シャンプー前にトリートメント!?美髪が即、復活!とウワサの「リバースケア」とは

美髪が即、復活!とウワサの「リバースケア」とは

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(C)Shutterstock

毎日なんとなくケアしているだけじゃ、髪の乾燥は進む一方! では、ルーティンを変えてみたら……? そう、いつもの手順を逆にするだけで、しっとり髪を取り戻せるんです。一体どういうこと? と思ったあなた! 早速そのやり方をご紹介していきます。

 

リバースケアとは

「リバースケア」とは、トリートメント→シャンプーという、通常とは逆の手順で行うヘアケアのこと。先に髪に油分を与えることで洗髪時の傷みを防ぐ。「毛先まで潤ってまとまる」と実践者が急増中なんです! しかも「リバースケア」用アイテムも続々登場しています。

 

シャンプー前にトリートメントを仕込む

「シャンプー前にトリートメントを塗布しておくと、油分で髪の摩擦を防ぐだけでなく、整髪剤などの汚れも浮き立たせて落としやすくなります。特にオイルトリートメントは乾いた髪にも浸透しやすく、必要な成分を髪の内部までしっかり入れ込むことができます」とアドバイスをくれたのは、美髪アドバイザーの田村マナさん。

毛先がパサパサ、毛が細い、くせ毛、絡みやすい……などなど髪の悩みをお持ちの方にも、ぜひ実践していただきたいテクニックです。

 


リバースケアの完全プロセス

『美的』3月号から、田村マナさん直伝の「リバースケア」完全プロセスをご紹介します。

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【1】ブラッシング

髪の絡まりや、付着している汚れをあらかじめ取り除いておくことで、後につけるオイルがスムースに浸透。ブラシは豚毛など目の細かいものを使うのがベスト。最後に頭皮も軽くブラッシングしましょう。

<ポイント>

髪の生え際から頭頂部に向けて、放射線状にとかす。毛穴の汚れを浮かし出し、マッサージ効果により固くなった頭皮の血行を促進します。

 

【2】オイルをつける

手のひらにオイルを数滴垂らして広げ、乾いた髪にそのままもみ込むようにつけていきます。毛先を中心に、特にゴワつきや乾燥が気になる場合は全体につけましょう。乾いたタオルを巻き、浸透するまで10~20分置きます。

<田村さん愛用>

・大島椿 40ml ¥1,100

椿の種子から絞った天然成分100%のヘアオイル。のびが良く、髪の表面を保護してしっとりなめらかにします。

 

【3】トリートメントを重ねる

オイルをたっぷり含んだ髪をそのままシャンプーすると、濃厚な油分を落とし切れずにベタつきが残る場合も。トリートメントを重ねることでオイルのテクスチャーを緩ませると同時に、指通りもスムースになります。

<ポイント>

時間がないときはオイルを使わず、髪を充分にぬらしてからトリートメントをもみ込んでください。これだけでも髪の摩擦防止には効果アリ!

 

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【4】軽く洗い流す

シャンプー時の髪の摩擦や絡まりを防ぐには、完全に油分を落とし切るのではなく、ある程度髪にヌルつきが残るくらいがベスト。38~40℃のお湯で、頭皮に指を通しながらシャワーで軽く洗い流す。

<ポイント>

髪1本1本に水分を含ませるようなイメージで、2~3分かけてしっかりと洗い流すとより髪が傷みにくくなります。

 

【5】シャンプーする

シャンプーをよく泡立てて髪にのせ、下から上へ向かって指を動かしながら洗う。フロント、サイド、バックとすべてのパーツをまんべんなく洗ったら、頭皮にベタつきが残らないようにしっかりすすぎましょう。

<ポイント>

指をジグザグに動かしてマッサージしながら洗うとすっきりします。髪の乾燥やダメージが気にならない人は、ここで終了してもOK。

 

【6】トリートメントをする

シャンプーの後にもトリートメント(【3】と同じものを使用)をして、より深部まで補修&髪のコンディションを整える。5分程おいてからぬるま湯ですすげば、ツヤツヤでしなやかな美髪が復活!

<ポイント>

トリートメントをつけて時間をおく際、蒸しタオルで髪を包んでおきましょう。成分がさらに浸透しやすくなり、仕上がりに大きな差が!

 


【まとめ】

「専用アイテムを使えばより効果的ですが、手持ちのアウトバス用ヘアオイルやコンディショナーでも手軽にできます」と田村さん。難しそうと躊躇せず実践することで、翌日のスタイリングが楽になったり、天使の輪が復活したり、目に見えて違いが出てくるはずです。ぜひお試しあれ。(鈴木 梢)

『美的』2016年3月号表紙

『美的』2016年3月号(小学館)