【本日節分】恵方巻きの「恵方」って誰が決めるの?【今年は西南西】

恵方巻きの「恵方」って誰が決めるの?


2020年の節分は2月3日です。
以前は節分といえば「鬼は外、福は内」と言いながら豆をまくイベントでしたが、そこにプラスして、その年の恵方を向きながら静かに恵方巻を食べる……というのもすっかり定着していますよね。
今年の恵方は「西南西」。

恵方西南西

……ですが、この「恵方」っていったい誰が決めているのか知っていますか?
本日はそんな「恵方」について、1分で学んでみましょう。

デジタル大辞泉(小学館)によると、「恵方」とはこのような意味を持ちます。

「その年の十干によって定められる、最もよいとされる方角。その方向に歳徳神がいるとされる。吉方」

というわけで、よく「十干十二支」とくっつけて呼ばれる、その年の「十干」によって「恵方」はすでに決まっているのです。(おそらくどこかで耳にしたことがあるだろう「ひのえうまの年」などの「ひのえ」が「十干」です)その「十干」によって定められている恵方の一覧がコチラ。

【甲(きのえ)】恵方:寅卯の間、甲の方位(およそ東北東)、下1桁が4の年
【乙(きのと)】恵方:申酉の間、庚の方位(およそ西南西)、下1桁が5の年
【丙(ひのえ)】恵方:巳午の間、丙の方位(およそ南南東)、下1桁が6の年
【丁(ひのと)】恵方:亥子の間、壬の方位(およそ北北西)、下1桁が7の年
【戊(つちのえ)】恵方:巳午の間、丙の方位(およそ南南東)、下1桁が8の年
【己(つちのと)】恵方:寅卯の間、甲の方位(およそ東北東)、下1桁が9の年
【庚(かのえ)】恵方:申酉の間、庚の方位(およそ西南西)、下1桁が0の年
【辛(かのと)】恵方:巳午の間、丙の方位(およそ南南東)、下1桁が1の年
【壬(みずのえ)】恵方:亥子の間、壬の方位(およそ北北西)、下1桁が2の年
【癸(みずのと)】恵方:巳午の間、丙の方位(およそ南南東)、下1桁が3の年

 

これを見ていて気づくことはありませんか?
そう、毎年「南南東」やら「北北西」やら、どうして恵方はめんどくさい方角が多いんだろう、わかりやすく「南」とか、そうでなくても「北西」とか、もう少しわかりやすい方角になる年はないのかな……と思いきや、恵方となる方角は4種類しか存在しないのです。(知ってましたか?)

恵方が西南西となる:西暦の下1桁が0、5
恵方が南南東となる:西暦の下1桁が1、3、6、8
恵方が北北西となる:西暦の下1桁が2、7
恵方が東北東となる:西暦の下1桁が4、9

しかも南南東率がぶっちぎりで高い。
「神社などが毎年決めているのかな?」と思いきや、このように年によって恵方はわかるもの。2020年は西南西、2021年は南南東、2022年は北北西……ということが完全に定められています。

意外と知らなかった……という方も多いのではないでしょうか? 学校や職場などで是非話題に出してみてくださいね♪(後藤香織)

 

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