「デート代、男性が払うべき?」婚活中の男女704名に聞いたら、実は…
デート代は男性が出すか、割り勘にするか…。度々世間で議論されるこの話題について、みなさんはどう考えていますか? 絶対的な正解なんてないけれど、世の中の人がどう考えているのか数値的に知ることができれば、参考になる場面もあるはず。
そこで今回は、TMS 全国結婚相談事業者連盟が、婚活中の男女704名に行った「デート時のお支払い」についてのアンケート調査の結果をご紹介します。それで早速見ていきましょう♪
「男性側が全て支払う」と思っているのは女性よりも男性?
1回目のデートの支払いについて、全世代の男性は「全て支払う」の回答が多い一方、20~30代女性は「割り勘」「男性が多めに支払う」が多く、男女の回答の差が出る結果になりました。
SNS等の議論を見ていると、「デート代を出してほしいと考えているのは女性側で、そう考えるは見当違い」のような流れが見えることがありますが、今回の調査では、意外にも男性側に「全て支払う」という意思が見えました。調査対象者が婚活をしている男女ということで、「他の人は支払っているのではないか」「ここで割り勘にしたらケチだと思われるのではないか」と考えている可能性はありますが、女性側の回答を見てみると、全額支払って欲しいと考える女性ばかりではないことがわかります。
また、年代別に見てみると、女性の回答では、40代50代と年代が上がるごとに「男性が全て支払う」の回答が多くなっています。男女平等の流れの中で育ってきた若年層ほど割り勘意識が強いのは納得ですが、そう考えると気になるのが男性側。20代では割り勘派は0なのに対し、30代、40代と上がるごとに割り勘派は増加しています。「男性側が全て支払う」の回答率も踏まえると、割り勘の項目だけで全て語ることはできませんが、女性と男性で傾向が真逆になっているのが興味深いポイントです。
合計1万円のお会計、女性はいくら払う?
「お会計が2人で合計1万円だった場合、どれくらい女性が支払ってくれると嬉しいですか? もしくは支払いますか?」という質問の結果もみてみましょう。
男性の意見見てみると、希望は「千円以下」が多く、女性に「4千円以上支払ってもらったら嬉しい」と回答した男性は1割でした。ひとつ前の質問からもわかるように、女性にはあまり支払いを求めないというスタンスの男性が多いようです。
一方、女性は、「3千円~4千円」程度を支払うと多くが回答。「4千円以上支払う」と回答した女性は、20代約4割、30代40代約3割、50代約1割でした。なお、選択肢に5,000円以上がないため、割り勘派の方も「4千円」を選択している可能性が。そう考えると、男性とは逆に女性側は支払う気持ちを見せている方が一定数いらっしゃるようです。
ディナーにかける金額は「1万円まで」が最多
お次は、「デート時、ディナーにかける金額はどのくらいが適当だと思いますか?(2人分)」という質問。
結果を見てみると、男女全世代、2人分「1万円まで」と回答した方が最も多い模様。20代女性は「5千円まで」と回答した方も多く、その数は40%以上でした。反対に、50代以上の女性では「2万円以上」が10%ほどと、全属性の中で一番多くなっています。
ランチ代は、5千円までが相場
続いて「デート時、ランチにかける金額はどのくらいが適当だと思いますか?(2人分)」という質問。
すると、男性では「5千円まで」が多く、女性では「3千円まで」が多数の結果となりました。男性と女性を比べてみると、“適当だと思うランチ代”は女性のほうが低いようです。
なお、男女50代では「5千円以上」の割合が他の世代に比べて多い傾向にあります。また、男性では、わずかですが20代でも「5千円以上」という方がおり、年齢が上がるにつれて増加しています。勤続年数に応じて給料が上がるという企業は日本に多くありますから、所得とランチ代にも相関関係があるのかもしれませんね。
デートのお礼は、お茶やランチが喜ばれる♡
1回目のデートで男性が全額支払った場合、もしくは多めに支払った場合、どのようなお礼が喜ばれるのでしょうか。
男性に対し、「前回のデートでごちそうしたお礼は何が嬉しいですか?」という質問の結果をみると、手土産よりもお茶やランチのご馳走が喜ばれる結果となりました。手土産が嬉しいという方も一定数いらっしゃいますが、ちょっとしたお茶やランチのほうが二人で会う機会を増やせそうです。
また、お茶やランチは、少なからず自分の時間を使う行為。「お礼に今度は私がご馳走するので、今度ランチとかどうですか」と誘えば、1回目のデートで好印象を持ったことを自然に伝えられそうです♪
今回の調査対象は、結婚相談所で婚活中の男女ということで、皆様ひとつひとつのデートに真剣に取り組んでいる方。そういった背景からも、男性は「他の人は払っているかもしれないから、ここで出さないとケチだと思われるのではないか」、女性は「自分も出す気持ちを持たないと、印象が良くないのではないか」と支払いに対してシビアに考えているのかもしれません。同じ質問をしたとしても、恋活や婚活に入れる力の具合で結果は変わってきそうです。