ゴールデンウィークの祝日、全部わかる?調べてみたら意外と深かった

意外と答えられない! ゴールデンウィークの祝日、全部わかる?


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去年2019年のゴールデンウィークは、5月1日が天皇陛下の即位に伴ってお休みになったため、10連休という長期のお休みになりました。今年は10連休とまではいきませんが、うまく有休を使えば大型連休にできそう。旅行や温泉・BBQ・キャンプといったレジャーなど、夢が膨らみますね! 航空券や宿の手配のため、すでに動き出している人も多いのではないでしょうか?

……ところで皆さん、ゴールデンウィークの祝日がそれぞれ何の日なのか知っていますか? 言われてみると、意外と知らないものですよね。ゴールデンウィークを待ちきれないというあなたのために、1つずつチェックしていきましょう!

 

4月29日 昭和の日


まず初日は「昭和の日」! そういえばそうだった、という感じですよね。

ところでなぜ「明治の日」や「大正の日」はないのに「昭和の日」はあるのか、疑問に思ったことありませんか? さまざまな理由があるかと思いますが、元々は昭和の日は昭和天皇の誕生日。それに紐づけて、二度の大戦を経て高度経済成長を遂げた昭和という激動の時代を忘れることのないよう、願いを込められた祝日ということです。

 

5月3日 憲法記念日


続いては「憲法記念日」。実は、元々は別の日になるかもしれなかったそう!

名前の通り、昭和22年(1947年)に施行された日本国憲法に由来するものです。憲法記念日は「日本国憲法の施行を記念して、国の成長を期する」ために制定された日。最初は日本国憲法の「公布日」である11月3日(現在の文化の日)が候補に挙げられていたのですが、この日は明治天皇の誕生日だったこともあり、さまざまな事情で日本国憲法の「施行日」である5月3日になったそう。この日程変更がなかったら連休が途中で途切れていたかも?

 

5月4日 みどりの日


祝日法によると、「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ための祝日だそうです。

実はみどりの日は天皇誕生日以外で、日にちが変わった唯一の祝日! 元々は4月29日でした。

みどりの日が制定されたのは1989年(平成元年)ですが、5月4日がみどりの日となったのは、2007年(平成19年)からです。元々4月29日は昭和天皇の誕生日であり、昭和の間は天皇誕生日とされていました。昭和天皇が崩御されたとき、本来なら平日になるところですが、昭和を記念する祝日を作ろうという動きから残すことが決定。昭和天皇が生物学者であり、木々を大切にされていたことから「みどりの日」というネーミングに。

しかし、2005年(平成17年)に4月29日を「昭和の日」にすることが国会で可決され、横すべり的に5月4日が「みどりの日」になりました。理由としては、5月3日と5日は祝日でお休みなのに、4日は平日といういわゆる飛び石連休で、なんとかしてほしいという国民の声が多かったからだそうです。

 

5月5日 こどもの日


これは覚えている人も多いのでは。「こどもの日」です!

こどもの日は1948年(昭和23年)に制定され、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」という願いが込められています。

もともと5月5日は端午の節句でもあり、奈良時代に中国から伝わったもの。邪気払いとして菖蒲を家の軒先につるして、菖蒲の葉を浮かべた酒を飲んで身を清めたことが由来とされています。菖蒲湯は今でもおうちでやっているという人もいるかと思います。

武家の時代になると、「困難に立ち向かい、強く成長する」という意味の「尚武」と読みが同じことから縁起がいいとされ、端午の節句=「男の子がたくましく成長することを願う行事」として定着しました。

こどもの日にこいのぼりを飾るのは、江戸時代、将軍が生まれるとのぼりを上げたことが由来とされています。武家から庶民へと伝わり、庶民の人々がのぼりに鯉をかいて端午の節句をお祝いしたことが、こいのぼりの始まりとされています。

 

ゴールデンウィークには4つの祝日がありますが、どれも願いや意味がしっかり込められていました! 今年のゴールデンウィークを過ごす際は、楽しむことはもちろん、少しその日の祝日の意味を思い出してみてくださいね♪(岩川菜奈)

参照元:内閣府

 

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