「髪型でイメチェン」に成功する人・失敗する人の違いは?
もうすぐ春。進学、就職、引っ越しなど、環境がガラリと変わるという方が多い季節。
自分の環境が変わる、というわけではないけれど、何かと新しい出会いが多いから、どうせなら今よりキレイになりたい……という人も多いはず。
というわけで「イメチェンしたい!!」と考える人も多い季節なのではないでしょうか?
そこで今回はイメチェンに成功する人と失敗する人の違いを美容師さんに聞いてきました。
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新生活でのタイミングでイメチェンをしたことはある?
Woman Insight編集部が20~30代男女にアンケートを取ってみたところ、実際に新生活のタイミングで「イメチェンしてみたことがある」という方は約半数。
しかし。多くの方が
- 「高校卒業の翌日、とにかく髪を明るくしたくてほぼ金髪にして失敗」
- 「イギリスの男の子のようなグリングリンに憧れて初めてパーマをかけたら、たちの悪い天パにしか見えなかった」
など、何かしら失敗をしている……ということがわかりました。
どういう場合に失敗しやすいのでしょうか。そして、どうすれば成功するのでしょうか。実際に美容師さんたちにうかがってみました。
イメチェン失敗する人にありがちなこと
編集部が美容師さんたちにアンケートを取ったところ、共通していたのは……。
「ほとんどの人は、いきなりの無謀なイメチェンはおすすめしません」
といった意見。
- 「特に大学進学のタイミングで、いきなり金髪にする、いきなり強めのパーマをかける……など、ガラリと印象を変えたい、と要望してくる方がいます。が、たいていの場合“本人も周囲も見慣れない”または“普段着ている服と髪が合わず浮いてしまう”ことが多く、やっぱり戻したい……とすぐに申し出てくる、というパターンがかなりあります」
いわゆる原宿系やギャル系など、派手な髪型のほうが似合うというパターンもありますが、そうではない場合は、せめて「いきなり」ではなく「何回かに分けて、段階的」に変えていく、ことをおすすめします。
イメチェンする上で知っておくべきこと
「誰でも100%正解」な髪型はありません。
さらにイメチェンで失敗した人にありがちなことが「雑誌に載っていてかわいかったから、それをそのまましてもらったら、なんか違った」。
- 「特に最近、がっつり短い前髪や、長めボブのいわゆる『ロブ』が人気で、お願いされることが多いです。ただ、カラーやパーマならある程度やり直しがききますが、『髪を切る』と、どうしても数か月は元に戻すことができません。カットをともなうイメチェンの場合は、その場の勢いではなく、しっかり考えることをおすすめします。切ったあとに“あれ、こんなはずじゃ……”という表情をされる方も結構いらっしゃるので……」
- 「確かにトレンドのヘアカラーはあります。今年ならピンクやブルー、そしてその中間のパープルカラーは人気です。ただ、目の色や肌の色など、さまざまな要因が合わさって、あまり似合わない人がいるのも事実です」
などなど、さまざまな声があがりました。
雑誌やネットで見た、その「かわいい」は、「その人にとってのかわいい」であり、「あなたにとってのかわいい」とは限りません。そこをまずしっかり認識しましょう。
そして、お客さんがイメチェンを希望した場合、似合わないと判断した時点で違う髪型をおすすめする美容師さんもいますし、ひとまず言われた通り施術する美容師さんもいます。ご注意を……。
イメチェンを成功させるには?
では、どうすればイメチェン成功できるのでしょうか?
絶対やるべきこと
まず、美容師さんと「どのくらいのイメージチェンジをするか」を明確に共有する。
とにかくイメチェンしたい、という願望が先行し、「短くしたい」「前髪が欲しい」「明るくしたい」「暗くして落ち着かせたい」など、ざっくり伝えると、「切りすぎ」「明るすぎ」「逆に暗すぎ」など、「確かにそう言ったんだけど、そうじゃないんだよ!」と、不幸な事態が起きがちです。身に覚えありませんか?
せっかくイメチェンするんですから、自分の中でテンションが上がらないと意味がありません!
まず、自分の中でしっかりとイメージを固めていきましょう。基本中の基本と思いきや、意外とできていない人が多いそうです。
とはいえ「変わりたいイメージがはっきりしている人」もいれば「なんとなくイメチェンしたいけど、どうすればいいかわからない人」もいると思いますので、タイプ別にするべきことをご紹介します。
変わりたいイメージがはっきりしている方
たとえば「前髪を切って若返りたい」「こんな感じの色にしたい」と、したいことが決まっている人は、それを頭の中だけで考えるのではなく、自分が描いているイメージに近い画像や切り抜きを探しましょう。
できれば写真も1枚ではなく、複数枚あると、「ここからここの範囲なんだな」とわかりますし、さらに「この系統が好きなら、これじゃなくてこっちのほうがさらに似合うのでは?」提案することもでき、より思い描いたイメージに近づけやすくなります。
参考までに、2016年春夏人気のヘアスタイルは「短め前髪」「かきあげ前髪」「切りっぱなしヘア」「軽さを出したウルフ」などがありますが、「トレンドや人気=自分に似合う」とは限りません。いくら「旬」であっても、自分に似合って、イメチェン前よりも素敵な自分にならなければ、意味なし!
特にこだわりなく、“自分をよりよく見せられる、似合うスタイルに変えたい”方
例え長年のお付き合いがある美容師さんでも、「完全におまかせ」でイメチェン成功、というのは、なかなか難しいもの。
「特にこうしたいというこだわりはない」という人も、「これだけは嫌」というものはありませんか?
たとえば…
- 「明るくしたいけどここまで明るいと派手で嫌」
- 「前髪は切っても切らなくてもいいけど、これより短いのは嫌」
- 「面倒くさがりなので洗いっぱなしでもOKじゃないと嫌」
- 「正直こういう髪型の人はダサいと思う」
- 「スーツを着る機会が多いので、スーツに似合わない髪型はダメ」
などなど、考えてみると、実は自分の中に隠れていたこだわりがあるはずです。
その「嫌」を思いつく限りリストアップし、それ以外ならおまかせ、という感じで伝えてみると、美容師さんが経験を総結集して、自分では思いつかなかったイメチェンができそうです。
【まとめ】
さて、髪をイメチェンしたら、次にチャレンジしたいのは、ファッションでのイメチェン。同じ人でも服次第で、印象はまったく変わるものです。
次回は「ファッションでイメチェンしたいとき、やるべきこと編」をご紹介します!(後藤香織)
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