冬のお疲れ肌よ、さようなら!春夏の肌を決める、回復クレンジング&マッサージ術

美容成分を肌に送りながら、やさしくかつしっかりとメイクを落とすことができるのが、クレンジングクリーム。そのメリットを生かしつつ、さらに肌の代謝をあげ、冬に機能が鈍ってしまった肌を一気に回復するための秘策があるのです。

ひとつはクレンジングの際にマッサージを行うこと。何しろ上質のクレンジングクリームは肌に摩擦を与えない配慮から、なめらかなテクスチャーを採用しています。それがクッションの役目をはたしてくれるので、マッサージにも適役なのです。代謝がアップして肌が温まると汚れが奥から浮きあがる、美容成分の浸透はよりスムーズになる、という好循環も。

もうひとつの秘策は、拭き取り。汚れとともにクリームを一気に洗い流すほうが簡単ではあるけれど、ぬるま湯を含ませたコットンで拭き取る方法を選ぶのは、肌に美容成分と潤いを押し込めるのが狙い。拭くことで余分な角質が取れ、温感作用で肌はふっくらと復活します。

『Precious』3月号では、「代謝をあげて美肌を育てる、技ありクレンジング術」と題し、クレンジングクリームを使ったクレンジング術と、大事な1分マッサージをご紹介。冬に負けない肌を育てるべく、しっかりと覚えましょう!

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◆クレンジング編

【ポイント1】綿棒を利用してメイクを絡めとる
クリームはクレンジング力が高いので、ポイントメイクも落とせます。肌当たりのやさしい太めの綿棒にクレンジングクリームをとり、まつげの下にコットンを敷いたら、上から挟むように綿棒で絡めとるようにアイラインやマスカラを落としましょう。

【ポイント2】適量よりも多めに使う
たとえば適量がアーモンド大だとしたら、その1.5倍は使いたいところ。マッサージを兼ねたクレンジング法なので、手と肌の間でクッションとなるだけの量が必要なのです。

【ポイント3】ぬるま湯を含ませたコットンで拭き取る
大判のコットン2枚にぬるま湯を含ませたら、それを両手に持ち、左右同時に拭き取っていきます。圧をかけすぎて肌を引っ張らないように注意しましょう。目周りのデリケートゾーンは片方のコットンで軽く押さえながら、もう片方でそっと拭き取ります。

【ポイント4】クリームを足して小鼻や生え際をケア
肌が乾ききっているとマッサージの間にクリームが吸収されてしまうので、途中で補給が必要です。特に汚れが残りやすい小鼻や生え際を重点的にケアしましょう。

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◆マッサージ編
毎日続けたい1分マッサージ。【1】から【4】までのステップを押さえましょう!

【1】小鼻脇からこめかみに向かって小さな円を描きながらマッサージしましょう。口角からこめかみにかけても同様に。

【2】あごの中心からフェイスラインを通り、耳の下へ、くるくると小さな円を描きながら上昇。ファンデーションが残りやすい、あご下、首との境目も忘れないようにしましょう。

【3】眉間から髪の生え際へ向かってすり上げるようにマッサージしたら、次に額の中心からこめかみへ小さな円を描きましょう。

【4】耳下から鎖骨へとすり下ろすように手を動かし、マッサージで動いた老廃物を鎖骨のリンパへと流していきます。

 

以上のクレンジングとマッサージで、冬の厳しさに疲れ切ってしまった肌を、自らうるおう強い肌に回復させましょう! 春夏の肌を決めるのは、今からの丁寧なケアです。(鈴木 梢)

『Precious』2015年3月号表紙(『Precious』2015年3月号)

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