本当に似合う・使える服の選び方。失敗しない買い物や試着のコツまとめ

本当に似合う・使える服の選び方。失敗しない買い物や試着のコツまとめ


一気にあたたかくなってきて、本格的に春服が欲しくなる季節がやってきました!

何も考えずにとりあえず服屋さんに行き、パッと目に入った服をなんとなく買う。という方も多いのではないかと思いますが、その方法で服を買うと「単品で見るとかわいいのに、組み合わせにくくて結局着ない」「お店ではテンションが上がっていたけど、家で着ると似合わない」「ほぼ同じものをもう持っていた」など、タンスの肥やしをただ増やしてしまうだけという悲しい結果になりがち。

服がない

今回は、編集部がファッションのプロに聞いた、「本当に似合う服を選ぶ方法」「本当に着回せるかどうかを見極める方法」「試着で見るべきポイント」をまとめてご紹介します!

 

◆服を買いに行く前にやるべきこと


1,000人以上の女性に「本当に似合う服」をスタイリングしてきたパーソナルスタイリストの石川ともみさんによると、服を買っても失敗しがちな人は「自分は何が好きで、どんなイメージになりたいか」ということを考えないまま、「お店のマネキン」や「雑誌のコーデ」を完全コピー。そして「雑誌で見たときはあんなにかわいかったのに、こんなはずじゃなかった」となってしまうそう。それを防ぐためにやるべきことがコチラです。

【1】自分の好きなものは何か考える

どうしても「きちんと見られたい」「かわいく見られたい」など、「どう見られたいか」から入ってしまう人が多いですが、何よりも先に考えるべきことは「自分は、何を好きか」。

雑誌やインスタを見たり、ZOZOTOWNなどでたくさんの服を見て、とにかく自分の「好き」を洗いだしましょう。すべての服が「これ好き! かわいい!」で、どの服を手に取ってもテンションが上がるクローゼットが家にあったら、幸せですよね。

【2】自分の持っている服をすべて広げてみる

女性

少々面倒と思うかもしれませんが、相当服を持っている人でない限り、どんなに時間がかかっても1~2時間あればできるはず。「増やす」前に、自分が今持っているすべての服を把握することが重要です。

すべて広げて眺めるだけでも「ワンピースばっかりだな」「白黒ベージュしかないな」「色モノはなぜか紫に偏ってるな」など、傾向が見えてきます。手持ちの服を把握することで、「持っていることを忘れていた手持ちの服と同じものを買ってしまった」「単品ではかわいいのに合わせる服がなくてお蔵入り」などのありがちな失敗を回避できます。

ついでに「あれ、こんな服持ってた?」と、存在自体を忘れていた服は、基本的に今後も着る機会はありません。この機会に断捨離してしまいましょう。

★断捨離のコツはコレ!「着ないけどなかなか捨てられない服」を捨てる3つの方法

【3】他人の目線を入れる

【1】で「自分は何が好きか」を知った上で、初めて「他人の目線」を入れましょう。どんな服を着ているときに褒められることが多いかを思い起こしましょう。

そして「この服似合う?」と聞くのは女性がベター。男性は「その服がその人に似合うかどうか」よりも「その服が自分の好みかどうか」で判断することが多いため、バランス良く全体を見た上で判断してくれる女性のほうが適任です。

★「本当に似合う服」はこう選ぶ!プロが教える似合う服の見つけ方【準備編】

 

この準備を終えてから買い物に行くだけで、だいぶ結果は変わってくるはず。この上でさらに、買い物当日に知っておくといいポイントをご紹介します。

◆買い物当日に知っておきたいポイント


女性

【1】似合う服と着たい服が違う場合の対処法

「これまで着ていたor似合うのはかわいい系だけど、キャリア系のかっこいい服を着てみたい」など、「似合う」と「今着たい服」が違う場合は、「着たい服」の系統のお店に行き、その中で「似合う服」を探すとアタリが見つかりやすいもの。

できればこのとき、似合わないものを似合わないとハッキリ意見を言ってくれる友人と行くのがベスト。ついうっかり、そこまで似合わないのに「これかわいい!」の衝動で買ってしまうことを避けられます。

 

【2】試着で見るべきポイント

1.何より、テンションが上がるか

まずチェックすべきは「それを着たときにテンションが上がるか、かわいいと思えるか」。着たときにテンションが上がる服は、あなたを美人に見せてくれます。トップスの場合は特に、顔映りが良く見える色かどうかもチェック。

2.サイズのチェックポイント

サイズで絶対確認すべきは「肩」「腰」「全体的にずり落ちてこないか」。

肩と腰のあたりに違和感があるものは自然と着る機会が減りますし、ここはお直しに出しても高くついてしまう部位。どんなにデザインが気に入っていても避けましょう。

逆に、500~1000円程度で簡単にお直しができるので、さほど気にしなくてもいいのは「丈」です。

3.3パターン以上、着回しができるか

かわいいし、サイズもぴったりな服! ……であっても、着回しができなければ登場回数は減ってしまいます。ここで、準備で「家にある服をすべて把握している状態」であることが活きてきます。頭の中で、手持ちの服と3パターン以上コーディネートを組める服なら、その服は一軍入り間違いなしの大活躍服!

 

★「似合う服」「着たい服」が違うときどうする?プロが教える似合う服の見つけ方【当日編】

 

◆スタイリストは、買い物に行くときこうしてる!


次にご紹介するのは、さまざまな女性誌で活躍するスタイリスト・ひるいちかさんの「試着」にまつわるコツ。つい時間がないと鏡で合わせただけで「まぁいいか」と買ってしまいますが、試着なしに服を買うのは危険! ショップスタッフのフィッティング担当だった経験もあることから、「試着」のこだわりポイントをご紹介します。

【1】試着時の服装について

今日は真剣に服を買う予定で試着をたくさんする、という日は「複数パターンを見られる、いつもの自分っぽいテイストで、着脱しやすい」服がベスト。どんな服にも合うシンプルなトップスやウエストがゴムになっているスカートなどがおすすめです。そして登場回数の多い、定番靴&バッグで行くことも忘れずに。

逆に服を買う日に避けたいのは、脱いだり着たりが大変なスキニーデニムや、後ろがファスナーになっているワンピースなどです。

【2】手鏡を持っていく

これはまさにプロのワザ! ある程度大きめの手鏡を持っていくと、試着室の鏡と合わせ鏡をして、後ろ姿をチェックできます! ついつい前からの印象ばかり気にしてしまいますが、意外と他人からは後ろ姿を見られているもの。「前から見たらかわいいけど、後ろから見たらスタイルが悪く見えている!」を防げます。

★プロ直伝!「試着」でココをチェックすれば、もうお買い物で失敗しない

 

◆まだまだあります、買い物のコツ


最後に、スタイリスト・高杉しのぶさんがすすめる「試着美人」になるための方法をご紹介。

服を買う

【1】動きやすいか絶対確認

たとえばジャケットなら、腕を回してもキツくないゆとりがあるか、パンツならしゃがんだとき苦しくないか……など、実際に日常生活の中で行う動きをして、「疲れない服か」をチェックしましょう。

まだ買っていないものだから……と遠慮してしまいがちですが、お金を出して買う大切な一着は、むしろしっかりチェックすべき。動くのはもちろん、裾をボトムに入れてみたり出してみたり、袖をまくってみたり、「自分がきちんと着こなせるか」も見定めましょう。

【2】断りづらいときは「少し考えてみます」でOK

試着をしてしまったら断りにくい……という方もいるかもしれません。特に、店員さんと仲良くなってしまうとなおさらです。でも、自分の大切なお金を使って買うものですから、誰かに気を遣って買う必要はなし。迷ったら「少し考えてみます」でその場を離れてOKです。

「これでいいかも?」ではなく「これがいい!」と感じたもののみ購入するようにしましょう。

【3】ぺたんこ靴とヒール、両方合わせてみる

スニーカーとヒール

たいていお店では靴も取り扱っています。両方を持ってきてもらい、異なる雰囲気の靴を合わせると着回し力もチェックできます。また、普段あまりヒールを履かないのに「かわいいスカートだけど、ヒールじゃないと変に感じる」という服は、ほぼ着なくなります。厳しい目線で確認しましょう。

【4】迷ったら一度お店の外に出る

本当に必要か、欲しいか、似合っているか……。かわいさや着回し、金額のことなどを総合的に考えて、迷ったら一度魔法の言葉「少し考えてみます」でショップを出ましょう。他のお店をのぞいたりお茶をしたり、一度冷静になって考えると「やっぱりいらないかも?」と思うこともありますし、「やっぱり必要だ!」と気付けることもあります。その場の勢いで買って後悔することのないようにしましょう。

 

★スタイリスト直伝!試着美人になるための8つの絶対条件

 

 

季節の変わり目は「着るものがない!」とついつい衝動買いをしてしまいがちな季節。でも、枚数を増やしたところでそれが戦力にならなければ意味なし! 必要なものをきちんと見極めて「本当に欲しい、かわいいと思う服」でクローゼットを満たしましょう♡(後藤香織)

 

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