洗濯のプロ直伝!大好きな服をキレイに保つための「衣替え」のコツ

プロ伝授! おうち時間を利用して春の衣替えを♡


家で過ごす時間が増えている分、自分にとって最高なおうち空間を作りたいですよね。そんなお家時間の提案として、GW明けまでに済ませておきたいのが「衣替え」です。

衣替え
(c)Shutterstock.com

6月ごろまで先延ばしにしていると、次のシーズン、衣類が思わぬトラブルになっていることもあるんだとか……。

今回は、ライオンお洗濯マイスターで繊維製品品質管理士の大貫和泉さんから教えていただいた「衣替えのポイント」をご紹介します♡ 家時間があるので、今年こそしっかりお洋服のケアはじめましょう!

POINT1:春の衣替えはGW明けまでに!


冬物の「しまい洗い」のリミットは、ゴールデンウイークが終わるまで。GW明けの時期には衣類を食べる害虫が成虫となり、衣類に卵を産み落とす可能性が高くなります。

シルクやウールに含まれるたんぱく質が外注の栄養源。食べこぼしにも要注意です!

POINT2:「数回しか着ていないから大丈夫」は危険!


1度しか着ていないから、と洗わないでしまうのはNG。冬は厚着をしたり、暖房が利きすぎている場所にいたりして、意外と汗をかいているもの。黄ばみや虫食いを防ぐため、一度でも袖を通した服はしっかり汚れを落としましょう◎

POINT3:冬物衣料の収納に「防虫剤」は必須!


衣類をキレイにしてから収納しても、虫食いの穴が空いてしまうことが。ですから、クローゼットや衣装ケースに収納するときは、必ず防虫剤を使用するようにしましょう。

防虫剤は、衣類害虫を寄せ付けない効果や、虫の食欲を減退させる効果があるそうです。特にウールやカシミヤなどの動物繊維の衣類、食べこぼしの汚れ残りに注意が必要◎。

最後に収納のコツを4つご紹介します!

【1】引き出し・衣類ケース

引き出し・衣装ケース用の防虫剤は、衣類の上に置いて使用しましょう。防虫剤は、その成分が気体となり下へ広がります。ですから衣類の一番下に入れてしまうと、効果が全体に行き渡りませんよ。

【2】ハンガー収納

スカートやスーツ、コートなどをクローゼットにつるして収納する場合は、吊り下げタイプの防虫剤がおすすめです。

【3】ぎゅうぎゅう詰め・段ボールはNG

洋服がぎゅうぎゅう詰めになっていると、せっかく防虫剤を使っても、成分が十分に行き渡らない可能性が。さらに衣類がしわになりやすく、取り出すのも大変です。

また段ボールは、ゴキブリなど害虫が好む素材。使用を避け、防虫剤の効果が出やすいように密閉性の高いプラスチックの収納ボックスを使用しましょう◎。

【4】しわを避けたい衣類は、はさんで収納

たたみじわが気になる衣類や、しわを避けたい衣類は、つるして収納するのがベスト。

スペースの都合でたたむときは、ニットなどしわになりにくい衣類を折り目部分にはさむと◎。はさんだ衣類がクッションになり、しわがつきにくくなります。

【5】クリーニングから戻ったらビニールを外そう

クリーニングから戻ってきた衣類についているビニールカバーは、つけたままだと通気性が悪くカビの原因に。カバーを外したら、衣類を陰干しにして、水分や溶剤を十分に飛ばしてから収納しましょう!

 

次のシーズンもお気に入りの洋服を気持ちよく着るために、今しっかりと準備をすることが大切ですね。衣替えをして、お部屋も衣類もスッキリさせましょ♡ (齋藤有紗)

情報提供元/株式会社ライオン

 

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