【衣替え前に】衿袖は?食べこぼしは?正しい「漂白剤」の使い方

冬に大活躍のニットやダウンジャケットも、そろそろしまい時。そのまましまって…とお考えのあなた、ちょっと待った! 食べこぼしや汚れがうっすらでも残っていると、黄ばみなどの原因に。お気に入り服が格下げされる危険を防ぐために、しまう前にお手入れしておきましょう。今回はライオン株式会社のお洗濯マイスター、大貫和泉さんに教えていただいた、いつものお洗濯+漂白剤だけでできる手強い汚れ落とし方をご紹介します。

◆漂白剤を使いこなすべし!

漂白剤って白い物を洗うときに使うイメージですが、実は白物専用ではないんです。「衣類用漂白剤」はシミなどに含まれる色素や汚れを分解するもので、主に「酸素系」と「塩素系」があります。「塩素系」は白物専用、「酸素系」は色・柄物の洗濯にも使用できます。また液体タイプだと、汚れた部分に直接塗布でき、ニットやシルクなど幅広く使えるので◎ さらに洗剤との合わせ技で怖いものなし!

漂白剤の種類がわかったところで、今度は汚れの悩み別に見ていきましょう。

 

■衿袖の「汚れグセ」は直接塗布

液体酸素系漂白剤を汚れの気になる箇所に直接塗布してから、他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗いましょう。その際、洗濯物を詰め込み過ぎると汚れは落ちにくくなります。それでも取れない場合は、洗濯1回分の洗剤と液体酸素系漂白剤で30分~2時間つけ置きした後、普段通り洗濯機で洗います。

 

■食べこぼしのシミは固形物を取り除いた後、直接塗布

カレーやミートソースなど部分的な汚れを落とす場合は、まず固形物をティッシュで取り除きます。その後、汚れ部分に液体酸素系漂白剤を直接塗布して、他の洗濯物と一緒に洗剤で洗います。

 

■おしゃれ着のしまい洗いにはおしゃれ着洗いと併用

ニットのシミや、おしゃれ義の収納後にできる黄ばみ予防にはおしゃれ着用洗剤+液体酸素系漂白剤を活用しましょう。漂白剤を気になる部分に塗布してから、手洗いか洗濯機の「手洗いコース」「ドライコース」など弱水流で洗います。

 

■赤ちゃんの洋服にも安心して使える

頻繁に汚れる赤ちゃんのベビー服は、液体酸素系漂白剤で清潔に保ち、汚れと菌から守りましょう。時間は経つと落ちにくくなるだけではなく、菌も増殖するので汚れたら早めに!

 

これらのテクニックは、洗濯表示を確認することが大前提。大好きな服をずっと長く着るためには、漂白剤を上手く使いこなすことが重要です。少しのひと手間で、洋服と長い付き合いを♡ (齋藤有紗)

情報提供元/ブライト

 

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