WI 他に思い出に残っていることは？
もえ 反響が大きかったのはD-UPのすっぴんCMですかね。
WI あれは印象的でした！ すっぴんが全国で流れる……ということで、何か準備などされましたか？
もえ ……実はあれ、前日ぐらいに「すっぴんだよ」と聞いたんですよね（笑）。入りのときからカメラがつくらしいよ、と聞いて。
WI え、そうなんですか！？ 驚きませんか！？
もえ モデルっていつもすっぴんで行ってメイクをしていただくので、すっぴんは普段から見られているので、実はさほど抵抗もなく（笑）。でも全国の方にすっぴんを見られる……という機会はなかなかないので、もっと素肌を大事にしよう、と思いましたね。
WI さて、残りひとつ自分のニュースを挙げるとすればなんでしょうか！？
もえ あとは、短編小説を1年にわたって連載した、というのは自分の中で強いですね。最初は周りの人の職業を書いていたのですが、途中から、「全然違う職業の人を書いてみよう」と思い立って。自分で電話して知り合いをたどっていって、最後に「助産師さんの話を書こう、と思ったときは、助産院を自分で調べて取材依頼をしました。
WI もえさん直々にですか！？
もえ そうです。なにぶん産んだことがないので（笑）、ネットで「助産院 東京」と調べて出てきたところに電話をしたり、「この度は突然のお便り失礼します……」と、メールを出して取材依頼しました（笑）。実際お話を聞かせていただくとすごく面白いですし、深みも変わってきます。LGBTの回のときも、一線で活躍している方の話をうかがって、すごく感動しました。でも実際小説を書くときに「これこう書いていいのかな……」と躊躇した部分があって、ふわっと書いてしまったら、ちょっと違う……とご指摘をいただきまして。だから来年単行本になるまでに直したいな……。
WI 絵に小説に……とさまざま活躍していますが、最後にモデルの仕事についてはどうでしょうか？
もえ 「これを見せないと」とか「このシチュエーションだったらこれかな」とか、型にはめて頭で考えがちだったのを、心でいけるようになりましたね。自分で見て「この写真いいな」と思うモデルさんって、やっぱり心から笑っていたり、髪や服がぐちゃっとなっていても楽しそうだな、と思う写真。原点に戻って、そういう写真が撮れたらいいな、と思います。
さて、次回は最終回。今年は『AneCan』専属モデル陣が続々と結婚＆出産を発表した……というわけで、気になる結婚についてもうかがってみました！ 明日の更新をお楽しみに。（後藤香織）
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