世の中にいったいいくつのコスメがあるんでしょうか。スキンケアにしてもポイントメイクにしても、本当に数えきれないほどあります。そんな中で多くの女性たちに支持されたコスメの総集編「ベストコスメ」企画が各雑誌で組まれている昨今、果たして雑誌ごとに傾向はあるのかをじっくり見てみました。
【まずは対象雑誌データ】
【1】 『Oggi』 ベストコスメ回答者515名の基本データ
主に20代後半～30歳前後向けの働くキャリア女性向けファッション誌。
平均年齢：32.3歳
1か月の平均美容代：15,100円
お金をかけるスキンケア：1位美容液、2位クリーム、3位化粧水
【2】 『美的』ベストコスメ回答者3,246名の基本データ
ビューティ＆ライフスタイル情報を深く幅広く伝える月刊ビューティ・マガジン。
平均年齢：31.9歳
1か月の平均コスメ代：18,970円（内訳：スキンケア11,120円、メイクアイテム7,850円）
お金をかけるスキンケア：1位美容液、2位化粧水、3位クリーム
平均年齢を見ると『Oggi』が0.4歳上回りつつも、『美的』のほうがコスメ代は高い。さらに『Oggi』はざっくり「美容代」でこの値段。『美的』読者がコスメ以外の美容費も含めて算出すると、いったいいくらになるんでしょう……？ さて、そんなことを思いながらいざ、比較に進みます。
【両者の1位が一致したもの】
まずは、一致した項目について。近いようで遠いこの2誌で、同時に1位を獲得するということはかなり信用大のアイテムなのではないでしょうか？
■クレンジング部門：ファンケル「マイルドクレンジングオイル」(120ml 1,785円)
■美容液部門：資生堂 HAKU「メラノフォーカスCR」(45g 10,500円)
■乳液部門：アルビオン エクサージュ「モイストクリスタルミルク」（200g 5,250円）
【両者の結果がまったく異なったもの】
■洗顔部門
Oggi1位(※美的2位)：資生堂 専科「パーフェクトホイップ」(120g 630円※編集部調べ)
美的1位：ファンケル「洗顔パウダー」(50g 1,260円)
なんと美的の1位、ファンケル「洗顔パウダー」はOggiではランクインせず！ むしろ、美的の上位5位とOggiの上位3位で共通するアイテムは資生堂専科「パーフェクトホイップ」のみ。両者ともに2,500円～3,000円前後のお高め洗顔料とプチプラ洗顔料がランク内に同居しているのに、アイテムはかぶらない……なぜ？
■クリーム部門
Oggi1位 カネボウ化粧品 DEW スペリア「リフトコンセントレートクリーム」(30g 10,500円)
美的1位 ドゥ・ラ・メール「クレーム ドゥ・ラ・メール」(30ml 18,900円)
クリーム部門、非常に大混戦なんです。なんと、お互いの1位が、お互いのランキングにまったくランクインしていないんです。さらに、美的上位5位(6アイテム)とOggi上位3位で共通するアイテムは、美的3位、Oggi2位の、シャネル「ル ブラン クリーム」のみ。
また、2013年@cosmeのベストコスメ総合大賞に選出された「ニベアクリーム」が美的の2位に君臨しているところはさすが美的です。
また、Oggiのトップ3位の価格が「10,500円、13,650円、6,300円」に対し、美的のトップ5位(6アイテム)の価格は「18,900円、248円、13,650円、15,750円、18,900円、8,400円」。ニベアをのぞけば美的のほうがOggiよりも約5,000円平均が高いという驚きの結果に。
ちなみに化粧水は、アルビオンの「薬用スキンコンディショナーエッセンシャル」や、マックスファクター SK-Ⅱの「フェイシャル トリートメント エッセンス」など、ほぼ似たようなアイテムの順位違いという結果に。うーん、この違い、興味深いです。
さて、次回はメイクアップ編をお送りいたします！（後藤香織）
メイクアップ編はコチラ→ 「Oggi」と「美的」のベストコスメを比較してみたら、驚きの結果に！【メイクアップ編】
（『Oggi』2014年2月号）
（『美的』2014年2月号）
【あわせて読みたい】
※2013年ベストコスメ大賞、ネットの噂で再燃！ニベアクリームが総合大賞
