「テレワーク疲れ」の実態ってどうなってるの?
緊急事態宣言から約1か月。テレワークを実施する企業が増える中で、どのくらいの人が、不調を感じているのでしょうか。オムロンヘルスケア株式会社が1000人に調査を行ったところ約3割の方が、「不調を感じている」と回答。
どのような不調を感じているのか、またその対処法について調査をしました。
■主な不調の原因は?
テレワーク開始後、身体に不調を感じると答えた方の主な不調は、1位「肩こり」2位「精神的ストレス」3位「腰痛」でした。
その理由を聞いてみると、「普段とは違う姿勢で仕事をすることで肩や腰に負荷が生じる」、「今後の見通しのつかない状況への精神的ストレス」といった声が挙げられました。外出自粛が長引くことにより、このような不調が悪化することが懸念されています。
では男女別にみてみると、どのようなことに特に不調を感じているのでしょうか。
■男女別による不調の1位は?
女性の中で最も多かったのは、「肩こり」で75%にも上りました。4人に3人が肩こりの症状を感じているようです。家の中でずっと作業をしていると動かない分、なんだか肩が凝った気分になりますよね。
男性の中では60.5%で「精神的なストレス」という回答が最も多く集められました。男性は、普段の生活ががらりと変わったことへのストレスが溜まっている人が多くいるようです。
このような不調は、自宅での作業の仕方に大きく関係しているようです。では、自宅での作業はどのような姿勢で行っているのでしょうか。
■自宅作業の姿勢
約7割が、「机・椅子を使用している」と回答。また、約3割が床で作業をしていることがわかりました。自宅のいすが仕事の際の姿勢に合っていないことや、地面に座ることにより、姿勢が悪化し肩こりなどを引き起こしていると考えられます。
では、どのくらいの程度の不調を感じているのでしょうか。
■不調の度合いはどのくらい?
4人に1人にあたる約27%が「重度」と回答。特に、「肩こり」や、「精神的ストレス」の不調を感じている人の中で重度だと感じている人は4割にも上りました。また、外出自粛が始まってから時間がたつごとに、この数は増えていくことが予測できます。
多くの人が不調を感じている中で、身体の不調への対策について調査したところ、約60%の方が対策をしていると回答しました。では、具体的にどのような対策をとっているのでしょうか。
■性別・年齢別の対策をとっている割合は?
まず、性別・年齢別でどのくらいの人が対策を行っているのでしょうか。
最も多かったのは8割以上で30代女性。一方で40代男性は4割以下と最も少ないという結果に。
具体的な対策として、女性は「ストレッチやエクササイズ」、「温活」を行っているようです。これに対し、男性は「精神的なストレス」を感じており、具体的な対策をとりにくいということが考えられます。
最後に、これから取り組んでみたい不調対策について調査しました。
■これから取り組みたい不調対策1位は…?
1位「散歩」2位「ストレッチ・エクササイズ」3位「姿勢に気を付ける」という結果に。外出自粛で減少している運動量の改善や、肩こりなどを防ぐために姿勢を気を付けるなど予防意識の高まりが浮き彫りになりました。
テレワークの日々が続く中、健康への意識は高まっているようです。今は大変な時期ですが、みんなで一緒に乗り越えましょう! (大嶋美穂)
情報元/オムロンヘルスケア株式会社
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