「知恵熱」は乳幼児期特有の発熱?それとも頭を使ったあとにでる発熱?
みなさんは、自分の言葉の使い方は絶対に正しい、と自信をもって言えますか? 言葉の意味をきちんと理解するのって、意外と難しいですよね。
今回は、「言葉の意味を勘違いしやすい日本語」に関するクイズを出題します。普段よく耳にするあの言葉の本当の意味が分かるかも……?
「知恵熱」の意味を説明できる?
次の2つのうち、「知恵熱」の正しい意味はどちらでしょう?
1「乳幼児期に突然起こることのある発熱」
2「深く考えたり、頭を使ったりした後の発熱」
意外と耳にすることが多いこの言葉。一体正解はどちらなのでしょうか?
「知恵熱」の本当の意味って…?
「知恵熱」の本来の意味は……
1「乳幼児期に突然起こることのある発熱」
でした!
文化庁が発表した平成28年度「国語に関する世論調査」によると、
20代の男女のうち、「乳幼児期に突然起こることのある発熱」という意味合いで使っている人は、全体の15.6%。
一方、「深く考えたり、頭を使ったりした後の発熱」という意味合いで使っている人は73%という結果になっています。
このように、20代のほとんどが「知恵熱」の意味を勘違いして覚えてしまっているようですね。「知恵熱」は頑張りすぎたときにでるものだとずっと思っていたのに……という方も多いのではないでしょうか。
【まとめ】
本来は「乳幼児期の突然の発熱」を指す「知恵熱」。
くれぐれも、「勉強 / 仕事を頑張りすぎて知恵熱が出ちゃったよ」なんて誤用はしないように気を付けてくださいね! 大人になってしまったら、もう「知恵熱」は……。(萩原遥)