今のうちに対策しないとヤバい!「秋バテ」を防ぐために夏すべきこと

最近、暑い日が続いて、なんだか身体がだるい、疲れが取れない…と悩んでいる人も多いのでは? もしかしたら、それって「秋バテ」かもしれません!

「秋バテ」とは、夏の間に疲れをためてしまい、過ごしやすいはずの秋になって、身体のだるさや疲労感などの心身の不調を感じること。

麻布ミューズクリニック名誉院長の渡邉賀子先生によると、秋バテの主な原因は高温多湿、紫外線、冷房による冷え、冷たいもののとりすぎによる内臓冷え、屋外と室内の温度差などにより、近年、「秋バテ」を訴える人が増えているといいます。

「気温が高いと、冷房の設定温度が必要以上に低くなる傾向があり、冷房で身体が冷えることにより、疲労感をはじめ様々な症状をもたらします。冷たい飲み物を飲む機会も増え、例年に増して「秋バテ」のリスクが高くなると考えられます」(渡邉賀子先生)

■今からトライ!秋バテを防ぐ夏の対策

秋バテは、主に冷たいものを摂りすぎることによる「胃腸疲れ」、ノースリーブや肌を出す服装や、室内の効きすぎた冷房による「冷房疲れ」、暑さや紫外線のダメージが蓄積することによる「暑さ疲れ」の3タイプがあります。秋バテを防ぐために、今からできる夏の過ごし方をご紹介します。

【1】ぬるめ炭酸入浴で疲労回復

普段はシャワーのみですませる人も、夏こそ湯船入浴で疲れを取りましょう。理想的な入浴とは、38℃~40℃のお湯に10分程度漬かることですが、夏場の入浴は暑くてニガテに思っている人も多いはず。

シャンプー後のトリートメントの間に湯船に入る、身体を洗ってからまたお湯に入るなど、分割しながらトータルで約10分お湯に入ると、無理なく身体を温めて、疲労を回復することができます。炭酸ガス入りの入浴剤を使うと、末梢の血管を拡張し血めぐりがよくなるため、さらに低い温度(36~38℃程度)でも疲労を軽減でき、ほてらず入浴できます。

入浴剤は、お湯から出た時に清涼感を感じられるミント系やメントール入りがおすすめ。爽やかな香りで暑苦しさも和らぎます。

【2】日ごろのちょっとした運動で「秋バテ」予防の身体づくりを!

  • 第二の心臓を鍛える

駅やオフィスなどで積極的に階段を昇るようにすると、第二の心臓といわれるふくらはぎを鍛え、ポンプ機能を高める ことができます。電車で立っている時には爪先立ちを心がけることも良いでしょう。

 

  • 腕を上に上げる

空き時間など、両腕を上に上げ、窓拭きのような動きをすると血行もよくなります。つり革を持つ時には両手を交互に使うなど、左右のバランスが整うように意識しましょう。

夏から秋にかけて、気温の差が大きくなって不調を感じたり、疲労感を感じることが多くなるよう。今年は特に、全国的に猛暑の見込みもあるので、余計に体調管理をしっかりしていきたいですね! 秋バテにならないためにも、今から対策をしていったほうがよさそうです。(松本美保)

情報提供/ウーマンウェルネス研究会

 

撮影/野口マサヒロ ヘア&メイク/コンイルミ(ROI) モデル/岩田絵理奈

 

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