「日焼け対策」決定版!美肌を守るポイントは毎日の保湿にあり

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■「日焼け対策」決定版!美肌を守るポイントは毎日の保湿にあり


「夏も白肌を死守!」「一年中美肌をキープしたい!」という人にとって、夏は過酷な季節。暑さと戦いながら、紫外線のことも気にしなくちゃいけない……これでは、夏を楽しむ余裕ゼロ! 効果的かつ正しい日焼け対策を知っていれば、少しは夏を楽しむ余裕も? そこで、紫外線から肌を守る方法をまとめてみました。

 

5~8月がピーク!紫外線による肌への影響


1年で最も“紫外線”を意識するのは、やっぱり夏。2015年東京の「日最大UVインデックス(推定値)」の年間推移グラフによると、5月から一気に紫外線の量が増え、8月までその量を持続しています(気象庁ホームページに掲載)。まさにいま、紫外線量がピーク!

そして、日焼けの心配だけでなく、夏から秋にかけて、肌の調子が悪い……という人も多いはず。

実は、気温が上昇する夏の肌は、表面だけが熱く火照った状態で、表面の水分は蒸発して乾燥しています。ところが、肌の内側は逆に血流が滞って栄養や酸素などが不足して冷えている状態。この肌表面と内側の状態が、夏肌の不調として現れるのだそう。

 

■日焼け止めクリームやジェルの正しい塗り方


「紫外線をブロックするには、日焼け止めコスメはマスト」というのは既知の事実。では、みなさん、日焼け止めコスメを正しく使えている自信はありますか?

新しい商品を購入した際は、記載されている使い方などをチェックしていると思いますが、日焼めクリームなどは、「正しい塗り方」をせずに使っては、効果も半減。それどころか、「塗ったはずなのに日焼けしてしまった」という“うっかりトラブル”も……。

ではあらためて、日焼け止めコスメ(クリームやジェルなど)の正しい塗り方をご紹介します。

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【1】容器から直接、肌の上に線状にとる。
【2】手のひら全体を肌にフィットさせて、大きく円を描くように優しく広げながらなじませる。

少量ずつ部分的につけ足したり、一度に大量につけるのは“まだら焼け”になってしまう場合も。薄く何度も重ねて塗り広げることでムラにならないので、面倒臭がらずていねいにつけるのがポイントです。日焼け止めの効果を保つため、2~3時間おきにつけ直すのがベター。

また、海やプールで長時間泳いだ後、汗をかたくさんかいた後、汗ふきシートを使った後も、塗り直しをすることもお忘れなく。

 

夏肌の乾燥に、朝晩のスキンケアで「保湿ケア」


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日中の紫外線には、日焼け止めが有効ですが、実は、朝晩のスキンケアも重要になってきます。

シャワーを浴びたばかりだというのに、スキンケアをしながら吹き出る汗に、ついパパッと簡易的に済ませてしまっていませんか? 先に話したように、夏の肌表面は水分が蒸発して乾燥気味。つまり、夏こそ保湿ケア!なんです。

日焼けした後の肌、そして夏でも美白をキープしたい人は、肌の「保湿」を徹底的に行いましょう。保湿といっても、冬のこってりクリームでは肌がベタつくし、吹き出る汗と勝負しながらの朝には不向き。そこで、夏におすすめのスキンケアをご紹介します。

朝のスキンケア】炭酸泡で洗顔。これで滞りがちな血流をアップ! そして化粧水は手のひらでギュッと押し込むハンドプレスをマストで行い、時間があればプチプラの保湿マスクを。開きやすい毛穴をキュッと引き締めてくれる効果もあります。潤いで満たしたら、ベースメイクをスタート!

夜のスキンケア】美白コスメは、夜のスキンケアで投入を。頭皮マッサージで肌の巡りをアップさせればより効果的です。美白コスメは、全体塗りした後、紫外線を浴びやすい頬を中心にシミが気になる部分に重ねづけを。最後は、たっぷりのオールインワンジェルでフタをして就寝。

シンプルですが、保湿&美白コスメを効果的に使うことが、紫外線に負けない肌の土台づくりにつながります。

 

「ビタミンC」でインナーケア!効果的な摂取法


これで、外からのケアはもう万全! 次のステップは、内側からの対策「インナーケア」についてです。最も有効な成分は「ビタミンC」。サプリメントではなく、野菜や果物などから摂るのが理想です。

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赤パプリカ】1/2個(60g)=ビタミンC・102mg
ブロッコリー】3房(60g)=ビタミンC・72mg
】1/2個(90g)=ビタミンC・63mg
菜の花】1/4把(50g)=ビタミンC・65mg
キウイ】1個(85g)=ビタミンC・59mg
カリフラワー】3房(60g)=ビタミンC・49mg
イチゴ】5粒(75g)=ビタミンC・47mg
ピーマン】2個(60g)=ビタミンC・46mg

また、ビタミンCの摂取法にはちょっとしたコツが要るので、3つのポイントでまとめてみました。

【1】ビタミンCの摂取目安量は、1日100mg。余った分は排出されるので、とりあえず100mgでOKです。
【2】ビタミンCはとりだめがきかない水溶性。最低1日2回以上のこまめなチャージで量を確保しましょう。
【3】1日にとりたい野菜は350g以上(緑黄色野菜150g、淡色野菜200g)、果物は200g。それぞれ両手に1杯分と覚えましょう。

これをすべて覚えて実践するのは難しいかもしれませんが、目安として覚えておくと外食時に便利です。

 

抗酸化作用の高い「トマト」など“赤の食材”を


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最近注目されているのが「トマト」の力! 体の老化を促進させる「酸化」を防ぐ“抗酸化作用”のある食材です。

トマトに含まれる「リコピン」には、高い抗酸化作用がありますが、特に、トマトジュースや缶詰のトマトにはリコピンが豊富。また、油を使った加熱調理でリコピンの吸収率がアップします。同様に抗酸化作用が期待される「オリーブオイル」を使った「トマトソース」は、抗酸化作用がある食材を掛け合わせているので、理想的なメニュー!

一般に、トマトやにんじん、サーモンなど“赤の食材”は、抗酸化作用が高いものが多いので、美的編集部スタッフの方がおすすめする、オリーブオイルをかけた「キャロットラペ」や、「トマトとサーモンのマリネ」などもぜひ夏のメニューに加えてみては?

 

朝の果物は逆効果?間違った紫外線対策に注意!


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紫外線をブロックする方法として有効な手段がすでにいくつかありますが、みなさんは正しくできているでしょうか。

サングラス】UVカット効果があり、シミができやすい頬骨とこめかみ近くまで隠れる大きいレンズがおすすめ。瞳孔の開きを抑えるためレンズの色が濃すぎないことも重要。

帽子vs日傘】帽子も効果的ですが、頭や顔だけでなく肩とデコルテまで広く隠せる日傘のほうがおすすめ。「UVカット率」とその他の光線も含んだ「遮光率」99~100%のものから選ぶように。形は平たい皿形より、深めの壺形を! ちなみに、帽子のツバは、7cm以上ないと紫外線を防ぐことができないという研究結果も。日焼け対策が目的ならツバの広い帽子を選びましょう。

朝のフルーツ】ビタミンCを摂取するため、朝にフルーツを食べる人もいるはず。特に柑橘系の皮には、“ソラレン”というメラニンを増やす物質があるという話も。ソラレンのせいでシミが増えたという直接的なデータはないようですが、避けたほうが無難かもしれません。

また、日焼け止めコスメなどに表記してある「SPF値」ですが、重ねて使っても、UVカット力は単純計算で足し算になりません。ただし、重ねることで効果アップは期待できるので、シーンに合わせて賢い使い分けを。

 

うっかり日焼けしてしまった時の急な対処法は?


デイリーではしっかりケアできていても、アウトドアなどの非日常のシーンでは、「対策をしていたのに日焼けしてしまった!」ということも少なくないはず。最後は、そんな“うっかり日焼け”をしてしまった時のための応急処置をご紹介します。

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日中のダメージは、“即冷やす”
日焼けをした肌は、やけどと同じ。炎症を起こしているので、まずはできるだけ早く冷やしてあげることがいちばんです。氷水で冷やしたコットンなどを頬にのせるなど、ほてった箇所をクールダウンさせましょう。

冷やした後は徹底した保湿ケアを
冷やした後は、肌を徹底的に潤します。日中なら保湿成分入りのミストなどでケアを。化粧水でひたひたにした コットンでパックし、さらにその上から美白の乳液をのせておくと乾きにくいのでおすすめ。ボディも、ボディクリームなどをいつも以上にたっぷり使ってケアを。こうしておくと、日焼け後の皮むけ、色ムラも最小限に抑えられるはず。

冷蔵庫で冷やしたシートマスクを使う
帰宅後、入浴前にシートマスクを冷蔵庫に入れておき、お風呂上りに冷やしておいたシートマスクを使いましょう。その後は、たっぷりの保湿を。シートマスクだけでなく、化粧水やミストなどもそうですが、アルコール成分が入っていると肌にしみるので、日焼けした肌に使うアイテムはできるだけ肌に負担のないタイプを選ぶことも重要です。

「夏は日焼けした肌を楽しみたい!」という人も、皮むけやカサカサ肌では、見た目の清潔感もダウン。肌の乾燥が気になる時、夜寝る前にボディクリームやミルクを肌に皮膜感が残るぐらいたっぷり塗ってみてください(ただし炎症が起こしている時は使用するアイテムに注意を)。翌朝の肌が見違えるはず!

 

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