2002年にヒップホップ歌手のZeebraさんと結婚、2002年に長女、2004年に次女を出産し、モデルとしても活躍している中林美和さん。『SAKURA』をはじめとした雑誌に、娘さんたちと一緒に載ることもあります。23歳で結婚・出産して以来、一度モデルを引退して真剣に育児に取り組んできた美和さんに、育児の秘訣を伺ってきました。
■とにかくストレスをためない。
「娘が小さいときは、夜泣きがひどかったんです。育児に追われると、こんなにやってるのに、って追い込まれてしまうこともありました。でも、今は家事も育児も楽しむようにしています! 失敗しても、失敗しちゃったなぁ、まぁ、いっか(笑)。と笑って過ごすようにしています。子どもが泣きやまないときも、どうして泣きやんでくれないんだろう、って落ち込むよりも、しょうがない! 付き合うよ! と、泣いていることを受け止めるようにしています」
特に初めての子どものときは、なんでも完璧にしなければという強迫観念があるお母さんも多いもの。でも、ママの笑顔も子どもがすくすく育つ栄養です。少し完璧ではないところがあっても、笑顔のママと一緒にいたほうが、子どもも健やかに育つのではないでしょうか。
■ご褒美を決める。
「余裕がないと、どうしても、育児を楽しもう、と思えなくなることもあります。そんなときは、目先にご褒美をつけるようにしています。例えば、忙しくてどうしようもないときは、半年後に旅行に行く! と設定して、今は忙しくてもそこまでは頑張ろうと決めています」
子どもが小さいうちは旅行もなかなか難しい……ということもあるので、例えばママ友と美味しいランチを食べに行く、や、近所の美味しいケーキ屋さんのケーキを食べる、など、小さなご褒美でもいいでしょう。育児にもハリが出ます。
■細かくゴールを決める。
「娘は、抱っこしないと眠れなかったんです。大変でした。でも、今だけ今だけ、って言い聞かせて、3歳になったら楽になる、5歳になったら楽になるってゴールを決めていました。今、娘が9歳と10歳になったので、本当に手が離れてきました。逆に、私のほうから抱っこさせてーって言ってもさせてくれなかったり(笑)。赤ちゃんのときってとても大変だけど、今思えば一瞬でした。その時間をとても大事にしてほしいです。もっとその時期を一緒に過ごしたかったな、と思いますね」
■なんでも話す。
「娘たちが大きくなってからは、なんでも話すのがうまくやっていく秘訣かな、と思います。パパとケンカしちゃったのー、って落ち込んで話したら、えーっ大丈夫!? と、心配してもらうことも(笑)。でも、子どもが小さいときはネガティブな部分を一切見せてこなかった。その分ピュアに育ってくれて、なんでも話せるいい関係になりました。女同士だからすごく楽しいし、大親友ができた感じですね」
いかがでしょうか? 娘さんたちが赤ちゃんのときから、小学生となった今まで。美和さんの話には、大変なことは大変だときちんと向き合って、乗り越えてきた強さを感じました。どうしようもなく育児が忙しいときに、乗り越える際の参考にしてみてくださいね。(後藤香織)