独身者が結婚したくてもできない3つの理由。打開策を専門家に聞いてみた

結婚したいとは思いつつも、どうしても結婚を決断することができない。

そう感じている人は少なくないと思います。今結婚できない人はどんな理由があるのでしょうか、またどうすればこの状態から抜け出すことができるのでしょうか?

ということで今回は、恋愛マッチングサービス「Omiai」が男女4315人に調査した「結婚できない3つの理由」をご紹介します!

 

■独身にとどまっている理由はなんですか?


「いずれ結婚する」と思っている未婚者に、結婚をとどまっている理由を聞いたところ、25歳以降の男女は「適当な相手にめぐり会わない」がダントツで一番多い結果となりました。若い年代では「仕事や学業に打ち込みたい」「まだ若すぎる」などがその他多い理由として挙がっていましたが、年齢層が上がるにつれて「自由さや気楽さを失いたくない」「異性とうまくつきあえない」の割合が増えていく傾向に。

確かに日常生活がルーティン化していたら、結婚を前提にお付き合いする相手をみつけるのは難しいですよね。恋愛結婚だと劇的な出会いを想像しがちですが、交際相手を見つけるためには、意識的にその候補を探すための活動が必要だと感じます。

では、適当な相手にめぐり合えて、もしも結婚するとなった場合、何か障害になることはあるかを聞いてみました!

 

■結婚にどんな障害を感じますか?


1年以内に結婚することとなった場合、何か障害になることはあるか聞いてみたところ、「結婚資金」がその障害として一番多く挙がる結果となりました。

結婚すると決断しても簡単にできるわけではありません。手続きや式は挙げるのか、どう生活していくのかなど様々なことを考えると一歩踏み出せないという気持ちもわかります。

 

■ほかにも・・・


(c)Shutterstock.com

上記と同じ質問の中でさらに顕著となったのが、「職業や仕事上の問題」について不安に思っている点。

結婚・交際相手を見つけるにあたって、その活動のための時間確保や、働き方・ライフスタイルといった自らの時間の過ごし方と合う異性を見つけることを困難に感じている方が多いようです。

 

結局結婚できない3つの理由は「適当な相手にめぐり合わない」、「資金面に不安があるから」、「時間がない・合わないから」が最大の理由でしたが、これに対して「婚活」や「パラサイト・シングル」「格差社会」などの社会的な概念・言葉を生み出した、家族社会学を専門にし、晩婚化や少子化について研究している中央大学文学部教授の山田昌弘氏はこう述べています。

 

日本では、独身にとどまっている理由について、消極的な理由が多いのが特徴です。恋人がいない理由において男女を比較してみると、ともに「適切な相手に巡り会わない」「異性とうまくつきあえない」「結婚資金が不安」の三つが大きな理由となっていますが、特に、女性は「適切な相手に巡り会わない」ことを選ぶ人が多く、一方で男性は「結婚資金」をあげる人が多い結果となりました。
また、次の「結婚の障害」でも、男性の三分の二が「結婚資金」をあげており、交際相手がいない段階でも、結婚後は男性が経済的に扶養するという意識がまだまだ強いことが分かります。

消極的な理由で恋人がいない人に対しては、まず、「自然な出会い」を待っていても、なかなか相手は現れないということを理解してもらう必要があるでしょう。そして、積極的に出会いの機会を増やすことが、特に女性に対しては求められます。また、「異性とうまくつきあえない」という人には、とにかく、異性と話す経験を積むことが、そして、自分を客観的にみてくれるような“恋愛の先輩”のアドバイスを聞くことが重要だと考えられます。そして、経済的な問題に関しては、共働きを前提として女性も経済力をつけ、男性は家事などができることをアピールすることが求められます。

 

幼かった頃は当たり前のように誰かとお付き合いして、結婚して、子どもを持って老後を迎えると思っていましたが、現実はそうではありません。結婚を考えている人はいつまでもなにかをしてもらうことばかり考えず、自分からどうするべきか考え、行動することが大事だと思います。(こぐれみき)

情報提供元/Omiai

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