皆さん、毎日ちゃんと髪のお手入れしてますか? 「もちろんしてます!」という方、旅行先でもケアできていますか?
旅行先で撮った記念写真。ふと見返してみると髪がゴワゴワ……ツヤも、まとまりもない……なんてこと、あると思います。そんなことがあっては、せっかくの旅の思い出が台なし!
今回はモルトベーネから配信されたニュースレター『ヘアケア・マスター講座 その15』から、モルトベーネグループのヘアケア・マスターである枝聡さんによる、旅行先でも輝く美しい髪を保つための「旅髪レシピ」をお届けします。
■まとまらない髪の原因、そしてこれからのヘアケアに必要なことって?
「これからの時期、ゴワゴワとしてまとまりにくい髪の主な原因は乾燥と紫外線。特に紫外線量がゴールデンウィーク直前から多くなり始めるため、しっかりとした紫外線対策が欠かせません。髪の表面を覆うキューティクルは、内部にあるたんぱく質や脂質を守る働きがあります。しかし、キューティクルは毛髪の構造で一番外側にあるためダメージを受けやすく、キューティクルのたんぱく質は紫外線により分解して、バリア機能を失っていきます」(枝さん)
原因がわかれば、あとはケアの方法です。もちろん旅行先で日傘や帽子を用いて紫外線から髪を防御することは大切ですが、そこにきちんとケアをプラスしてあげることが大切。
それでは具体的に、旅行前から旅行後までに必要なヘアケアについて確認していきましょう。
■旅前・旅中・旅後の3ステップ “旅髪” レシピ!
旅先でありがちなのが、宿のシャンプーやコンディショナーが自分の髪に合わないこと。さらに、旅行の楽しさからゆっくり髪をブローしなかったせいで思うようにまとまらない……なんて方も多いのでは。
そんなトラブルに合わせた、旅前、旅中、旅後のヘアケア方法を紹介いたします。
ステップ1 旅前: 旅の1週間前は「守る」ケアを
トリートメントはいわば髪の栄養ドリンク。日中の紫外線によるダメージを補修してベストな状態にリセットするためにも、少なくとも旅の1週間前からトリートメントで集中ケアしておくことが大切なのだそうです。
ステップ2 旅中: 旅先でも「守る」ケアを
たとえホテルにアメニティが用意されていても、宿泊先には愛用のヘアケアを持参しましょう。できるだけいつもと同じ環境でケアをすることが、旅の間も美しい髪を保つ秘訣です。
さらに、旅行中起きがちな失敗が、髪をよく乾かさずに寝てしまうこと! 濡れたままだとキューティクルがダメージを受けやすいので、髪にかなりの負担がかかってしまいます。
翌朝のまとまりを良くするためには、根元からしっかり乾かすことが大切。それだけで翌日のブローの時間が短縮できるそうです。
ステップ3 旅後: 旅から帰ったら「与える」ケアを!
帰ったらまず、美容液などを用いて頭皮の状態からリセットしましょう。旅の間に浴びた紫外線や乾燥などのダメージをリカバリーして、頭皮と髪のコンディションを整えるのです。このケアによって、ダメージに負けない強い髪が育ちます。
毎日しっかり髪をケアしているつもりでも、確かに旅行先でのケアまでは考えていませんでした……。美しい髪は一日にしてならず、一日の怠りも禁物ですね!(鈴木 梢)
【あわせて読みたい】