まず初めに、働くうえで大切にしていること、目的について、各世代の考え方をチェックしてみましょう。
◆仕事を通じて「社会を良くすることに貢献したい」人◆
20代 23.6%
30代 20.1%
40代 20.5%
◆仕事を通じて「会社の成長・発展に貢献したい」人◆
20代 11.6%
30代 14.3%
40代 19.6%
そこから見えてきたのが、『20代は社会のために、30~40代は会社のために働いている』ということ。30代・40代に比べ、20代は仕事を通じて「社会を良くすること」を思っている人が多く、一方、30代・40代は「会社の成長・発展に貢献する」と考えている人が多いことがわかりました。
ではこの「ゆとり世代」=「ワーキングピュア世代」は、どんな目的をもって働いているのでしょう。
●仕事で大切にしていること(20代回答)●
目の前の業務をきちんとこなす 64.0%
同じミスを繰り返さない 48.0%
期日をきちんと守る 37.3%
報連相(報告・連絡・相談)を徹底する 35.6%
情報収集を怠らない 23.1%
期待値をこえること 16.4%
当事者意識を持つこと 11.6%
その他 0.4%
大切にしていることは何もない 12.9%
「仕事をするうえで大切にしていること」を尋ねてみると、最も多かったのは「目の前の業務をこなす」で64%。次いで「同じミスを繰り返さない」という人が約半数と判明。
つまり与えられた仕事をきちんとこなし、社会に役に立ちたいと考える人が多いことがわかります。
しかし一方で、「期待値をこえる」など、相手が求める以上の成果を出したいと考える人が少ないことも明らかに。約9割の人が何かしら「大切にすること」をもって働いているようですが、「自ら何かをしたい!」という野望を持って働いている人は1~2割と少ないようです。