中村アン、家族をもつ人を見て「いいな」って思ってきました【インタビュー前編】

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世界中に大ブームを起こした映画『ファインディング・ニモ』の大冒険から1年後。ニモの大親友・忘れんぼうのドリーを主人公に、ドリーが家族を探して“人間の世界”へ飛び込んでいく、映画『ファインディング・ドリー』が7月16日(土)より全国ロードショーされます。

Woman Insightでは、泳ぐのが苦手なジンベエザメの女の子デスティニーの日本語吹替版キャスト、中村アンさんにインタビューを行い、初めて挑戦した声優についてや映画にちなんだ質問などに答えていただきました。インタビューは前編と後編の2回に分けてお届けします。まず前編では、本作の見どころや初挑戦となった声優について、そして中村さんにとって家族とは?をお届けします。

 

Woman Insight(以下、WI) 「ファインディング・ドリー」の見どころを教えてください。

中村アン(以下、中村) 今回はドリーが海から人間の世界の水族館に行ってその施設でハンクとかデスティニーたちに出会うんです。映画の中で海の世界と人間の世界が描かれるのはポイントですよね。それと、ドリーは、「ドリーとニモとマーリンは家族」と思っていて、そのドリーが「本当の家族に会うということは、ニモたちとお別れすることになっちゃうのかな?」というちょっと切ない部分もあったり、色んなことを感じられる映画です。

 

WI 本作が声優初挑戦でしたが、いかがでしたか?

中村 いつもテレビで見ていて「声優ってきっと難しいだろうな」って思っていたんですが、やはり難しかったです(笑)。でもディズニー/ピクサー作品は大好きですし、キャラクターも可愛くって、とにかくデスティニーは“明るくって前向き”な性格なのでそこにマッチするように、全力で思い切りやらせていただきました。

 

WI デスティニーの声を作るという作業はいかがでしたか?

中村 デスティニーはいろんな声を出すのですが、「クジラ語」で話すときに裏声を出すのが難しかったです。ドリー(室井滋さん)の声を聞きながら、ドリーとデスティニーは友達という設定なので楽しく演じました。「クジラ語」には本当に苦労して、歩いているときなど普段から口を縦にして発声するように意識していました。あと自分が思っているよりも“高いところから出す”って感じなんですよ。