紫外線の量が一気に多くなり、本格的にUVカットが必要な時季に突入!
みなさんの紫外線対策は万全ですか?
たとえば、「サングラスはUVカットができればなんでもOK」とか、「紫外線に負けない肌づくりのために、朝は柑橘系フルーツはマスト」なんて方も多いはず。だけど、それだとすでに紫外線の影響を受けている可能性も……!?
そこで、『Precious』6月号より、うっかり間違えやすい紫外線対策の盲点4つをご紹介します。
■「サングラス」は、UVカットできればなんでもOK?
近年になって続々と発売されているのが、ブルーライトや近赤外線など、新たな有害光線対策のコスメ。有害光線は、白目を黄ばませ白内障を悪化させる可能性も。そこで、サングラスの出番というわけです。
サングラス選びのポイントは、以下の4つ。
(1)シミができやすい頬骨とこめかみ近くまで隠れるようレンズが大きいこと。
(2)隙間から光線が入り込みにくいよう、上のフレームが眉と重なり、顔に沿う適度なカーブを描いていること。
(3)瞳孔の開きを抑えるためレンズの色が濃すぎないこと。
(4)UVカット効果があるレンズであること。
ズレ防止にツルを調整し、鼻あてにストッパーを付ければ、さらに完璧です。
■美白のため朝食は「柑橘系フルーツ」! これ正解?
レモンやオレンジなどの柑橘類、きゅうり、シソ、パセリなどに含まれる“ソラレン”という物質には、メラニンを増やす性質があることが指摘されています。
特に柑橘類では皮に多く含まれており、皮を素手でむくとプチプチと汁が手につきますよね。これが、手のシミの原因のひとつになるという説も!
果汁をとると約2時間で体内での量がピークになります。そこから消えるまで約7時間もかかるとか。「ソラレンをとったからシミが増えた」という直接的なデータはないようですが、朝食の柑橘系フルーツなどは避けたほうが無難かも?
■帽子vs日傘。どちらのほうが紫外線対策に好ましい?
正解からいえば「日傘」です。なぜなら隠せる部分が大きいから。頭や顔だけでなく肩やデコルテまで、照り返し以外の有害光線をしっかりカバーすることができます。
買うときは「UVカット率」とその他の光線も含んだ「遮光率」を必ずチェックすること。99~100%のものから選ぶようにしましょう。
また、熱を遮る機能が高い「遮熱率」も高いほうを選ぶこと。その分ちょっと重くなるのは否めませんが、美白のためと我慢を。そして、平たい“皿形”よりも深めの“壷形”のほうを選ぶことも忘れずに。
■夏になると気のせいか抜け毛が……原因は紫外線?
抜け毛が増えたといっても少しなら、気にする必要はなし。夏はもともと生え替わりの季節なんです。とはいえ、夏の有害光線の影響で頭皮が弱っている可能性も。
気になるなら、日傘を持ち歩いて太陽光を浴びない、UVカット機能がある育毛美容液を使うようにしましょう。
ただし、毎日バスルームにかなりの量の抜け毛がたまるようなら、専門のクリニックで血液検査を。体そのものが疲れて頭皮に影響が出ているのかもしれません。深刻度合いに応じ、最適な対策をとることをおすすめします。
せっかくの努力を無駄にしないためにも、紫外線対策の正しい知識を身につけたいもの。これで、絶対後悔しない夏を過ごせるはず!(さとうのりこ)
『Precious』2016年6月号(小学館)
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