『Domani』2月号の恒例企画といえば、2014年2月号で4回目を迎える“丸ごとデニム”特集。最旬デニムの選び方や着こなし方法、海外セレブの着こなしや正しい洗い方まで、ありとあらゆることを紹介しています。その中でもWoman Insight編集部が着目したのは、『Domani』創刊からの17年間で変わった、デニムの選び方について。写真を見ると、まさに時代がわかります……!
※写真は右から、1998年、2003年、2005年、2011年、2012年、2013年のものです。
【1996~1999年】まだまだ休日服だった、当時の“ジーンズ”は着心地命!
この頃のデニムは……
1.デニムを“ジーンズ”と呼んでいた。
2.平日はコンサバきちんと服が支持されていたので、あくまで休日服のデニムは、着心地が楽な柔らかい素材のストレッチジーンズが主流だった。
3.股上深めの細身シルエットが人気だった。
4.『EDWIN』の『503』シリーズのCMでブラッド・ピットがギターを弾き語りしながら「ゴーマーリサン♪」と歌っていた。最近のようで、初お目見えは実は1997年!
5.ベストジーニストは木村拓哉さんが1994年から1998年まで5年連続選出されて殿堂入り!
【2000~2004年】美脚を追求したキレイなデニムが通勤服の一員になり始めた!
この頃のデニムは……
1.ONもOFFもデニムを着まわすという発想へシフト! インディゴデニムを“キレイ”に着るようになった。
2.インポートブランドの美脚デニムが続々上陸。『アールジーン』や『シチズンズ・オブ・ヒューマニティ』の美脚デニムはひとり一本があたりまえ!
3.とにかくローライズ&ブーツカット。
4.浜崎あゆみさんが2000年から5回連続ベストジーニストに輝き殿堂入り! デニムに付けていたファーのしっぽが話題になりました。
【2005~2010年】女性らしいラインとぐっと派手になった小物づかい!
この頃のデニムは……
1.引き続きブーツカットが根強い人気。ひざ上がさらにタイトに進化したブーツカットデニム×ぴったりトップスで体のラインを女性らしく見せていました。
2.色は明るいブルーデニムが定着!
3.この頃から今の定番スキニーやロールアップデニムが登場。
4.2005年にはあの『ルイ・ヴィトン』が『モノグラム・デニム』を発表! エレガントなヴェルニのイメージが強かっただけに、衝撃が走った新ラインでした。
5.ウエスタン調の太ベルトなど、大人もちょっとした“ギャル”要素を着こなしに取り入れていました。
【2011年】いい女感漂う、リッチなアメカジデニムへ発展!
この頃のデニムは……
1.基本はフルレングス。そして、ブーツインに夢中!
2.いい女デニムが主流。例えばクラッシュ入りのデニムに、スカーフやパールで大人っぽく味つけした知花くららさんの私服スタイルがデニム特集の“好きなコーディネート”1位に。
3.デニムといえば、ミランダ・カー! スキニーデニムが似合うナイスバディが憧れの的に。2010年にオーランド・ブルームとの結婚を発表し日本でも大ブレイク。
4.プチプラで優秀な『UNIQLO』のデニムがとにかくヒット。イメージキャラクターをつとめた黒木メイサさんはその年のベストジーニストにも選出されました。
【2012年】よりラフな“こなれた”着こなしが旬でした。
この頃のデニムは……
1.ボーイフレンドデニムがフィーバー! 大人もどんどん挑戦し、よりラフな着こなしが支持されるようになりました。
2.ハットやニットキャップ、フラットシューズを合わせたボーイズカジュアルが人気に。
3.好きなコーディネートにはホワイトデニムの嵐! ドレスコードが厳しい会社でも、臆せず着られるのが人気の理由でした。
4.海外セレブ風の、ダンガリーシャツ×デニムという、デニムONデニムのスタイルが登場。デニムで“遊ぶ”ことに抵抗がなくなってきています。
【2013年】甘さとヌケ感があるやわらかな雰囲気に。
この頃のデニムは……
1.引き続きボーイフレンドデニムが人気。しかし、ざっくり編みニットや丸首ニットなどの優しいトップスに、ビジューネックレスなど女性らしい小物を合わせるレディライクな着こなしが増加。
2.合わせる靴は基本的にヒール。
3.空前のカラーデニムブーム! 取り入れやすいパステルカラーだけでなく、赤や黄色など鮮やか色にもチャレンジしていました。
そうそう、そうでした。「ジーンズ」って呼んでました。キムタクやあゆがベストジーニスト殿堂入りでした。しかし現代はスキニーとボーイフレンドがデニムの2大主流のようですね。今でもブーツカットは永遠の美脚デニム! と信じている私はゼロ年代で止まっているのでしょうか。うーん、冬のセールで2大主流のうち、どちらか1本くらい手に入れてこようと思います。(後藤香織)
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