猛暑のせいでしょうか……普段ならやりすごす小さなことでもイラッとしてしまいます……。
電車の扉が開いたのに、なぜよけないの? 傘を横にして持ったら、後ろの人に当たるでしょ!? カフェの冷房、効きすぎ! と、私、そうやって一日がすぎております。
こんな人間じゃダメだと言い聞かせているのですが、猛暑のせいでしょうか、もはや習慣的に“イラッ”としてしまうのです。だけど友だちに話してみれば、意外とみんな同じことを思っていたりして、それを知ったときには少しだけイライラが緩和されるわけであります。
さて、イライラついでに、Woman Insight編集部では、仕事中の「音」に関する“イラッと”瞬間を調査してみました。
(ああ、できることなら耳をふさいで仕事したい)
Q.他人が発する「音」で一番イラッとするのは次のうちどれですか?
(ツイッターで調査/151票)
【4位】 キーボードを打つ音(9%)
【3位】 電話の話し声(13%)
「キーボードを打つ音」と「電話の話し声」が、他の2つと比べて圧倒的に票が少なかったのは、“仕事をする上で必要不可欠な作業だから”でしょう。当然です。むしろ、職場からパソコンと電話が消えてしまっては仕事になりません。ただ……いるんですよ、たまに。
「まるでそれが“キメ技”かというぐらい、エンターキーに力を込めてパソコンを打つ男性がいる。ターン!ターン!と続くとけっこうストレス」(30代女性)
「きっとパソコンにもよると思うのですが、長い爪でカチャカチャと打つキーボードの音って意外と気になる」(40代女性)
「普段からやたらと声が大きい人っていません? 仲良くしている取引先の方と電話で話していると、話が弾むせいか、いつも以上に声が大きくなってうるさいんです」(20代女性)
でも、ほとんどの場合が、パソコンと電話に関する音は「仕事で欠かせない音」として認識されているので、これはごくまれなパターンです。
【2位】 飲食をする音(38%)
以前の記事で、仕事中、おやつを食べることで眠気が減り、物事に集中するためいいパフォーマンスが発揮できるという調査結果がありました。他人様に迷惑をかけないものであれば、それは会社にとってもよい効果です。が、こんな場合は周囲がちょっと迷惑してしまいます。
「美人と評判の先輩ですが、ペットボトルの飲み物を飲むときの音が“ごっくんごっくん”と大きくて、つい横目で見てしまう」(30代女性)
「コンビニで新しいお菓子が出ると必ず買って、私にもわけてくれる先輩。だけど無意識なのか食べ出すと止まらないみたいで、食べ終わるまで封を開ける音、食べる音が延々続きます……」(20代女性)
そもそも、デスク食べが許されており、かつニオイなどが迷惑にならない食べ物であればいいですが、そうでない場合は、職場のデスクで飲食をするということは、「音」&「ニオイ」のダブルパンチ。ちなみに、音が出る食べ方は男女限らず嫌がられる行為なので、お気をつけて。
【1位】 ボールペン等のノック音(40%)
いちばん票を集めたのは、「ボールペン等のノック音」でした。無意識にカチカチ鳴らし続ける人、いますよね……。
「会社の上司と会議をすると、毎回もれなくカチカチ音もついてくるので、誕生日にねじり式のボールペンをプレゼントしようかと思うほど」(20代女性)
考え事をしているときに無意識で始まったその音が耳をとらえた瞬間から、その音はいつ止むのだ、いや今すぐ止んでくれと、会議そっちのけで音の主に念を送ったりして。
他に聞いてみると、ノック音以外にも、「ボールペンを指で回して机に落とすを繰り返す音」にも、イラッとする方がいらっしゃいました。回すなら机に落とさず回し続けるか、紙を敷いて落ちたときの音をできるだけ吸収できる準備をしてからにしてほしいものですね。
と、要するに「仕事に不要な音」が、周囲への“イラッと”を助長させているようです。猛暑続きというだけでストレスなのですが、要らぬ音で、ストレスを増やさないよう、私も十分に気をつけていきたいと思います。(石井有秩)
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