えかけてみるのもひとつの方法です。ポイントは視覚と嗅覚を刺激することです。ビタミンカラー(赤・オレンジ・黄色)などをワンポイントで身につけてみましょう。自然とポジティブに向かっていける自分に気がつくかもしれません。また、レモンやオレンジなど柑橘系の香りも◎。これらの香りにはポジティブな覚醒作用があり、幸福感をもたらしてくれます。がんばらなくても、少しずつ自然とやる気を取り戻す、それが理想なのかもしれませんね。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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