つまずいたっていいじゃない、新人だもの|新人のお仕事格言【第1回】
新人のみなさま、こんにちは。
この春に入社したばかりの人、もう会社辞めたくなっていませんか? 大丈夫ですか? 2年目に突入した人、急に新入社員というフィルターが外れてびびりますよね。わかります。
今回からスタートするこの連載では、フルゆとり世代の新人編集者が、日々仕事でのたうち回る中で心を打たれた格言をお贈りします。
頑張ることがしんどいときに、思い出してほしい言葉
息を吸って吐くっ!! それが生きる道
これは、『COJI-COJI』の13話で、顔がブサイクなことを気にする天使の吾作に、そんなことどうだっていいよ、とコジコジが放った言葉です。大抵の悩みは、生きてさえいればどうだっていいんです。死ぬこと以外かすり傷。
私も新入社員のとき(つい最近ですけど)、「この程度で辛いって思うのは甘えなんじゃないか」とか「先輩たちと比べて、どうして自分はもっと頑張れないんだろう」と思い詰めていた時期がありました。でもそうやって悩みすぎると、何もかもしんどくなるだけなんですね。現実から逃げるようにマンガばかり読んでいたら、先の言葉に出会って、すごく心が楽になりました。自分を肯定してあげるだけで、案外簡単に道は開けたりします。
だからこれから社会の荒波に乗りださんとする人、これだけは覚えていてほしい。息してるだけでエライ! その上、週5日も会社に行っているなんて全米が泣くレベルです。できない自分を責めてしまうときは、さくらももこ先生の傑作『COJI-COJI』を読んでみてください。苦しんでいることが何だかおかしくなってきます。
「てゆーか息してるだけでマジえらくね?」と脳内にギャルを住まわせながら、強く生きていきましょう!
(時吉 茜)
著/さくらももこ
出版/集英社
(C)M.S
2018年12月25日発売
新書判/256ページ/定価:600円(本体)+税
公式URL:https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-867527-5