比嘉愛未、ミムラ、佐々木希、「心の傷」を語る【インタビュー】

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(c)2016「カノン」製作委員会

WI 映画の中で、秘密が判明しますが、家族に対して秘密はありますか?

比嘉 秘密……。自分の秘密はないんですよね。隠せないタイプなんで。ただ、自分の姉妹が「実はこうだった」って最近聞いて驚愕しました。普通に妹が霊感があることをつい最近知ったんです。「小さいころから見えていたよ」って。「それ今!」って。深くなく普通の感じに言われて。姉妹なのに。「あれ? 言っていなかった?」って感じで。

ミムラ (笑いながら)楽しい妹さんだね。でも自分が気が付いてないだけで、姉妹からしてみたら(隠しているな!)思うことがあるのかもしれないですよね。私も家族の誰とは言えないんですが、ある秘密を知って驚愕したことがあります。たぶん本人は誰にも知られてないと思っているので、そのことについて話すこともできない。ビックリした。「こんな近くにいるのに知らんかった」って。

比嘉 でも、家族ほどね。

ミムラ そう。“分かっている”っていう思い込みがね。いま言いながら動揺しているよ(笑)。

比嘉 わかりましたよ。まだ動揺しているって(笑)。

 

WI 佐々木さんはいかがですか?

佐々木 私も隠せないタイプです。隠せなくって、自分から全部言っちゃう。(比嘉さん、ミムラさんが大きくうなずく)

ミムラ この作品を見ていると「家族だからとか近いからってジャンル分けをしないで、その人を知ろうよ」っていうのもある気がします。

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(c)2016「カノン」製作委員会

WI では、最後に代表して比嘉さんにメッセージをお願いします。

比嘉 3人姉妹も母も同じなんですが、男性・女性、年齢などとらわれずに、誰かが演じる“役柄の思い”が自分の心にリンクする・共感してもらえるエッセンスがいろいろなところにちりばめられているので、引っかかってもらえたらうれしいと思います。とてもディープで切ないシーンもあるんですが、暗いだけではなく“未来を見据えて、未来に向かって歩みだせるパワー”になればいいな。と思って作ったので、そこが作品にも出ていると思います。とくに最後のピアノのシーンは吹き替えなして私たちが頑張ってやったので、そこが一番見逃さず見ていただきたいです。

 

たしかに映画で扱っているものはディープですが、インタビュー中はとにかく「明るい!」笑いいっぱい。そして本当に3人が昔からの知り合いのように自然と目の前に座っているのが印象的でした。また、家族の秘密で比嘉さんの妹さんの「霊感」のときは、ふたりが「エー!」と言いながら、実際は長く3人で「何? 何?」と聞き入っている姿は、その瞬間は仕事を忘れて、女子会のように。3週間で絆という時間を過ごしたようです。

子供のころの傷やあの時の母の思いを探索する映画『カノン』は、角川シネマ新宿ほか絶賛上映中です。(平山正子)

公式ホームページ: http://kanon-movie.com

 

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