「爆笑」の意味って間違ってないよね?誤って使用しがちな言葉3選!
理解しているつもりで使っていたのに、友達にその言葉の使い方違うよ、と指摘されたことありませんか。そんなドキッとした経験、きっと誰しも少なからずあるはず。今回は特に誤認しがちな日本語を3つご紹介していきたいと思います。さらっと日本語の勉強を一緒にしていきましょう。
♦「なし崩し」
いきなりですが、「なし崩しに結婚する」ときいて相手はどうとらえるのが正解なのでしょうか。以下のふたつから適切だと思う方を選択してください。
1、「曖昧なまま、流れるままに」
2、「物事を少しずつ済ませていく」
正解は……
2の「物事を少しづつ済ませていく」です。もし1の「曖昧なまま、流れるままに」という解釈をしていて、この言葉を聞いたらあまりポジティブに捉えられないですよね……。ふだんあまり使わない言葉だとしてもしっかり意味を把握させておきたいものです。
♦「舌を鳴らす」
この言葉よく使うよ、と思った人、もしかしてあの言葉と同じ意味で捉えていませんか。さて正解は下のどちらでしょうか?
1、「ご馳走を食べて美味しい様子をあらわす」
2、「不満の気持ちを表す」
正解は……
2の「不満の気持ちを表す」です。「おいしい」の意味の「舌鼓を打つ」とどことなく似ている為、意味をごちゃまぜにしている方がたくさんいるのでは。しかし、「この料理に舌を鳴らす」といったように、「おいしい」という意味だと思って使ってしまうと全く逆の結果になってしまうので注意しておきましょう。
♦「爆笑」
いやいや、これはさすがにわかるよ、ってなったそこのあなた。「爆笑」ということばには対象人数が設けられているんです! 次のうち、正しい「爆笑」の意味はどちらでしょうか。
1、「大笑いすること」
2、「大勢の人間が笑うこと」
正解は……
なんと、2の「大勢の人間が笑うこと」です。
デジタル大辞泉によると
大勢の人がどっと笑うこと。また、その笑い。(『デジタル大辞泉』より引用)
と書かれています。ただ、最近では言葉の意味が変化してきており、
[補説]一人または数人が大声でわっと笑うことの意でも用いられる。(『デジタル大辞泉』より引用)
という、ひとりでの大声で笑うときにも用いられるようになってきました。
ひとりでもすっごく面白いときに「爆笑」というワードを使う人がよくいると思うのですが、本来の意味からすると誤った使い方になります!
いかがでしたか?
え?そうだったの!と驚くような言葉がいくつかあったのではないでしょうか。私自身、過去には違った意味で認識していたものもありました。日本語はやっぱり奥深い。これからは注意して正しい意味で使っていきましょう♪(金武弘花)
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