先のない恋愛を吹っ切るために!自分の心を恋人から離れさせる方法

先のない恋愛を吹っ切るために!自分の心を恋人から離れさせる方法


自分の心を恋人から離れさせる方法

住む場所が遠く離れてしまったり、ふたりで過ごす時間が作れなくなってしまったりと、さまざまな理由から、自分の気持ちを恋人から離さないといけない場合があるかと思います。

別れたほうがお互いのためになるような状況になったとしても、好きな気持ちがあるなら、自分から離れていくのはなかなか難しいですよね。そこで今回は、「自分の心を彼氏から離れさせる方法」についてご紹介いたします。

 

■まずは相手に多くを望むのをやめる


到達点や目的地がないというのが、恋愛の難しさです。そのため、恋愛をしていて「これで満足」という状態が訪れることはほとんどありません。心理学者のルービンは、相手を好ましいと思う感情を「LINK」と「LOVE」に分けて尺度化しました。これによると、好意を抱くだけでは生じなかった負の感情(嫉妬や不安)が、恋をすることから生じてくるのです。そのため、愛されたい、独占したいという「もっと〇〇したい」という感情を抑えて、多くを望まないようにしましょう。そうすれば、気持ちの切り替えがスムーズに始められます。

 

■自立と依存の「板ばさみ」で悩まない


コレット・ダウリングが提唱した「シンデレラ・コンプレックス」という言葉があります。これは「他者に面倒を見てもらいたいという根深い願望によって、精神と創造を十分に発揮できずにいる」ことだと定義しています。あなたが精神的にも経済的にも自立していれば、彼に依存することは無いのですが、そうでないなら、心のどこかで彼を求めてしまうのです。彼に「こうしてほしい」と思う前に、自分を自立させることを意識してみましょう。次第に気持ちが離れはじめていることに気がつくはず。

 

■惚れた弱みから始まる「最小関心の法則」を破る


付き合っているふたりの間の愛情の強さは、常にバランスが取れているとは限らず、どちらか一方の愛情が強く、もう一方はあまり強くないということがよくあります。このような場合、心理学的には「最小関心の法則」が成り立つと言えます。これは惚れている方が惚れられた方の言いなりになってしまうというもの。惚れられた方は、相手の愛情を独占しているという自信を持っています。そのため、彼の「言いなりにならない」ことが肝心です。何でも言うことを聞かないように心がければ、この「最小関心の法則」を破れるように。

 

■恋愛感情で自分の「ものさし」を歪ませていないか


ある人に対して、その人を評価するときには誰もが自分の持っている価値基準をあてはめて判断します。この過程を心理学では「対人認知」と言います。そして、対人認知においては、恋人に対する評価が歪められて高くなるとされます。自分が手に入れた恋人は、価値が高いと思う心理が働くからです。そのため、恋人には採点が甘くなるのです。そこで、お互いを知る相手に、彼に対する客観的な意見を聞いてみましょう。そして、その評価と自分との評価のギャップを認識してみてください。自分の評価とはかけ離れた答えが返ってくるかもしれません。

 

「恋は盲目」とよく言われますが、相手に依存していたり尽くしているのに、相手からはそれと等しい愛情を返してもらっていないことも。恋の高揚感はとても心地いいものですが、冷静に相手を見て、精神的に自立することも大切なのかもしれません。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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