なぜかいつも忙しい。
あれもこれもしたいのに時間が足りない! そんな悩み、ありませんか?
『ココロの体力測定2017』(全国の男女14万人対象)により、ストレス度の高い女性に潜む「時間の使い方の癖」が明らかになりました。
▼時間がない理由は…男性「趣味」「仕事」、女性は?
まず「時間が足りない原因」について、男女別の回答を見てみます。
●「時間がない」状況を作っていることTOP20
【女性】
1位 子どもの世話(58.8%)
2位 家事をする(56.3%)
3位 毎日の献立を考えること(38.5%)
4位 ネットをダラダラ使う(37.4%)
5位 TV・動画視聴のながら見(36.2%)
【男性】
1位 趣味を行っている(30.6%)
2位 子どもの世話(26.7%)
3位 家事をする(25.2%)
4位 職場の残業が多い(23.1%)
5位 ネットをダラダラ使う(22.8%)
女性の1位は「子どもの世話」。男性でも2位にランクインしているものの、割合は女性58.8%に対し男性26.7%と半分以下にとどまっています。また、女性に多かった回答が「毎日の献立を考えること」で、約4割にも及びました。
20位までの結果を見ると、全体的に女性は「家事・育児や家族のこと」、男性は「趣味・仕事」で時間がなくなると感じる傾向があるようです。
▼高ストレス女性は「時間の使い方」が下手?
また、同じ女性でも、ストレス度の高い人と低い人がいます。いったい何が違うのでしょうか? 時間の使い方の傾向を、ストレスレベル別に探っていきましょう。
●時間の使い方の傾向(癖)
【高ストレス女性】
1位 他人に頼むのが苦手(62.6%)
2位 TVや動画視聴で、時間を使ってしまう(57.3%)
3位 ダラダラとネットを見てしまう(51.9%)
4位 掃除を始めると気になるところが出てきてどんどん範囲が広がってしまう(50.8%)
5位 10分休憩するつもりがいつのまにか雑談で30分経っている時がある(48.9%)
【低ストレス女性】
1位 予定を詰め込まない(53.5%)
2位 物を探さないように整理整頓を心がけている(47.8%)
3位 帰る時間を決めている(47.0%)
4位 一日の中で、休息を計画的に取り入れている(44.9%)
5位 仕事の順番はこなせる順で行う(42.7%)
高ストレス女性の2位~4位は、いずれも「時間の使い方にルールがないか、あっても破ってしまう」傾向が現れています。一方低ストレス女性には「決めている」「取り入れている」などのキーワードが多く見られ、ある程度計画を立てて自分で時間を管理している様子がうかがえます。
さらに、高ストレス女性が他の層に比べて高い傾向を示した「時間の使い方」を見てみると、こんな風になりました。
●高ストレス女性がより時間を使ってしまうこと
【低ストレス女性と比べて多かったもの】
・集中力が落ちてきてもだらだらと続けてしまう
・オンとオフの切り替えが下手
・服選びに毎日時間がかかる
・頼まれごとを〆切のギリギリまでやらない
・ダラダラとネットを見てしまう
【高ストレス男性と比べて多かったもの】
・服選びに毎日時間がかかる
・10分休憩するつもりがいつのまにか雑談で30分経っている時がある
・本を読み始めると終わりまで読んでしまう
・掃除を始めると気になるところが出てきてどんどん範囲が広がってしまう
・自分が決めた範囲まで終わらせないと気が済まない
低ストレスの女性に比べ、高ストレス女性には計画性のなさや休息下手な様子が目立ちます。そして同じ高ストレスでも男性と比べると、時間管理意識の甘さや「やめた方が良いのについ続けてしまう」傾向が強いことが分かりました。
これを踏まえて、時間がないストレスを緩和するためには次のようなポイントを実践していくのがおすすめです。
▼時間を上手に使って、「時間がない」ストレスをなくすポイント4つ
◆(1)「終わりの時間」を決めて守る
ネットでもTV視聴でも、始めるときには必ず終わりの時間を決めましょう。「何時まで」または「何分間まで」と決めたら、自分との約束を守ります。スマホのアラームを使って「ついやりすぎ」を防ぎましょう。
◆(2)適度に休憩を挟む
休憩時間は、作業に必須のタスクとして意識的に設けましょう。忙しくても1時間に1回は作業から離れ、ストレッチなどをして手と頭を休めると良いですよ。
◆(3)事前に準備する
服選びは前日の夜に終わらせておくなど、事前準備をすることで当日のタスクがスッキリし、時間管理がぐっとスムーズになります。
◆(4)できる仕事からどんどんやる
「〆切がずっと先だから」と先延ばしにしてしまうと、ギリギリになってつらい思いをしますよね。いま手が空いているなら、〆切が遠い仕事でも、できるところからどんどん手をつけていきましょう。
以上4つのポイントに気をつけることで、「なんだか分からないけどいつも時間がない」というような状況を回避し、ストレスを和らげることができます。あなたもぜひ、低ストレス女性になりましょう!(豊島オリカ)
情報提供元:オフラボ
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