■ 瑕疵担保(読み方:かしたんぽ)
→瑕疵(かし)とは、要するに欠陥のこと。瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)、という表現で不動産の契約書によく登場します。これはたとえば家を借りたとき、一般人では簡単にはわからない欠陥(瑕疵)が発覚した場合、家を貸したオーナーなどはそのことに対して責任を負ったり、賠償をする必要がありますよという意味です。
■ 賦課(読み方:ふか)
→賦課(ふか)とは、税金などを割り当てて負担させること。最近では年金の仕組みなどの文章でよく登場する単語です。たとえば日本の年金システムは、賦課方式です。現在の年金受給者の方々が受け取っているお金は、まさに今現役世代が支払っているお金を集めて分配している状態なのです。このような割り当てて払ってもらうお金を、賦課といいます。
■ 遵守(読み方:じゅんしゅ)
⇒ ついつい、「そんしゅ」と読んでしまいがちなこの言葉。法令や決まりをきちんと守ることを指します。法令遵守、といった使い方でビジネスの場でもよく登場します。ちなみに最近よく取り上げられる「コンプライアンス」という単語は、特に企業活動において法令遵守しながら業務を遂行することを指します。
読めない漢字、意外とあるものですね。私のまわりでは「流鏑馬」と「蝸牛」を読めない人が多かったです。「流鏑馬」は「じゃじゃうま」や「りゅうちんうま」など、なんだかかわいらしい読み間違いが多く、「蝸牛」は「カキ」や「ハエ」など二文字の生物が多かったです。(答えは少し下にあります)
いい歳して言葉を間違えたり知らないのは少し恥ずかしい。読めない漢字や分からない言葉はすぐ調べるクセをつけたいですね。(みつ子)
流鏑馬……やぶさめ 蝸牛……かたつむり
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