残業問題や女性の管理職問題など、政府でも「働き方改革」を進める中、これから社会へと飛び立っていく学生たちは、仕事についてどう思っているのか調査しました。
株式会社テクノプロ・コンストラクションが全国の学生（大学生、短大生、専門学校生）2000人に、「就職活動に関する調査」を実施。果たしてイマドキ学生は、どんな仕事観を持っているのでしょうか？
■残業や急雨日出勤に関する意識
＜残業や休日出勤を敬遠しない働き方（早期の成長や高収入や独立を目指して）＞
「したいと思う」14％
「進んでしたいとは思わないが、してもいいと思う」61.7％
「全くしたいと思わない」24.4％
＜残業や休日出勤は極力しない働き方＞
「したいと思う」58.4％
「進んでしたいとは思わないが、してもいいと思う」35.5％
「全くしたいと思わない」6.2％
つまりは、早く成長することや高収入を目指して無理をするより、残業や休日出勤は極力しない働き方をしたいと考えているよう。今の時代「仕事が人生」なんて考える人あまりいませんもんね。ではこれは「向上心の欠如」なのでしょうか？
■（将来）管理職として働くことについてどう思う？
「したいと思う」22.6％
「選んでしたいとは思わないが、してもいいと思う」56.8％
「全くしたいと思わない」20.7％
「したいと思う」と「選んでしたいとは思わないが、してもいいと思う」を合計すると、「管理職についてもいい」と思ってる学生は約8割になりました。向上心がないということではなさそう。男女差で見てみると、やはり女性の方が管理職への積極度は低下傾向に。ではどんな働き方が理想なのでしょうか？
■働き方に関する意識
＜在宅勤務など、出社しない働き方（テレワーク）＞
「したいと思う」32.6％
「選んでしたいとは思わないが、してもいいと思う」51.8％
「全くしたいと思わない」15.7％
在宅勤務など、出社しない「テレワーク」という働き方を希望する学生は、「したいと思う」と「選んでしたいとは思わないが、してもいいと思う」を合わせると84.4％にも！ テレワークなら煩わしい人間関係も回避できるし、自分の好きな時間帯で働けそう。でも1日誰とも会わずに終わってしまうのは寂しいかも!?
＜正社員として働きながら、副業もする働き方＞
「したいと思う」30.2％
「選んでしたいとは思わないが、してもいいと思う」49.7％
「全くしたいと思わない」20.1％
こちらも約8割が「副業をしたい、してもいい」と思っているよう。基本、正社員がバイトをするのはNGですが、最近では副業を認める会社もありますよね。それに、SNSやネットの普及で簡単に副業ができてしまう時代。趣味で発信していたものが、いつの間にか仕事になっちゃった人もいると思います。なかなか副業の線引きも難しい時代になってきましたよね。
いかがでしたか？ イマドキの学生は、昔のような仕事一本！のような会社員ではなく、在宅や副業もアリな型にはまらな柔軟な働き方を望んでいるよう。「イマドキの若者は会社をすぐやめちゃう」なんて言われますが、意外にも管理職への意欲も高く、副業を望むほど働くことへの意識は高いことが分かりました。昔ながらのガチガチな仕事スタイルではなく、いろんな選択がある柔軟な仕事スタイルだといいのかもしれませんね。（あおいあん）
情報提供元：株式会社テクノプロ・コンストラクション
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