【たかのさんぽ】デートで神社を訪れてみよう。都心の癒しスポット、根津神社へ

ほんもの遊び人・高野さんが教える、東京おさんぽデートのすすめ【たかのさんぽ谷根千編・第1回】

あなたは極上の遊びを知っていますか？

それはお金をかけなければいけないことだったり、自分には縁遠いことだったり……そんな風に思っていませんか？
いいえ、そこまでお金をかけなくたって、「遊び」の種は、毎日を楽しく過ごす方法は、きちんとあるのです。

そんな「東京での極上の遊び」のナビゲートをしてくれるのは、築地生まれ・銀座界隈で幼少期を過ごし、東京じゅうの、そして日本じゅうの「究極」「いいもの」を知り尽くした「ほんとうの遊び人」、TSIホールディングスで顧問をつとめる高野さん。

CanCam it girlたちを、極上のデートに連れていってくれます。

第一弾は、CanCam it girlの尾身綾子さんとともに行く「谷根千」エリア特集。まずはふらりと根津神社を訪れてみましょう。

■【第1回】デートで神社を訪れてみよう。都心の癒しスポット、根津神社へ

「遊び人が神社……？」と、一瞬結びつかないところもあるかもしれませんが、高野さんは神様仏様への感謝を日々怠りません。

「僕はよく“福の神”と周囲から呼ばれることがあって、実際たとえば月曜の空いている時間にお店に行くと、急に満員になった……ということがしばしばあります。自分と接するすべての人がハッピーになって欲しい、という思いがあります。

習慣として、毎日お経をあげています。感謝と、世の中の人が幸せになってほしいという願いと、自分への反省。これらを繰り返し確認するのが“お経”なんですね」（高野さん）

重要な仕事を日々確実にこなし、新規事業の立ち上げに携わり、ありとあらゆる遊びにも詳しく、毎日お経をあげる……お話を聞いていると、高野さんって、1日48時間あるんじゃないかしら、と思います。絶対に忙しいはずなのに、その忙しさをひけらかしません。

「“忙しいのはかっこいい……”そんな価値観を持っているうちはダメです。

実際僕はスケジュール管理をお願いしている方がいるくらい、15分刻みで予定が埋まっていく。けれど、あ、ここ予定がちょっと空いているな、と思ったら、すかさず日頃“行きたい”と思っていた場所にでかける。美味しいランチをいただいて、その前に予約しないと買えないその近くの店の美味しいパンを、これから会う誰かのぶんもあわせて予約して、美味いアイスを食べる。そうやって時間を使っているからか、確かに“高野さんは1日何時間あるんですか？”と聞かれることが多いかもしれないね」（高野さん）

中でも高野さんがおすすめするのは、谷根千エリアではパワースポットとしても知られる根津神社。他にも、ちょっと足を伸ばしたところにある上野・寛永寺もなかなか面白いスポットとのこと。

「あのあたりは京都を再現しているんです。有名な不忍池は琵琶湖と、清水観音堂は清水寺と、寛永寺は延暦寺と……と、京都と対応して作られている。そうやって見てみると、また違う世界が見えてきますよ」（高野さん）

根津神社は今から1900年以上昔、日本武尊（ヤマトタケル）が千駄木の地に創祀した、と伝えられる古社。現在の社殿は、江戸時代の五代将軍・徳川綱吉が、世継が定まった際に奉建したもの。国の重要文化財に指定されています。根津駅・千駄木駅・東大前駅からそれぞれ徒歩5分程度と、アクセスも良し。

そんな根津神社は一歩足を踏み入れると緑にあふれ、都心の癒しスポットになっています。

池には美しい鯉や亀がいて、眺めているだけで癒される……。時間ややるべきことに押し流されがちだからこそ、ふと空気の澄んだ空間にきて、深呼吸することが重要なのかもしれません。

根津神社でお参りをする際は、広い境内の中にある「乙女稲荷神社」も欠かせません。

京都の伏見稲荷大社のように、（少々小ぶりで、まさに乙女サイズな）鳥居が連なる空間。

不思議と神社仏閣って、悩んでいるときや落ち込んでいるときに行くと、その空間に身を置くだけでも心が洗われるような気がしますよね。

尾身さんもなんだかすっきりした顔で根津神社をあとにしたのでした。

次回は高野さん直伝・谷根千の食べ歩きスポットをご紹介します！　お楽しみに♪

※次回は9月9日（土）の更新です。

ナビゲーター　高野　茂
1961年東京・築地生まれ。青山学院大学卒業。女性ファッション誌『JJ』にて、「関東VS関西企画」をはじめとしたヒット企画を生む。アパレル上場会社の東京スタイル取締役・TSIホールディングス取締役を経て、現在はTSIホールディングス顧問。
その人柄と自身の五感・経験に基づいた遊び情報は、モデル・業界人からも厚い信頼を寄せられており、日本各地のおすすめ情報を聞かれること多々。