■結婚をして「得たもの」と「失ったもの」、どちらが多いですか？
“「得たものが多い」が81％だった男性”と比べると、女性の場合、「失ったものが多い」という回答があったため、「得たものが多い」と「どちらとも言えない」のどちらも、男性よりも割合が低い結果となりました。とはいえ、やはり78％と、多くの女性が結婚で得たものは多いと答えています。
そして「結婚で得たもの」（複数回答）が何かを聞いてみたところ、以下のようになりました。
■結婚で何を得ましたか？
1位の「安心感」、2位の「愛」、3位の「人間関係」までは、男性と同じ結果。ただし、「安心感」と「愛」がほぼ僅差だった男性と比べると、女性のほうは少し差が出てしまったようです。さらに、「お金」の割合も男性よりも多いのが特徴。また、その他の内訳は、「経験」「家族」「生きてる満足感」「相手の趣味の共有」「都市部の生活」「借金」などが挙がっていました。
特筆すべきは、「得た“いちばんのもの”」に対する回答です。男性が「家族」や「子ども」を挙げている方がほとんどであった一方、女性の意見はかなり細分化していました。
＜結婚で「得たいちばんのもの」＞
●結婚は努力して、ふたりで作り上げていくものであるという学びを得ました。（36歳・自営業）
●いままで経験できなかった経験。とくに出産や育児によって、自分も成長することができました。そして自分以外の命を預かる責任ももてるようになりました。（36歳・主婦）
●「この人がいる」という安心感は変えがたいものでした。あとは、自分の趣味以外のことを知って、案外そこからハマったりと視野が広がりました。（40歳・会社員）
●中途半端な田舎での暮らしだったため、つきあっているときは旦那含め、趣味のつながりの友人たちに会うため、2時間近くかかっていたのが、都市部まで20分の位置に移り住んだので楽になった。（35歳・自営業）
●全面的に応援したり相談に乗ってくれる相手がいるということで、何か新しいことに挑戦するときなど、前に進むことがしやすくなった。私が相談すると、どうしたらそれを実現することができるか、を具体的に今の私の状況も考えてアドバイスをくれる。そして、ダメなときはしっかりと理由とともに諭してくれるので、アドバイスがすっと入ってくる。（32歳・化粧品会社）
「子ども」や「家族」という意見ももちろんありましたが、アンケートにご協力いただた女性の多くが働いていることもあってか、感情的な変化よりも、物質的な変化を挙げる方が目立ったような気がします。ところで、こんなご意見も。
●自分のいちばん好きな人が自分以外の人と交際しない、というのが法律で保証されたこと。（25歳・会社員）
この回答で、旦那さんと過去に“女性問題”で何かあったことがうかがえるようです……。
ちなみに、結婚で「失った“いちばんのもの”」も聞いています。男性と同じく、回答のほとんどが「自由な時間」でしたが、“罪悪感”という言葉に、幸せなはずの結婚や出産が、逆に働く場では苦労をしているという女性の現状を垣間見た瞬間でした。
●自由な時間。特に子供ができると、友だちと会うのにも、自由に仕事をするのにも罪悪感をともない、いろいろ窮屈になる。（33歳・会社員）
●共働きだからという理由もあるが、子どもができると友達と遊ぶ時間がない。（38歳・会社員）
得たものがあるから、失うものもある……。そして、失ってから得たものの大きさや大切さに気づくときも。
●財布は別、お互い放任主義だったので、失ったものは思いつきませんが、その放置がいけなかったのか、結果、家庭を失いました（笑）。バツイチです。（40歳・会社員）
「産後クライシス」なんて言葉もありますが、、世の中には、“出産”を経験することで考えが大きく変わる方もいるようです。そういった意味でも、「安心感」や「愛」を得た裏に、男性よりも違った物の見方、より深い考えが生まれるのかもしれませんね。（さとうのりこ）
★男性編はコチラ→ 既婚男性がぶっちゃけ！結婚で「得たもの」「失ったもの」とは？
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