突然ですが、みなさん最近ヒール靴を履いていますか? ここ数年、カジュアルブームの波を受けてなのか、電車や街行く女性たちの足元を見ると、ペタンコ靴やスニーカーなどヒールのない靴を履いている女性が多くなった気がします。
株式会社リビングくらしHOW研究所は、全国の女性1,572人を対象に「靴と足の悩み」についてのアンケート調査を実施。靴の購入実態や足や脚の悩み・トラブルについて、全国の女性に聞きました。
【女子のヒール靴離れが進んでる!「本当は履きたいが、履けない」理由】
■1年以上履いてない“埋蔵靴”は平均4.4足
20代以上の女性の85.4%が1年以上履いていない“埋蔵靴”を持っていて、その数は平均4.4足。持っている靴(平均10.9足)の4割に上りました。“埋蔵”の理由の多くは、買ったものの「履く機会がない」「足に合わないから」など。持っている“埋蔵靴”を今後どうしたいかと聞いたところ、「履かないと思うがずっと持っている」が48.0%と最多を占めました。
■靴購入時の重視ポイントは「快適性」が1番大切!
靴の購入時に重視するポイント(複数回答)を聞いてみると、「履き心地のよさ」70.7%や「歩きやすさ」61.6%が上位。デザインや価格よりも、快適性のほうが重視されているようです。特に50代以上ではその傾向が顕著に表れました。
■最も長時間履くのは全年代で「スニーカー」が1位!
「1年を通じて最も長時間履く靴」を聞いた質問では、「スニ―カー」が1位、特に20代・30代で半数超という結果に。2位は「パンプス」で、50代以下はどの年代も2割弱と、年代差はさほどありません。年代が上がるとスニーカーが減り、50代はスリッポン、モカシン、デッキシューズなど「カジュアルシューズ」が、60代ではきちんと感のある「ローファー」がほかよりもやや多く、好みの違いが見られました。
■ヒール靴を履きたいが履けない理由は?
「月1回以上ヒールのある靴を履くことがあるか」と聞いたところ、「ある」人は56.9%。ただし「ない」人の43.4%は、ヒール靴を「本当は履きたいが履いていない」と答えました。
理由は大きくふたつで、ひとつは妊娠中や子どもが小さく、安全のために控えるというもの。もうひとつは、ヒール靴は足が疲れるから、痛いから。逆に、ヒール靴を履く人の中にも、仕事での必要やおしゃれのために我慢するが、「本当は履きたくない」という人が3割もいました!
靴選びについて聞いてみると、みなさんなかなか悩んでいるようで……。
「子どもと一緒にいても本当は可愛い靴が履きたい(30歳)」
「靴擦れがひどいので靴を買う時は本当に怖い(38歳)」
「足に合う靴なんて履いたことがない(43歳)」
「年齢が上がっても素敵な靴が履きたい。履きやすさを兼ね備えた靴を待ち望んでいる(58歳)」
足の形もファッションの嗜好も千差万別。「オシャレ」と「快適」、「好きな靴」と「履ける靴」がなかなかマッチしないのが残念ですよね。歩きやすく、おしゃれ、そして手頃な価格の三拍子が、今女性に求められるヒールのマスト条件のようです。(松本美保)
情報提供/株式会社リビングくらしHOW研究所
【あわせて読みたい】
※ハイヒールの痛みとサヨナラ!働く女子のためのシューズブランドが誕生
※デートにスニーカーで来る女子はアリ?ナシ?男子たちの意見は…え、意外!
※ずっと履いてても足が痛くならない!OLの味方「フルラ」の美脚パンプスが人気沸騰!