節分の「豆まき」で投げる豆って、大豆?落花生?
2月3日、節分です。
なんとなく世間では「恵方巻を食べる日」という印象が強まってきている気がしますが、編集部が男女298名に調査したところ、「節分と言えば豆まき」と答えた方が72%、「節分と言えば恵方巻」と答えた方が28%と、意外と「豆まき」派も根強いようです。
さて、この「節分に投げる豆」ですが、大きく分けて全国で2種類あることはご存じでしょうか。
ひとつは「大豆」派。
そしてもうひとつは「落花生」派。
それぞれの派閥(?)は、そもそももうひとつの派閥があることさえ知らないこの「大豆VS落花生」論争。いったいどちらが多いのか、男女286名に調査しました。
Q.節分の「豆まき」で、どちらの豆を投げますか?
大豆 72%
落花生 24%
それ以外 2%
投げたことがない 2%
(有効回答:286票)
大豆の圧勝です。
個人的な話で恐縮ですが、私は宮城&山形出身の両親のもとで、秋田・福島・宮城で育ってきたという純度100%の東北育ちなので、上京してきてから数年「そもそも節分に大豆を投げる文化圏があることを知らない」という感じなのですが、世の中は圧倒的に大豆を投げているようです。
落花生を投げるメリット
ここで落花生を投げることがいかにいいかプレゼンさせていただくと、
- 大きいので、転がって行きすぎず掃除が楽
- 殻に入っているので、投げて、拾って、豆の殻を剥いてすぐ食べることができる
- シンプルにおいしい
という3点があります。皆さんも是非今年は落花生を投げてみてください。
地域別に見ると…?
ちなみに以前の調査によると、
北海道・東北→圧倒的に落花生派
関東→ほぼ大豆派
中部→北陸は落花生派、それ以外は大豆派
近畿→ほぼ大豆派
中国・四国→大豆派
九州→宮崎・鹿児島は落花生派、その他は大豆派多し
という結果が出ています。
寒い地方で落花生が多いのかと思いきや、突然九州に現れる落花生派。
落花生の収穫量は?
そこで日本落花生協会の都道府県別生産統計を見てみると、落花生の収穫量は
1位 千葉県(圧倒的)
2位 茨城県
3位 神奈川県
4位 鹿児島県
5位 栃木県
6位 宮崎県・長崎県
という順になっているようです。
(なんで収穫量圧倒的1位の千葉県で、節分に落花生を投げる文化がないんだろう……という疑問は置いておいて)九州では生産量がそこそこ多いために投げる傾向にあるのでしょうか。
それにしても、そもそも「節分で豆を投げたことがない」人が2%とはかなり少ない。家の行事はもちろん、幼稚園や学校行事でも行われがちなので経験したことがある人多数なのもうなずけます。
美味しい恵方巻を食べて、豆を投げて! 今年の無病息災を祈りましょう♪(後藤香織)