「塩梅」読める?「しおうめ」じゃなくて…アレのこと!
ひらがなで書けばよく知っている言葉なのに、漢字になったとたんに読めなくなってしまう。そんな日本語ってたくさんありますよね。
たとえば、日常会話でも使う「拗らせる」や「連む」。
誰もが口にしたことがあるはずの「暫く」「漸く」「夫々」など。
そんな読めそうで読めない日本語にまつわるクイズ、本日のお題はコチラです。
「塩梅」。
この日本語はなんと読むのでしょう? ちなみに「しおうめ」ではありません。
若い世代はあまり使わない言葉ですが、おじいちゃん・おばあちゃんが「いい塩梅だねえ」と言うと、なんだかかわいい響きに聞こえます♡
日常会話では「味がちょうどいい塩梅だね」とか「いい塩梅に人が揃っている」なんて使われ方が多いでしょうか。
デジタル大辞泉(小学館)によると、「塩梅」とは次のような意味です。
(1)料理の味加減。
(2)物事のぐあい・ようす。
(3)身体のぐあい・ようす。
(4)物事のぐあい・ようす・程合いを考えて、程よく並べととのえたり処理したりすること。
つまり「いい塩梅」とは、料理や体調などいろいろな物事がちょうどいい具合である、という意味です。ちなみに漢字は「塩梅」だけでなく、「按排」「按配」「案配」と書くこともあります。
「案配」という文字から、なんとなく読み方が想像できたかもしれませんね♪ では、正解を見てみましょう。「塩梅」の読み方はコチラ!
正解は「あんばい」でした。
「塩梅(あんばい)」という言葉は、もともと塩+梅酢を示す「えんばい」と、物をぐあいよく並べるという意味の「按排」が混同した所から始まったと言われています。
温泉に入ったお年寄りが「いい塩梅のお湯加減だね」なんて話していたら、なんだかほっこりしてしまいますね。
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(豊島オリカ)