連載 第34回『#うるとらかれーらばー濱正悟のカレー手帖』 <Curry & Spice青い鳥>
無類のカレーLOVERである俳優・濱 正悟による「カレー好きの、カレー好きによる、カレー好きのための連載」。
渋谷から近い都心にも関わらず、ほっとする生活感のある幡ヶ谷の商店街。
その商店街の路地にあるのがCurry & Spice青い鳥。なんだかネーミングがかわいらしいお店へ、濱くん初訪問です。
■自分だけのとっておきにしておきたいような…隠れ家的カレー屋
有名ラーメン店の横にある青い扉を開け、2階へあがると青い鳥はあります。
店内は、温かな照明がアンティーク家具をじんわり包み込む優しい空間。
テーブル席が2つにカウンターが4席と、こじんまりしたサイズ感にも心が落ち着きます。
店内のいたるところにある青い鳥の置物は、常連さんたちが持ってきたものだそう。
カレーを待っている間も携帯をいじらず、このゆったりした時間を楽しんでいたい、そんな気持ちにさせられる空間です。
■野菜のエネルギーをフル活用した重ね煮カレー
青い鳥では、1週間ごとにスリランカカレーとインドカレーを交互に提供。 常時、4種の重ね煮カレーを用意しており、ルーを2種盛りすることも可能。 取材に訪れた日は、インドカレーの週でした。
ランチのラインナップは、ポークカレー、豆と大根のカレー、酸味の効いたトマトスープ、エビのココナッツカレーの4種。
その前に…”重ね煮”のご説明。
あまり耳にしないこの調理法、水を入れずに、素材を一定の順序で重ね、塩のみで煮るという方法。太陽に向かって伸びる野菜と、地中に向かって伸びる野菜のそれぞれのエネルギーを利用した方法で、最小限の調味料で野菜の本来のうまみが最大限に引き出されるんです。
そして、濱くんが注文したのは、ポークカレー(左側)と豆と大根のカレー(右側)の2種盛り。 ライスの真ん中に立っている豆のおせんべい(パパド)が圧倒的な存在感!
その他にも日によってかわる付け合せに、「香りの女王」と呼ばれるバスマティライスにあきたこまちをMIXしたお米が鎮座。
「パパドは、程よい塩味でとても香ばしいです。砕いて、カレーにのせるためにちょっと残しておこう(笑)!」(BY濱くん)
早速カレーがアツアツのうちにいただきます。
「ポークカレーは、辛さよりも先に酸味を感じました。2口目を食べたくらいから辛さがやってくるような感じ。ポークって硬い肉に出会っちゃうことが多いんですが、このポークのやわらかさはすごく自分好みでした! そして、豆のカレーは野菜だけなのに、とろっとしていて、優しい味。我ながらコントラストのついたいいチョイス!」(BY濱くん)
カレーの上に砕いたパパドをのせれば、さくさくとした食感がたのしい…♪
■濱くんのひと言「優しさに触れる。」
お店の柔らかな雰囲気、手間暇かけられたカレーの体へ気遣い、そして店主の澤田さんのお人柄も優しい。スパイシーなカレーの中に、たくさんの優しさが込められていました。
店名 Curry & Spice 青い鳥
電話 03-6276-0082
住所 東京都渋谷区幡ヶ谷2-47-12 2F
営業時間 火〜土 11:30~14:30(L.O.14:15)、 17:30~22:00(L.O.21:45) 日曜 11:30〜15:30(L.O.15:15)
定休日 月
HP http://www.curry-spice-aoitori.com/
MEMO あいがけカレー¥1,200 コーヒー焼酎や、ラッシー酎などめずらしいアルコールもご用意!
※2020年1月23日時点の情報です。営業時間等に変更の可能性がありますのでHPにて最新の情報をご確認ください。
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